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合気道八幡浜道場 のメールマガジン第3部 第11号 2023/01/17

タイトル 「魂の学び/魂の力/魂の修行/魂の技」(マガジンID:0000179313)

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第11号 目次

誠の宝槍/高橋泥舟(謙三郎/精一)Vol.6 誠の宝槍/高橋泥舟(謙三郎/精一)の精一の通称と戒名「執中庵殿精一貫道大居士」の由来は、堯・舜・禹相伝「16字の心法」(訓戒)であろうと推察します。
◆ 高橋泥舟の書  Vol.6
◆ 合気道ワンポイントアドバイス 導即剣 Vol.4
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No.11

誠の宝槍/高橋泥舟(謙三郎/精一)Vol.6 誠の宝槍/高橋泥舟(謙三郎/精一)の精一の通称と戒名「執中庵殿精一貫道大居士」の由来は、堯・舜・禹相伝「16字の心法」(訓戒)であろうと推察します。

 堯・舜・禹相伝「16字の心法」(訓戒)「人心惟危 道心惟微 惟精惟一 允執厥中」(人心これ危うく、道心これ微なり、これ精これ一、允(まこと)にその中を執れ)を紹介します。紀元前2000年頃の夏朝の時代に、中国で伝説の聖帝が天下を統治していた頃のお話です。何故伝説かと言うと、史書はあるものの、遺跡が発掘されていないからです。

 堯(ぎょう)帝は、人として生まれた以上、どうしても避けられない超現実的な問題が有る事を機敏に察知し、舜(しゅん)に天下を譲る時、次の一句4文字を訓戒として伝えました。「允執厥中」--- 允(まこと)に厥(そ)の中(ちゅう)を執れ(とれ)--- 宇宙の真理である道心を主とし、誠の道を貫く。

 そして舜が禹(う)に天下を譲る時、三句12文字を追加して計四句「16文字の心法」を相伝されました。この堯・舜・禹相伝「16字の心法」は、中庸・陽明学の根本精神として現代に伝えられています。

 誠の宝槍/高橋泥舟(謙三郎/精一)の戒名は「執中庵殿精一貫道大居士」です。精一の通称と戒名の由来は、この堯・舜・禹相伝「16字の心法」(訓戒)「人心惟危 道心惟微 惟精惟一 允執厥中」であろうと推察します。「一以貫之」--- 清貧に生きて、なお道を貫く。

 大悟徹底33歳---江戸無血開城---明治維新の激動の時代にあって、徳川家にそして徳川慶喜候に忠義を貫き、「至誠の人」/「至誠一貫」の生涯で高遇なる幕臣と評される。(自ら主君に恭順をすすめて、主君を隠遁の身とならしめた以上は、自分だけ顕要の地位を占めるわけにはゆかぬ。)--- 悟後の修行(聖胎長養)36年。下野して素心を通す。誠の宝槍/高橋泥舟(謙三郎/精一)こそ日本精神であると尊敬する。2023年は、誠の宝槍/高橋泥舟(謙三郎/精一)(1835~1903年)没後120年となる。合掌 感謝。

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◆ 高橋泥舟の書  Vol.6

書道の門人である長谷川金蔵(泥香)氏に宛てた封書と書簡です。
春 楷書に禅定な不動の泥舟を
夏 行書に情味溢れる包容ある泥舟を
秋 仮名に自然を楽しむ闊達な泥舟を
冬 草書に変幻自在、躍動する泥舟を見る。

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◆ 合気道ワンポイントアドバイス 導即剣 Vol.4

どんな合気道を指導するのか。
どんな合気道を普及するのか。
稽古して楽しい合気道。
魂の力となる合気道。
魂の修行としての合気道。
魂の学びとしての合気道。
魂の技としての合気道。
禊ぎの技。
純然たる武道。

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◆ 編集後記

 茲に合気の道を愛究される誠友は先ず真空の気と空の気を、性(さが)と業とに結び合い、喰い入り乍ら業の上に科学以て錬磨するのが修業の順序であります。私も老いて愈々益々広く天下の士と交り、濁流を清め、幸福の御代を迎え、共によろこびを讃えたいと誓い、一歩、一歩と怠らず修業を致します。合気道新聞 第1号 1959/04/10 発刊のことばより

 現代は、混迷の時代である。日本精神こそが拠り所であると痛感する。合気道の実行と実践に努めます。平素の修養が、まずもって大切です。一歩、一歩と怠らず修業を致します。2023年元旦

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○タイトル 「魂の学び/魂の力/魂の修行/魂の技」(マガジンID:0000179313)(年2回1月と7月 17日発行)
○発行責任者: 合気道八幡浜道場  小清水祥孝
〒796-0001愛媛県八幡浜市向灘3084-5TEL0894-23-1541.FAX0894-21-1539
○ホームページ:http://wwwc.pikara.ne.jp/koshimizu1541/index.html
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
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