マウスピース矯正
透明の合成樹脂の弾力性を利用して歯を動かします。ペットボトルと同じような素材です。
装置が透明ですので、矯正しているのは他の人にはわかりません。
わずかな歯の移動に適しています。大幅な歯の移動にはワイアーとブラケットを使用する方法が適しています。装置を作るための型をとらせていただき、それに基づき、歯を動かす力の強さの異なる3個の装置を作ります。その3個の装置を順次入れていって1ヶ月につき、歯を1mm動かすことを目標とします。型取りと装置作成、装置使用というプロセスを繰り返し、患者さんが満足できる状態に達したら、その時点で完了となります。
患者さんは自分で取りはずしができますが、食事とブラッシングの時以外は入れていただく必要があります。そうしないと、目標どおり歯は動きません。1日17時間以上とお考えください。17時間未満だと、計画どうり歯が動きませんので、治療期間も延び、費用も多くかかるようになります。装置を入れたとき、違和感はほとんどありません。また痛みもありませんが、少しきついような感じがします。歯が動くに従って、きつい感じはなくなります。
治療期間は患者さんの装着時間、矯正の難易度、歯の移動距離、骨の硬さ、患者さんの要求水準などさまざまな要因があり、一概には言えませんが、概ね平均一年ぐらいとお考えください。場合により、もっと短い期間ですむこともあります。
装置を利用して、矯正と同時にホワイトニングすることもできます。
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