PIC16F88(18ピン)を使った「秋月電子通商で販売している電波時計のLED表示ユニット」
●概要
秋月電子通商にて、トライステート社の電波時計(Ver1)を購入しましたが、それに接続し時刻をLED表示させるための物です。
同キットは、販売後すぐに購入しましたが、動作確認をした程度で、ケースに入れたり実際に使うことはありませんでした。
その主な理由は次のとおりです。
@電波の入りが悪く、窓際に置く必要がある。
A表示が暗くて見にくい(バックライト付きに交換したが)。
以上の理由から、前々から表示部だけを別ユニットにできないかと思っていました。
その後、私の声が聞こえたかのように、本体と表示部が分離できるようになったVer2が発売され、ました。が、
それでも暗闇で遠方からみれるようにするためには、どうしてもLED化が必要だったわけです。
日付データの取得はRS232Cを使います。正式にはMAX232などのRS232Cに準拠したレベル変換ICが必要です。
これなら、相当遠方にも通信できると思います。
しかし、考えたのは、1台の本体で、複数台の表示ユニットを接続したくなりました。
そのためには正規のレベル変換ICを使用できません(使用できる方法もあるかも知れませんが)。
同じPIC(プログラム)で、どちらでも機能選択できるようにしてあります。
●お送りする部品リスト
部品名 |
型式等 |
数量 |
PIC |
16F88 |
1個 |
D-sub9ピンオスコネクタ |
− |
1個 |
D-sub9ピンオス−メスケーブル |
約2m |
1個 |
抵抗 |
1kΩ |
4本 |
コンデンサ |
100uF |
1本 |
コンデンサ |
1000uF |
1本 |
モニタ用LED |
赤色 |
1本 |
下記写真の7セグメントLEDを使うと6桁が密着しすぎて見にくいです。お好みのカソードコモンLEDをお探し下さい。
(写真の3桁LED(C-533SR)で良ければ2個500円でセットいたします。)
●仕様
・約10秒毎に時刻を取得します。
・時刻の取得は"TIME"コマンドによります。初期Ver1は"STIM"コマンドに対応していないためです。
・従って最大1秒程度のずれが生じる場合があります。
・時刻の取得を行ってから次の時刻の取得までは、精度の低いPICの内部クロックでカウントします。時刻の取得の失敗が長時間繰り返されると電波時計本体と表示ユニットの時間が徐々にずれてしまいます。
・電源は、本体から取得することも可能です(コンデンサ及び、ジャンパが必要)。
・12時制・24時制の切替が可能です。
・本体に抵抗を追加することによって複数台の表示ユニットを接続することができます(テストしたのは2台までです。)。
・動作確認を行ったのは、私の持っているVer1です。後のVer2でも使えると思いますが、保証はできません。
★仕様変更対応の範囲
・仕様変更はありません
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ほこりをかぶった電波時計
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電波時計と表示部(電波が弱く、受信不可になっている)
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表示部(オレンジ色に見えますが、実際は赤色でありもっと明るく感じます。)
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回路図
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