日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医として、一人一人の状況にあった
診療・説明・治療を行っていきます。
その中でもアトピー性皮膚炎・じんましん・にきび等は日本皮膚科学会からガイドラインが作成され
医療機関での差が出ないように治療方針が書かれています。
当院ではそれを参考にしながら、それぞれの患者さんの状況・ニーズに応えながら診療を進めます。
アトピー性皮膚炎では基本的にステロイドを使いますが(ガイドラインにも明記されています)、
その効果・副作用を理解した上でのことです。どうしてもステロイドを使いたくない人は事前に言ってもらえれば
相談させていただきます。
美容的治療(しみとりレーザーやピーリング、美容的脱毛)は行っていません。
(ハイドロキノンやトレチノイン外用剤によるしみなどの色素改善加療のものを用意しています。)
検査:真菌検査-------カビを調べる検査で、皮膚の角質(アカやふけの部分)をピンセットでとり
顕微鏡で調べます。5〜10分でカビがいるかどうか分かります。
水虫もカビの一種なのでこの検査ですぐに分かります。水虫と思っていても
違う病気のこともあります。きっちり検査してみましょう。
:細菌検査-------皮膚の表面にいる細菌を調べます。皮膚から浸出液やうみが出ている場合
その部分を綿棒で軽くこすります。5〜7日で結果がでます。最近は抗生物質
が効きにくい細菌(MRSA)もはやっています。きちんと検査して治療
しましょう。
:病理検査-------できもの(腫瘍)が良性か悪性かを判断するときに主に行います。皮膚を
局所麻酔してから少し(約3〜4mm)切除して、1〜2針縫合します。
約15分ぐらいでおわります。こわくありませんが、場所的にできものが
出血しやすいようなところにあると、総合病院に紹介させていただくことも
あります。
:ダーモスコピー---拡大鏡で腫瘍(できもの・ほくろ)を拡大して観察します。病理検査をしない
までもある程度良性か悪性かを判断できます。(100%ではありません)
:紫外線治療装置-紫外線の一部分の光を取りだし、体に直接当てて皮膚疾患を治療する。
アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬・白斑などに効果があります
UVAとUVBが1回に全身の4分の1照射できます。
1回の治療時間は全身の場合5分×4回=20分ぐらいです