○山口清吾師範の思い出

私には二つの大きな出会いが有ります。
一つは山口清吾師範(本部指導部師範 九段) 
一つは佐柳孝一師範(高知県支部長 八段)です。
開祖植芝盛平翁から直伝の二人の素晴らしい師範に、師事できました事幸運です。

山口清吾師範は、母校の明治大学生田合気道部師範として稽古して頂きました。
やさしく、謙虚な方でした。日本だけでなくヨーロッパでも伝説的師範です。
山口清吾師範はやさしく柔らかいも かみそりの様な切れ味鋭い合気道でした。
渋谷の蔵修館道場での腰投げは忘れられません。(板の間の道場であり、私自身は命がけの受身でした。同期の語り草です。)

「合気道は、吾の本領を発揮する事である。」(先輩から山口清吾師範の談と聞いています) 
私はこの言が好きなんです。
私が、大学3年の夏合宿であったと思います。山口清吾師範から「犬は一度負け犬になるとずっと負け犬です。
しかし人は負け犬にはなりません。奮起しましょう。」と言う内容のお話をお聞きしました。
学生時代(1979〜1983の4年間)に稽古して頂く師範の手を握る事は、大変うれしく光栄に感じたものです。
当時学生であり知り得なかった事も沢山ありますが、ヘビースモーカーであった事。低く響くお声を覚えています。
「何処からでも掛かって来なさい」と感じる武道家の空気を感じたものでした。
「誠は合気の本体」山口清吾師範の遺稿の言葉を噛み締めています。


○祝明治大学生田合気道部40周年

祝明治大学生田合気道部40周年 生田合気道部は1963年に発足しました。その当時、山口清吾師範は39歳である。
私(19期)の在学中においては、55〜59歳の時 お教え頂いている。1996/01/24入神される。(行年71歳)
明治大学生田合気道部の益々の発展と健闘を祈念します。


山口 合気道Web バーチャル山口道場 
故山口清吾師範の公式ページ。お子息の山口哲師範が主宰しています。

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