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                      南国「高知」

私は時々、南国「高知」を訪れる。
もう、十年余り前になるが単身で生活した土地でもある。
また、娘が四年間、大学生活を送った土地でもあり、行き慣れた土地である


ある日曜日、大手筋では「日曜市」が開かれ、たくさんの観光客が訪れている。道路の両側には、たくさんの露店が並んでいる。
店先には、野菜に果物、自家製の寿司、自家製の漬物など、たくさんの商品がところ狭しと並んでいる。時折、店の中から聞こえてくる、高知弁が妙に懐かしく快い気持ちにさせてくれる。
両側に立つ露店を眺めながら、ゆっくりと歩くのも楽しいものである。


しばらく、歩いていると「ひろめ市場」が見えてくる。高知へ来たら、必ず立ち寄るところである。ここも、たくさんの観光客が訪れる場所である。
市場の中には、新鮮な刺身や鰹のタタキ、鯖の棒寿司などが売られている。テーブルも置かれ、飲み物なども売られて、その場で食べられるようになっている。土曜、日曜、祭日は、席の確保をするのが難しいほど、たくさんの人が訪れる場所である。

私がいつも買うのは、鰹のタタキと鯖の棒寿司である。市場の中で食べる時もあるが、満席の時や天気の良い日は、外で食べることも多い。 この日は、天気も良く、桜の季節でもあったので、高知城の中の広場で花見をしながら食べることにした。

ひろめ市場を出て、しばらく日曜市の露店を眺めながら歩くと、高知城の堀に出てくる。そこから、追手門をくぐり天守閣の方向に登って行く。以前には、追手門の下で記念撮影の為の土佐犬がいたが、この日は土佐犬の姿は見えなかった。

左右に雪洞が飾られた階段をしばらく登って行くと、きれいに桜が咲いた広場に出てきた。今日は、この広場で桜を見ながら、ひろめ市場で買ってきた、鰹のタタキと鯖の棒寿司を食べることにした。

すでに何組かのグループがシートを広げ楽しそうに桜を見たり、食べたり、飲んだりしている。

私達も一本の桜の木の下に、ちょっとした敷物を敷いて、桜を見ながら食べることにした。ちょうど桜も満開の時期でもあり、風が吹くとチラチラと桜の花びらが散る様子が、気持ち良く感じられた。また、外で食べる鰹のタタキと鯖の棒寿司は、かくべつ美味しく感じられた。

お腹も満腹になり、また天守閣を目指して階段を登り始めた。しばらくすると天守閣が見えてきた。

土佐
24万石、土佐藩の初代藩主である「山内一豊」によって創建されて以来、約400年余りの歴史を有する南海の名城である。
天守閣に登ると、高知県民の約
4.5割の人口にあたる約35万人の人々が生活を営む高知市内が一望できる。実に懐かしい景色である。


徳島から高速道路を利用すると約
2時間、なにかと縁のある高知。また、訪れたい町である。





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