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合気道八幡浜一当流道場のメールマガジン 第35号 2005/12/17

タイトル 合気道 佐柳孝一師範語録 (マガジンID:0000103677)
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第35号目次
◆ 合気の道「武は愛なり」Vol.2 「修行は、神人合一を目標とするものなり」
◆ 合気の道道Vol.22「敵の無い境地、相手の無い世界」
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.13「手癖足癖・姿勢癖・呼吸癖」

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No.36
合気の道「武は愛なり」Vol.2 「修行は、神人合一を目標とするものなり」

「のり上げる祈りの中に我すみて国のみたてと神のさむはら」
「神習う道のしくみは惟神合気の道や伊都能売の神」
「日々に鍛えて磨きまたにごり雄叫びせんと八大力王」(道歌)

 「武道の根源は、神の愛---万有愛護の精神---である」と悟り得て、法悦の涙が
とめどなく頬を流れた。その時以来、私は、この地球全体が我が家、日月星辰はこ
とごとく我がものと感じるようになり、眼前の地位や、名誉や、財宝は勿論のこと、
強くなろうという執着も一切なくなった。
 「武道とは、腕力や凶器をふるって相手の人間を倒したり、兵器などで世界を破
壊に導くことではない。真の武道とは、宇宙の気をととのえ、世界の平和をまもり、
森羅万象を正しく生産し、まもり育てることである」と私は悟った。
  すなわち、「武道の鍛錬とは、森羅万象を正しく産み、まもり、育てる神の愛の
力を、我が心身の内で鍛錬することである」と私は悟った。
 「天地の心を以って我が心とし、万有愛護の精神を以って自己の使命を完遂する
ことこそ武の道であり、単なる武技はそれに至るべき道しるべに過ぎない」と言い
切っている。即ち武道を学び、苦心惨澹その真髄を感得した道主は、第一に精神的
指導理念の目標を打ちたて、第二に自己の学んだ技術を合気の“気の流れ”“気力”
“魂力”に帰納してそれに生命を与え、日本武道の持つ高度な精神面と優れた技術
面を人類永遠の社会に生かし得たのである。
  換言すれば、道主こそはこの合気について世の中にはっきりした道を指示し、目
標を与えた第一人者と言うべきであると思う。(合気道光和堂刊より)

開祖大先生語録は、「万有愛護の精神」で貫かれています。
また、佐柳孝一師範の伝える合気道も「万有愛護の精神」で貫かれています。
佐柳孝一師範は、
「一方で導いておいて一方で和す」「気持ちが良いから倒れるんです」
「相手が“気持ち良い”---と倒れてくれると楽しいですね」
「合気道の理念をしっかりと覚えてもらいますと本当に愉快です」
「合気道をやらないとね」
と合気の道「武は愛なり」を導いて下さいました。

“道とは「ふだんの心」である” 我々は、常に勇気と信念をもって正しく中道を
歩み言動を慎み我を捨てて、世人の敬愛を得るよう心がけよう
(信条より 伝佐柳孝一師範)
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/newpage6.htm
この「ふだんの心」とは「普段の心」であると気づきます。まさに『信条』です。
「普段の心」は道となっている。と読むことが出来ます。「ふだんの心」は敵の無
い境地、相手の無い世界である。「ふだんの心」は正勝吾勝の境地である。この様
に理解します。「ふだんの心」で導きます。“道とは「ふだんの心」である”から
「相手は“気持ち良い”---と倒れる」「相手は自然に倒れて行く」
「自分がふだんの気持ちになると相手も同じ気持ちとなる」
「---相手は気持ちが良いから倒れていく」この様に思います。
この『信条』は合気道精神そのものです。この『信条』を以って日常生活を楽しみ
たいものと思います。

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◆ 合気の道Vol.22「敵の無い境地、相手の無い世界」

即ち敵の無い境地、相手の無い世界、造物主が造られたこの地球上で何の争いを起
こす必要があろう。愛と和合の真心によって、中心に帰一し、美しい天国浄土の世
界をきづくことが、この道に与えられた使命であり生命である。そして、この使命
を達成するには、たゆまざる修練によって正勝吾勝の境地を自悟しなければならな
い。(開祖大先生語録)昔から訓話に「行修は不断であれ」というのがある。この
「不断」という文字は、日常のことを「ふだん」というのと同意義に解釈すべきで、
すなわち「行修はすべからく日常の生活行為であるべし」という意義にほかならず
であります。(中村天風語録)

“道とは「ふだんの心」である” 我々は、常に勇気と信念をもって正しく中道を
歩み言動を慎み我を捨てて、世人の敬愛を得るよう心がけよう
(信条より 伝佐柳孝一師範)
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/newpage6.htm
この「ふだんの心」とは「普段の心」であると気づきます。
「ふだんの心」は敵の無い境地、相手の無い世界である。「ふだんの心」は正勝吾
勝の境地である。この様に理解します。まさに『信条』です。
『万有愛護の精神』を「ふだんの心」に貫かれている如く練り上げたいものです。

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◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.13「手癖足癖・姿勢癖・呼吸癖」

◎手癖足癖---剣術の足捌きが身につくと良いですね。
・「体当たりが出来る様に」「槍が突ける様に」進む
・「円を描く」---円があるから流れに沿うて相手の心がついて来る。流れをつけ
る。(佐柳孝一師範語録)
◎姿勢癖---大きく呼吸出来る姿勢を保つ(堂々とした姿勢)
・「△法で進む」・「どうぞ」と導く
・「自分の身体を柔らかく使う」(佐柳孝一師範語録) 
◎呼吸癖---「ハア−と息を出す時+の気を出す スウと息をする時−の気を出す」
(佐柳孝一師範語録)
・「呼吸法の養成」(佐柳孝一師範語録)
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/newpage24.htm
・「合気呼吸鍛錬」(山口清吾師範の遺稿より)
http://www.aikido-yawatahama.jp/newpage27.htm

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◆ 編集後記

徳川家康21巻(山岡荘八著 講談社文庫)を読んでいます。「どの様にして家臣団
を纏めたのか」が一番の興味でした。“おとな”と言われる家老達の言動は重みが
あります。深い洞察と経験から生きる道、佛道に沿った道を導きます。徳川家康は、
平和を望む時代が産んだ傑物であり、成功は三代にわたる奉公により三河武士の家
風を作った家臣達にあると思います。徳川家康はこの宝と言える家臣達と共に“自
己完成大生の道”を進まれています。
私も“自己の幸福なる完成”を目指して合気道の修業に励みたいと思います。至誠
の道を練磨し、一歩、一歩と怠らず修業を致す覚悟を致します。佐柳孝一師範の導
きに感謝です。拝 2005/12/17

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第36号目次予告
◆ 合気の道「武は愛なり」Vol.3
「予想外の偉大な力が発揮されてくる」/真理不動の金剛力
◆ 合気の道Vol.23「武道の鍛錬」
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.14「リラックス」

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○タイトル 合気道 佐柳孝一師範語録 (マガジンID:0000103677) 
(月1回 毎月17日発行)
○発行責任者:合気道八幡浜一当流道場
○Aikido-Yawatahama 小清水孝
〒796-8007愛媛県八幡浜市八代53-5  TEL.FAX0894-23-2803
○ホームページ http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
解除は http://www.mag2.com/m/0000103677.htmからできます。
○無断転用・複製を禁じます。
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