山日記001番(石鎚山 登山口から登山口:5時間30分、歩行5時間15分)
2002年10月12日(土)石鎚山1982m(土小屋経由) 快晴のち晴れ、温暖な天気

我家出発(7:30)→高松西インター(8:00)→松山インター(9:20)→土小屋(11:00)
土小屋出発(17:00)→石鎚SA→高松西インター(19:45)→我家(20:15)

コースタイム
登山口(11:15)→弥山頂上(13:45)→天狗岳(14:00)→弥山頂上(14:15)昼食
弥山頂上(14:30)→土小屋(16:45)
登り2時間30分
下り2時間15分
同行者:一人

1. 出発
 朝7時半に家を出発。8時に高松西インターへ。松山インターから国道33号に入り砥部町を通り三坂峠を越えた。この峠は四国88カ所めぐりをしたときに通った記憶がある。大宝寺(44番)、岩屋寺(45番)へ入る交差点を見過ごしてしまった。久万町、美川村を通り石鎚スカイラインへ。面河渓はまだ紅葉していなかった。これは県道12号線で西条久万線だが地図を見ると石鎚山で途中が途絶えている。変な道だ。ぐねぐね回りまわって土小屋へついた。後で調べるとここは標高1500mだそうだ。アスファルト舗装されており、多くの車が駐車場にあり、観光バスが何台もあった。私たちの車は少し道を下った道端に止めた。大きめの石を車輪止めにして置いた。登山靴に履き替え、まずトイレに行った。きれいなトイレであった。
 
2.南面
 11時15分登山道へ。人が多かった。初めのほうは道は平坦で走れそうだった。尾根からは石鎚スカイラインがよく見えた。笹が一面に茂り南に岩黒山、東よりに瓶が森がみえたと思うが。地図とコンパスを持ってきていればもっと地形が良くわかったと思う。丸太棒のベンチが所々にあり、何回か休んで、水分補給してカロリーメイトを食べた。瓶ヶ森付近の山に雲がかかり頂上が見にくくなった。天気予報では昼から雲がでるとなっていたが、そのとおりになった。

 石鎚山にも下から雲がわいてきた。上の方は山麓の北面になり坂は急でゆっくりしか歩けない。紅葉していた。午前中に登山した人たちがどんどん下山してきていた。北面になると少し気温が下がり風があったので、ウインドブレーカーを着た。私たちの前を行っていた子供二人連れの男性が登頂をあきらめて下山をした。子供は相当まいっていたので、僕が坂道で尻を後ろから押してやった。相棒もまいっていたので後ろからリュックサックを押し上げてやった。成就社からの道と合流し、鳥居の下の石段にいっぱい登山者が座っていた。鎖場を避けて捲き道へ行った。下山する人が多く混雑がひどく待つ時間が休息になった。登山口から鳥居まで2時間、鳥居から約30分で頂上(弥山)へ着いた。かなり疲れたが脚の力は十分。
 
3.山頂
 山頂小屋改築中で工事機械があった。頂上も人がいっぱいで丸太で作った椅子がたくさんありみんなそこに座って食べていた。周りは墜落防止のために低い壁が作られていた。雲はなくなり快晴で空気は澄んで気持ちが良い。クリームパンを食べて、手袋を締めなおし、僕だけで天狗岳に向かった。鎖で少し降りようとしたが、年寄り女性が鎖にしがみ付いたままで、動きが取れなくなっていた。これを待って狭い尾根を進んだ。左は断崖絶壁、右は急斜面で、落ちると引っ掛かるところはなさそう。大きい岩に手を掛け足場を見つけて岸壁をよじ登り、天狗岳頂上に達した。その頂上には若者が5−6人おり僕の上がるスペースはなかったので、実際は頂上より3-4m低い所までしか行けなかった。1979-1978mか。弥山(みせん)の相棒に手を振った。双眼鏡で良く見えたそうだ。 サンクスで今朝買ったにぎり弁当をたべたが、これは美味くなかった。
 
4.下山
 午後2時30分下山開始。ここらでは脚は疲れていたが膝が笑うほどではなかった。少し下り、成就社行きとの分岐点に来た。案内板に成就社まで3kmとあった。土小屋まで4.6kmだったと思うが、成就社のほうが近いではないか。登山前の調査とは違う。どんどん下っていくと頭上に高い峰が見えた。これは何の山かななどと相棒と話していると、ベテランらしい男性が天狗岳ですと教えてくれた。どんどんくだるとさすがに膝が笑うような感じになってきた。 

 北山麓は急な道で岩盤の沢が何本かあった。ここに落ちると何百mか行ってしまいそう。双眼鏡で見ると成就社の建物が良く見え、NTTドコモの携帯電話アンテナも良く見えた。道端に人糞があった。ちり紙があったので動物の糞ではない。右も左も急斜面でちょっと隠れて排泄するのは無理みたい。丸太棒のベンチで休みながら土小屋に着いた。午後4時45分。昼食時間と休憩時間をいれて5時間30分かかった。摂取物は飲んだ水分約900ml、クリームパン一個、カロリーメイト一箱(400kcal)、300円のむすび弁当であった。
 ほとんどの人は帰ったようで駐車場はがらがらであった。コーヒー牛乳を自動販売機で買った。150円で下界より高い。登山靴を脱ぎテニスシューズに履き替えた。足はむれていない。Gore-Texの内張りが効いているようだ。ウインドブレーカーを脱ぐとランニングシャツ、長袖ポロシャツは汗でじっとりしていた。放湿性のシャツ、上着が必要。
 
5.帰途
 17時00分出発。石鎚スカイラインから石鎚山がみごとに見える。カメラを持って来なかったのは失敗だった。ぐねぐね走っているうちに相棒が酔ってきたので、僕と代わり運転をし、その内大きい土産売り店でまた運転交代。三坂峠では暗くなり町の灯火がきれいになり、後は来た道を逆行するだけであった。石鎚SAでうどんを食べ、天狗饅頭を土産に買い、帰宅は20時15分頃であった。疲れたが特に変わりなし。アキレス腱の腫骨付着部が左右とも痛い(これは翌日には直った)。テニスをしてもこういうことはよくあった。今日の走行距離は490km、燃費は9.0km/lであった。