池作り

作ろう



ブロックを築いて飼育池を作りましょう。
穴を掘って鉄筋を組んで配管をしてコンクリートを流し込み、ブロックを積み、セメントを塗り、
防水剤を塗り、ペンキを塗り出来上がった池に水を張り、濾材を入れ、循環ポンプを回せば完了です。
書けば簡単ですが濾過槽の広さや濾材の選定、水流やエァレーション、水量とポンプ性能、配管の大きさ
や本数など愛好家一人一人に拘りがあります。自作する事で改善個所が沢山浮かんでくるし、他人の池を見る
機会があればヒントになる事もいっぱいあります。
まずご自分で設計して見ましょう。その池を作る過程で色々な障壁が出てきますが・・・何よりも、自作池で
自慢の鯉達が、気持ちよく泳ぎ回る姿を見るのは大きな喜びとなる事でしょう。






私が自作した総水量5トンの飼育池をご紹介します。

濾過槽は2槽に分かれていて、池から来た水は沈殿槽に吹き上がります。その上部にはマット濾材と流行のエコ
ブロックを入れてあり通過した水が次の濾過槽に流れます。
ここには、ロール濾材とカキガラがぶら下げてあります。水中殺菌灯をくぐった水が揚げ循環ポンプ(タカラTP50H)
によって池へ戻されます。排水溝が高いのでロールの入った濾過槽は浅く作りました。ごくシンプルな構造です。
マット濾材で荒いゴミを取って沈殿させますからロールはあまり汚れません。
濾材の清掃は、沈殿槽のポン抜きは毎日1回、マット濾材は約1ヶ月に1回、ロール濾材は2ヶ月に1回、ロールと
マットは清掃の間隔を離して行なう。

濾過槽の水量は、一般的な総水量の28%です。
ポンプの性能は総水量を1時間で廻す程度です。
池底に丸い小石を敷いているのでプラスアルファーを期待しています。





濾材の比較
濾材名用途効果・備考
マット(ビニロックフィルター)荒いゴミとり良く取れるが目詰まりさせない為に同間隔で清掃する事がポイント
ロール細かいゴミ取り良く取れるし清掃が簡単だが清掃を怠ると相当に重くなる。
丸い小石生物濾過使い方次第では効果は大きいが排水と一緒に流されない工夫が必要
                    


 
水質調整剤の比較
品名用途効果・備考
カキガラPH調整酸性になると自然に溶け出してPH7.5に自動調節
海へ行けばタダで拾える
ヘドロが溜まり易いので設置方法を工夫する
サンゴ砂カキガラと同じPH調整ヘドロも溜まらず便利だがすこし高い
ゼオライトアンモニア等を吸着する
土壌改良
吸着容量には限りがあるので、再生するか使い捨てて入れ替える必要がある
                    





池の特徴
長所短所
庭池錦鯉が美観に調和水漏れし易い
ブロック池管理がし易い
鯉の仕上がりが良い
深くて危険
鯉が飛び出し易い
仮設ブルーシート池安価で大水量の池が作れる
ブルーシートは3年間は使用可
地面を掘らずに作るので朝と昼の水温差が大きい
キャンパス池簡単に作れて撤収も早いシートの価格と耐久性を考えたら常設するには不向き




















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