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合気道八幡浜一当流道場のメールマガジン 第7号 2003/08/17
タイトル 合気道 佐柳孝一師範語録 (マガジンID:0000103677)
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第7号目次
◆「他の生命を思いやる訓練」
◆稽古所感「誰の考え言葉なのかをはっきりする事は武道では大切な事」
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No.8
◆「他の生命を思いやる訓練」
武道功労賞に寄せて(月間武道1998年4月号掲載)の遺稿を佐柳孝一師範は残さ
れています。ご紹介します。
http://www.aikido-yawatahama.jp/newpage3.htm
中略
齢七十を過ぎ、半世紀に及ぶ武道人生を振り返る時、私が後の世代に確かな事と
して語り得るのは何であろうかと考える。それは、自然はかけがえのないものであ
り、人間は孤立しては生きて行けないという事である。
人がその人生において、どの様な視点を持ち得るかは、その人の心掛け次第であ
り、生き方の問題でもあろう。もし、その人が宇宙という視点を見出す事が出来た
ならば、地上のあらゆる場所が故郷となり、あらゆる人間、あらゆる生命が有縁の
ものとなるであろう。しかし人間は、生まれながらに他の生命を思いやるようには
できていない。そうなるためには訓練が必要である。そして武道はそのためにこそ
ある。
正直に自己を見つめながら、稽古に励むならば、その時々に、弱い心を持つ自分
を、惰性に流されやすい自分を、あるいは卑怯な自分を発見する事が出来るであろ
う。こうした悪い自分を知ることは、実は素晴らしいことなのである。それは自分
を向上させる動機となる。どんなに愚かな自分を発見したとしても、決して卑下す
ることはない。そこから自分に打ち勝とうと発心すればよいのである。
略
この遺稿の中の「人がその人生において、どの様な視点を持ち得るか」「宇宙とい
う視点」「他の生命を思いやるようにはできていない。そうなるためには訓練が必
要である。そして武道はそのためにこそある。」の教えについて、私は深く考えて
います。
佐柳孝一師範にまだまだ、お教え願わなければならないことが、お聞きしたいこと
が沢山ありました。メールマガジンを書き進める上で師範に問いかけます。答えの
糸口を開祖植芝盛平語録に求めます。あらためて開祖大先生と合気道の素晴らしさ
を気づきます。開祖大先生は、『中心帰一の精神』『万有愛護の精神』を説かれて
います。同根の意義を究めることは、私にとって「武産合気の始発点に立つ」思い
です。佐柳孝一師範の導きに感謝です。益々斯道の発展を誓います。
私は、今でも自我と私欲の念を持つ「弱い心を持つ自分「誘惑に負けやすい自分」
「卑怯な自分」を発見します。まだまだ『他を思い遣ること』が出来ない未熟さを
反省します。年を重ねても大きい心を以って『他を思い遣る』ことは、なかなか出
来ないものですね。ここから「愛情」「友情」「和」が生まれるんですよね。
『他の生命を思いやる訓練』を心掛け「弱い心を持つ自分」に必勝して、必勝の自分
を積み重ねて『誠の道』を盟友とともに歩きたいと願います。
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◆ 稽古所感Vol.3
「誰の考え言葉なのかをはっきりする事は武道では大切な事」
稽古では、山口清吾師範が得意だった技です。「鍛錬としての稽古もある。」「ま
だまだ合気道を教えているとはいえません。影響を与えているのです。」と謙虚に
話しておられました。と会員に話をします。
佐柳孝一師範の入身転換技は素晴らしかったですね。「佐柳孝一師範はこう話され
ました。」と会員に説明します。
自分の考えは、「私はこう思っています。」と会員に話します。誰の考え言葉なの
かをはっきりする事は武道では大切な事と認識しています。
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◆ 編集後記
1993年合気道講習会in合気道八幡浜市合気会by佐柳孝一師範の講習会DVDが完成
しました。合気道錬成の良き指針として下さい。希望される方は、ここから
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/newpage30.htm 申込んで下さい。
私には「誠を持って接すれば必ず分かってくれる。」と人との接し方を教えて頂い
た尊敬する方が居ます。先日、この方が取締役となられました。うれしく思います。
私はこの言葉を教訓としています。
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◎「故佐柳孝一師範の思い出」を寄稿して下さい。
質問を歓迎します。どうぞメールでお問い合わせ下さい。
ご意見ご質問をお気軽に、info@aikido-yawatahama.jp までお寄せ下さい。
ご感想をお待ちしています。
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第8号目次予告
◆「宇宙的視野」
◆稽古所感「心の相撲」
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○タイトル 合気道 佐柳孝一師範語録 (マガジンID:0000103677)
(月1回 毎月17日発行)
○発行責任者:合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 小清水孝
〒796-8007愛媛県八幡浜市八代53-5 TEL.FAX0894-23-2803
○ホームページ http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
解除は http://www.mag2.com/m/0000103677.htmからできます。
○無断転用・複製を禁じます。
○ご意見ご質問はお気軽にinfo@aikido-yawatahama.jpまでお寄せ下さい。