■ 医学用語紹介 ☆ パート1(出血編) ☆ ■


全身をめぐる血液。ふだんは血管という管の中に入ってるから見えないけど、その血管がケガや病気で破れるとボクらの目にするところとなりますね。
鼻から出たら「鼻血」、尿が赤かったら「血尿」、青あざは「皮下出血」なんかはわかりやすいけど、時には理解しにくい専門用語があります。
例えば、、、、

吐血 ・・・ これは胃や十二指腸から出たもので胃潰瘍(胃がん)、十二指腸潰瘍なんかが原因。嘔吐とともに出てきて、黒っぽい血の中に食べ物のカスが混じっており胃酸のニオイがプンプンするのが特徴。

喀血 ・・・ 気管支や肺からの出血です。肺がん、結核、気管支拡張症以外にもいろんな原因があります。咳とともに真っ赤な血が出てくるのが特徴。

血痰 ・・・ 「喀血」と似てますが、血の量が少なく、痰に混じってる程度。でも要注意!

下血 ・・・ 肛門から出た出血。消化管や痔からの出血。便に血が付いている場合は「血便」というのが正しい。

タール便 ・・・ 「下血」に似ているが、上部消化管(胃・十二指腸・小腸)からの出血のため、大腸を通って肛門から出てくるときには、黒っぽいタール状なっているのでこの名がついた。

もし、君が不幸にもこういう状況になった場合は、救急病院を受診する必要があります。病院で正しい用語を使って症状を説明したら医者や看護婦から喜ばれる事受け合い o(^o^)oワォ!