第6回 弘前・白神アップルマラソン大会
我々が今治シティマラソンで雨と戦っていた同じ日に、偶然にも青森のピッグ増田選手はフルマラソンに出ていて、その参戦記が届きました。
(石材店)「今年は活躍が少ないと思っていたら、ここへきて頑張ってますねえ」
(幹事長)「彼の底力を見る思いです」
2008年10月5日(日)、第6回弘前・白神アップルマラソン大会が開催されました。
青森赴任2年目にして、ついにフルマラソンに挑戦いたしました。今回の弘前白神アップルマラソンは月刊ランナーズの優良レース人気投票100選にも選ばれている素敵なコースで、津軽富士と呼ばれる秀峰“岩木山”の眺望や、ちょうど収穫時期にあたり赤く色づくりんご並木、岩木川沿いを走るアップダウンの少ない快適コースです。
申し込み期限ギリギリの当日夜までウジウジと迷いながらもエントリーを済ませ、およそ1ヶ月間の練習を経て本番に挑みました。
スタート直前に並ばなくて良い便所を探しに奔走した結果、スタート地点至近の消防署の1F玄関横の便所がエアーポケットのように空いていてラッキーでした。仮設でなく綺麗な便所で並ばず後ろからプレッシャーも無く心穏やかに準備完了でした。
9時スタート10分前にスタート地点に並んでいると、“全盲ランナー”応援団と横断幕を掲げた方が、口笛で「鉄腕アトム」を見事に演奏?されました。緊張感が漂うスタート会場がにわかに和み、ランナーの皆さんから拍手喝さいでした。興がのったのか、続いてさらにもう一曲「巨人の星」も披露してくれました。
いよいよ9時スタート。スタート直後は下り坂でウォームアップ無しでも、自然にスピードが上がり丁度よいペースにもっていけました。沿道には地元の方々の声援、子供達から頑張れ〜!と声をかけてもらい、とてもいい気分です。予定では往路は1時間50分、復路に2時間10分でなんとか4時間切りを目指すものでした。
市街地を抜け、アップルロードに入り赤く実ったリンゴが実に美味しそう。岩木山は山頂付近に雲がかかっていましたが、とても美しい山です。まさに津軽の方々にとっては故郷の山なのでしょう。
15km頃にとてもよいペースで走る女性2人組がおりました。アミノバリューのオレンジの派手なランシャツでキメた妙齢と思しき方々で大塚製薬の関係者?と邪推しながらも、一見して非常に余裕があり、友達二人で話をしながらもペース配分を考えた走りをしておりました。また良く鍛えた女性ランナー特有のとっても綺麗な後姿で思わずウットリでした。残念ながら走行中は前から振り返って覗き込むと、かなり嫌がられるので大人しくペースに引っ張ってもらいました。しかし楽しい思いも束の間で、給水地点で水を飲んでいる間にあっという間に置いていかれました。その後、ガッカリしてペースがガタ落ちになったのは言うまでもありません。
そうこうしているうちに折り返し点で1時間58分。この分では、とても4時間切りなんて無理!と思っっていた矢先、フルマラソンに見合った練習量が無かったことの馬脚を現し、あれよ、あれよ、とペースはドンドン下降、歩幅も摺り足状態となり、疲労が一気にきました。足に乳酸が溜まっているのが良くわかる感じです。全然ダメ!手も痺れてきたりして血が巡ってないのが自覚できます。街角にキリスト教の標語「神の国は近づいた。」なんてポスターが貼ってあると、ヤバイ、本当に近づいているかもしれん、無理はやめて歩くべき所は歩こうなんて考え、4時間切りはサッパリと諦めて、死んだらいかん!と安易に妥協しました。
復路の25km付近で私設ボランティアエイド「チーム○○ファイヤーフライ」の方々が超豪華なPKO活動をしてくれました。新米で炊いたオムスビ、アンパン、バナナ、氷砂糖、黒飴、水、コーラ等等、さらに爆風スランプ「ランナー」をBGMにしてくれて心遣いがとっても有難かったです。ランナーの気持ちが良く理解された今まででも最高と思われるエイドでした。
他にも津軽三味線の演奏や地元中学生が給水、スポンジを配ってくれたり、バナナ、氷砂糖の接待がありました。黒糖や氷砂糖は半分、歩いているような人間にとっては結構、糖分の補給に良かったです。
そんなこんなで4時間33分でやっとのゴール。完走賞には、お約束の完熟リンゴをもらいました。100%リンゴジュースも配ってくれており、泣ける味!本当に旨かったことは言うまでもありません。
ゴール地点
(幹事長)「4時間33分だなんて、立派なもんだなあ」
(石材店)「練習がたった1ヵ月間ですからねえ」
(幹事長)「それも会社のランニングマシーンでちょこちょこ走っただけなんよ。いくら毎日走ったとは言え」
やはりピッグの力は侮れないなあ。
また参戦記を待ってるから、頑張ってね〜!
〜おしまい〜
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