酢甲藤 : サッコウフジ
   Milletia reticulata
       Benth.

  常緑つる性植物で、中国南部、台
 湾日本では沖縄に分布している。江
 戸時代末には、すでに栽培されてい
 た記録があり、植物学的な紹介は、
 明治25年にムラサキナツフジの名で
 新種として発表されてからである。
  葉は互生し奇数羽状複葉で、小葉
 は7〜9枚あり卵形または楕円形で、
 全縁。フジの葉に似ているがやや厚
 い。花色は暗紫色から帯紅紫色に変
 化する。一般には鉢植えで栽培され
 るが暖地では露地栽培もできる。
 
 花期は7月〜8月

  薩摩来て
    初めて憩ふ
       さっこう藤 (無 名)