最近、アレルギー体質の人やアレルギー病の人が増えてきましたね〜。20年程前には気管支喘息は人口の1%って言ってたのに、この頃は3%って書いてますよ。
アレルギーが増えた原因に環境汚染をあげる人が多いようですけど、ホントの原因はそうじゃないんですよ。
人の体にはTリンパ球って細胞があります。Tリンパ球はエイズに感染してやられちゃう細胞ですよね。
TH0リンパ球 → TH1リンパ球
→ TH2リンパ球上の図のようにTリンパ球のもと、TH0(ゼロ)細胞は、TH1リンパ球かTH2リンパ球のどちらかに分化(変化)するんですね。TH1細胞は寄生虫や結核などのバイ菌をやっつけてくれる細胞。エイズ患者はこれがやられるからいろんな感染をおこしやすくなってしまうんですよ。それに対して、TH2細胞の方はアレルギーを引き起こす細胞です。
さてさて、太平洋戦争の後くらいまでの日本の環境はとっても汚くて、バイ菌がはびこっていましたよね。だからTH1細胞が活躍しなくちゃならないんで、TH0細胞のほとんどはTH1細胞の方に分化していたんです。ところが、この頃の日本はきれいになって寄生虫や結核みたいな病気は極端に減ったじゃないですか。だから、TH1細胞が必要なくなって、TH0細胞のほとんどはTH2細胞に分化するようになっちゃったんです。っつうことで、ぞろぞろ増えたTH2細胞がアレルギーをしっかり起こすようになってしまったんですね。
きれいになったらアレルギーが増える。世の中うまくいなかいものです。
ところで、あなたはどっちの世の中が好きですか?