■ 今さら禁煙しても?? ■



さあ、今日も元気だタバコがうまい!!

しかし、いまの社会情勢です。健康だけじゃなく、これだけ喫煙場所が限られてきて、臭い臭いと忌み嫌われちゃあ、うまいタバコもまずいのではないでしょうか?きっと、誰もが一度や二度は禁煙を考えたことがあるでしょう。

ボクも仕事柄、タバコを吸うのを止めた方がいい人には禁煙を積極的に勧めます。もちろん、人によったらタバコを吸っても90歳、100歳と長生きしてる人も実際いますよね。それでは、どういう人がタバコを吸うと良くないのでしょうか?それは次の3つのどれかに当てはまる人です。


1)冬場になると痰を伴う咳が出る人・・・・これは「慢性気管支炎」です。数年以上吸っている喫煙者のおよそ20%くらいの人に現れます。どのような人がなるか分ってませんが、そういう人はタバコを止めるべきです。幸いなことに気付いてそこで止めれば2,3年で治ります。

2)胸のレントゲン写真やCT検査で「肺気腫」になっていると診断された人・・・・即刻タバコは止めるべきです。そのまま吸い続けると、将来日常生活で酸素吸入が必要になります。それは大変苦しいものです。タバコを10年以上吸っている人の1割、20年以上吸ってる人の3割程度に見られます。怖いことに、禁煙してももう元の肺には戻りません。

3)癌の家系の人・・・・タバコは喉頭癌、肺癌になる率を10〜20倍高くします。しかし、これは運ですから、本人が納得しているのであればしかたのないことです。それでは、タバコを止めてどれくらいしたら癌になる率は下がるのでしょうか?答えは10年です。禁煙して10年すれば肺癌になる確率はタバコを全く吸わない人と同じにまで下がるという統計が出ています。

 言いかえれば、上の3つに該当しない人にはボクはそんなに禁煙は勧めません。だって、他人の嗜好品にまで口をはさむ権利はボクにはないですからね。