車のルームライトの減光回路


●概要
 車のルームライトをドア連動にしているとき、ドアを閉めた後に急に暗くなるのではなく、 徐々に暗くなるようにするための物です。
 ワンチップマイコンとMOS-FETを組み合わせ、PWM制御することによって高効率に コントロールすることができます。
 わざわざ高価なマイコンを利用した最大の理由は、徐々に暗くなり方が、無段階ではなく、 意図的に段階的にするためです。 というのも、段階的に暗くなるのを見ると、いかにも複雑な回路が搭載されていると想像させるからです。
 無段階の物で良いなら、これではなく、ネット上にも紹介記事を見かけますのでご自分で製作してください(簡単なアナログ部品で実現容易です)。
 また、当初は完成品を出品する予定でしたが、時間的都合によって部品のみの供給とさせていただきました。

●お送りする部品リスト
部品名 型式等 数量
PIC 12F675または代用品 1個
MOS-FET Id=20A程度の物 1個
フォトカプラ TLP797(または代用品) 1個
ツェナーダイオード (6V程度) 1個
スイッチングダイオード 1N4148など 1個
抵抗 4.7,6.8kΩ 各1個
コンデンサ 100uF 1個
  PICテスト回路にセットしてテストした後に出荷致します。

●搭載可能な車種
・当方はプロではありませんので、車種をお伝え頂いても適合するかどうかの判断は出来ません。
・所有する3台の車(全て国産T社製)では使えることは確認していますが、それ以外の車では使えるかどうか分かりません。
・搭載したい車がどのような配線になっているかを調べて、ご自分で判断をお願いいたします(下記の接続図をご覧頂き、ルームライトカバーの中が点線内のようになっていたら使えると思います)。
・接続したけど使えなかったというクレームはお断りいたします。
・製作ミス、接続ミスなどで壊れたり、ヒューズが切れる等のクレームはお受けできません。
・私(素人)設計の回路なので、すみませんが、寿命については保証できませんし、万一他の機器に悪影響を与えたとしても保証できません(7月に自分の車2台に取り付けてからトラブルは無いです)。

  ☆明らかに搭載不可能な車種
   ・+アース車である
   ・ルームライトが電球、LED以外である
   ・バッテリ電圧が12Vでない


●仕様について
・MOS-FETの最大電流は20A程度以上の物を使用していますが、ルームライトのコントロールを前提に 製作しているため、配線、放熱の問題で大電流は流さないようにお願いいたします。
・明るさの段階は15ステップです。
・暗くなり始めてから、完全に消灯するまでの時間はおよそ2秒(または5秒を選択)です。
・点灯開始時もごく短時間ですがソフトONします。
・待機時の消費電流は1mA弱です。
・接続図、回路図は公開いたしますが、マイコンのプログラムは公開いたしませんし、プロテクトをかけさせていただいております。
・PWM制御を行っているため、若干ですが、電球のフィラメントから音が発生する場合があります。
・改良などの理由で、回路の抵抗値などを変更する場合があります。


接続図及び回路図



完成品サンプル(ハンダで直づけし、エポキシ樹脂で固めています)



お送りするパーツのリスト