リモコン操作可能な、2相ユニポーラ・ステッピングモータコントローラー リモコン操作可能な、2相ユニポーラ・ステッピングモータコントローラー


●概要
 「手軽にステッピングモーターを動かす、それもリモコンを使って」を目標に作成したものです。
それも、リモコン送信部は作らずに、不要になったテレビなどのリモコン等を使って、逆学習できる様にしたため、 大変簡単に組み上げることができます。
 簡単には、「逆学習リモコン」+「ステッピングモータコントローラ」を組み合わせた物です。
 また、操作はリモコン以外に、手元の基板上の押しボタンでも可能としています。
 1セットで2相モータを2台コントロールできます。 必要があれば複数セットを使ってさらに多いモータをコントロールすることができます。

●お送りする部品
部品名 型式等 数量
PIC PIC16F88(16F87, 16F1827の場合あり)
赤外線受光モジュール PL-IRM0101-3※
トランジスタアレイ TD62083
5V用3端子レギュレータ 78L05又は同等品
コンデンサ 47〜100μF程度
コンデンサ 0.1〜4.7μF程度
LED 赤・緑等
タクトスイッチ 不明(色不定)
抵抗 数10Ω程度
抵抗 10kΩ程度
※PL-IRM1261-C438または互換品の場合があります。
(注意)モータは付属しておりませんので、必要な方は別途お求めください。

●使用方法
 リモコンを使わない手元操作(基板上のスイッチによる操作)とリモコン操作があります。
 また、リモコン操作には、逆学習のための操作とリモコン制御操作があります。
 もし、手元操作のみが必要で、リモコン操作が不要な場合は、その部分は読み飛ばしてもかまいません。
 ○手元操作(基板上のスイッチによる操作)
  手元にあるSW1、SW2によってモータ1が、SW3、SW4によってモータが正逆回転します。
 ○逆学習のための操作(リモコン信号の記憶方法)
  リモコン制御操作をする前に、リモコン信号を記憶するための操作です。
  SW5はモータ1,SW6はモータ2を操作するための信号を記憶します。
  それぞれ、正転用、逆転用の2つを連続して記憶します。
  下記ではSW5を例に説明します。
  ・SW5を押すと、ステータスLEDが一瞬消えます。
  ・リモコン受光モジュールに向かってテレビなどのリモコンの例えば「音量+」を押します。
  ・正常に記憶できた場合、ステータスLEDが再び一瞬消えます。
  ・再び、リモコン受光モジュールに向かってテレビなどのリモコンの例えば「音量−」を押します。
  ・正常に記憶できた場合、ステータスLEDが再び一瞬消えます。
  ・以上で逆学習操作は終了です。
 ○リモコン制御操作
  上記の例では、リモコン受光モジュールに向かって「音量+」「音量−」を押すことによって、モータ1が正転、逆転します。
  押し続けることによって、回転が継続されます。

●仕様など
 ・ステッピングモータの励磁方式は1-2相です。
 ・同時に2個のモータを回すことは、場合によっては可能ですが、その動作については保証しません。1個ずつの操作のみ可能とします。
 ・他のリモコン信号などが多い環境では、きちんと動作しないことが有ります。
 ・仕組み上、リモコン操作は、手元操作に比べ若干レスポンスが悪いです。
 ・一部、使用に適さないリモコンがあるかもしれません。少なくとも、ボタンを押し続けることによって赤外線信号を出し続けるタイプのリモコンが必要です。
 ・ステップの早さはおおむね100ステップ/秒です。また、回転をはじめるときスロースタートします(常時一定回転はオプションとします。)。
 ・トランジスタアレイの定格をオーバーするようなら、適当なトランジスタ等に変更してください。

●応用例
 ブラインドの開閉



テスト回路の回路図(PICとトランジスタアレイの間の動作確認用LED8個はオプション)
赤外線受光モジュール部のコンデンサは0.1μF程度の物を使用する場合があります。


テスト回路(製作例、一部のパーツはご用意ください。)


テスト回路(製作例、一部のパーツはご用意ください。)


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