RS232C(シリアルポート)に接続する汎用入力、汎用出力用インターフェイス
(8チャンネルアナログ入力、8ビットデジタル入力、14ビットデジタル出力)


●概要
 パソコンの汎用I/Oインターフェイスを実現するためのものです。 PIC(ワンチップマイコン)を利用して、アナログ入力8チャンネル、デジタル入力8ビット、デジタル出力14ビットを有しています。 パソコンにはRS-232C(シリアル)ポートを通して通信を行います。アナログ入力のAD変換は10ビットであり、10ビット値をそのまま返します。
 温度センサー、気圧センサー、加速度センサーなどを接続することによってパソコンでのデータの収集や、SSR等を接続し、様々な機器の制御に応用が可能です。
 40ピンのPICとRS232C(MAX232互換)ドライバを使ってとても簡単な構成にしています。
 また、RS232Cとの接続にMAX232を省略した簡易インターフェイスにも対応します(正、負論理の切替ができます)。

●なぜUSBではなくRS232Cなのか?
 最近のPCではRS232Cインターフェイスを持たないものもあり、相当古い規格であることは分かっています。できることならUSB対応型を作りたかったのですが(別に作成済みです)、RS232Cにしたのにはいくつかの理由があります。
RS232Cなら、ドライバソフトも必要ないし、製作記事もたくさん見あたります。
もし、RS232Cポートを持たないPCをご使用の方は、「USB−シリアル変換ケーブル」等をご使用ください(すべての変換ケーブルが使用できるかどうかは分かりません)。


●お送りする部品リスト
部品名 型式等 数量
PIC 16F877A(※) 1個
ICソケット 40ピン 1個
セラロック(※) 4MHz等 1個
D-SUBコネクタ メス 1個
抵抗 10kΩ前後 1個
PIC16F877Aの代わりにPIC16F887の場合があります。この場合セラロックは接続不要ですので、セラロックはセットに含まれません。


●仕様
 ・RS-232Cの通信速度は9600bpsです。
 ・データサンプリング、制御出力の周期は使用条件に変化するかもしれません。最大で10回/秒程度とお考えください。
 ・電源をA/Dコンバータのレファレンスとして使っておりますので,安定(温度的にも)した5Vの電源が必要です。
 ・デジタル出力は、1ビット毎の制御のみです。複数のビットを同時に制御することはできません。
 ・PC側からのコマンドは'0'〜'7'、'a'〜'n'、'A'〜'N'、'z'、'Z'です。
  '0'〜'7':アナログチャンネル番号(0〜7)に対応したアナログ値をA/D変換し、0〜1023の範囲のテキストで返答します。
  'a'〜'n':該当するデジタル出力のポートをLレベルにします。変更したら'OK'を返答します。
  'A'〜'N':該当するデジタル出力のポートをHレベルにします。変更したら'OK'を返答します。
  'z'、'Z':デジタル入力の8ビットを10進数に変換し返答します。
 ・A/D変換の入力インピーダンスはオペアンプ等を利用し出来るだけ低いものを使用してください。時間応答は犠牲になりますが、0.1uF程度のコンデンサを使用することで比較的高インピーダンスでも使用可能です。
 ・PCからのコマンドの送出周期が短すぎると正常に動作しません。必要に応じて返答を確認して下さい。
 ・PICの6番ピンをVdd/GNDに接続することによって、パソコンとのデータ信号を論理反転できます。これによって、MAX232等のレベル変換ICを使わない簡易型インターフェイスを選択できます(下記回路図参考)。

●応用例
 ・温度などの長期計測
 ・アナログ値の監視
 ・照明等の制御

●通信ソフト
 通信ソフトは添付、公開いたしません。類似のこれを参考にして作成してください。

★仕様変更対応の範囲
 ・仕様変更はありません


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