驚きのみかんパワー

今、みかんは健康食品として注目を浴びています!


◎「じょうのう膜」(果肉を包む皮)には、肥満防止効果
えひめ飲料(松山市安城寺町)と愛媛大学総合科学研究支援センターの共同開発によって、温州みかんや伊予柑のじょうのう膜には、摂取脂肪の吸収抑制と体内脂肪の分解作用があることが確認されています。
脂肪を分解する酵素に対するじょうのう膜の影響を測定した結果、膜の濃度が高くなるにつれ、脂肪の吸収が抑えられることが分かりました。また、じょうのう膜の脂肪分解作用を測定したところ、内臓脂肪の分解は皮下脂肪の2〜3倍の効 果があることが分かりました。 


◎「果肉」
には、ガンの予防効果   
温州みかんに多く含まれるβ(ベータ)−クリプトキサンチンには、ガンを抑制する作用のあることが分かっています。温州みかん1個には2mg程度のβ−クリプトキサンチンが含まれており、その量は輸入オレンジの約100倍にもなるそうです。
今、このβ−クリプトキサンチンの研究がさかんに行われており、骨粗しょう症やアルツハイマー病の予防にも有効であるという研究も報告されています。
 

◎「果汁」には、風邪の予防効果 
果汁に含まれるビタミンCには、風邪を予防する効果のあることはよく知られています。温州みかんの含有量は、他の果物に比べてビタミンCが決して多いとは言えません。しかし、他の果物が水洗いされたり、空気や熱にふれたりするとビタミンCが減少してしまうという欠点があるのに対して、柑橘類には1つ1つのじょうのう膜にしっかり包まれたまま口の中に運ばれているので、確実にビタミンCを摂取することができるのです。


◎「すじ」と「じょうのう膜」には、整腸効果
みかんの皮を剥いで、白い「すじ」をとっていませんか? 果肉だけを食べようとして、じょうのう膜をはき出したり指でつまみ出していませんか? 
実はこの白いすじとじょうのう膜には、食物繊維とヘスペリジンが多く含まれています。食物繊維には、腸の中で水分を調節してくれるはたらきがあります。また、ヘスペリジンには血管を丈夫にするはたらきやビタミンCとタッグを組んで血圧 が上昇することを抑制するはたらきがあります。


◎みかんの香りには、癒し効果
みかんの皮を剥ぐと、とってもいい香りがします。部屋や車の芳香剤に「柑橘系」が使われています。それは、みかんの香りには脳のはたらきを活発にしたり、ストレスを解消してくれるはたらきがあるのです。


◎みかんの皮を使ってミカン湯
約20個分の陰干ししたみかんの皮をガーゼか木綿の布に入れて浴槽に浮かべるとミカン湯が出来上がります。このミカン湯は、リモネンという精油成分が血行を促進して湯冷めしにくくなるだけでなく、ビタミンCで美肌効果もあるようです。



      「1日200gの果物を食べましょう」という運動が進められています。
           200gといえば、温州ミカン 2個分になります。


     毎日 みかんを 2個食べて あなたも健康人