山日記010番(丸笹山1712m 登山口から登山口:1時間47分、歩行1時間37分)
2002年12月29日(日)曇り、頂上−4℃、強風、登山口−1℃、積雪、40cm。
コースタイム
我家出発(6:45)→貞光(7:49)→土釜トンネル(8:09)→木屋平分岐(8:27)→(8:29)一宇村気温表示の所、チェーン(8:32)→つづろ堂(8:39)→見の越手前で退却(9:30頃)→夫婦池(9:45頃)
夫婦池発(12:20))→つづろ堂(13:16)→貞光192号(14:02)→清水峠(14:33)→(15:00)三木町ベルシティ(15:36)→家着(16:02)
登山口発(10:00)→(11:05)頂上(11:15)→登山口着(11:47)
同行者:一人
1. 出発、道中、登山口
昨夜ダイエーでいなりと巻き寿司を買い、コープで小カップ麺を買った。今朝サンクスでお茶、ケーキを買い、熱い湯を魔法瓶にいれて持っていった。県道3号で前川ダム、多和へ。この道は国道377号となり、清水峠へ行き、穴吹へ。貞光から国道438号に入った。土釜トンネルの直前で少し右に公衆トイレがあり、ここで排便、このトイレは2008年に撤収すると書いていた。
一宇村では気温0.4℃の道路標示が出ていた。ここでチェーン装着、3分の早業。バスがすぐ前を走っていたが、ここでUターンし、つづろ堂まで行かなかった。一面真っ白になり、上の方では雪がバンパーにつきそうな所があったが、スキーヤーの車が多くスキー場まで行けた。夫婦池から上は轍が一つ、足跡が一人分のみ。おそるおそる轍をはずさないように走っていくと、見ノ越の手前で車が止まっていた。剣山へ写真を撮りにきた人であった。南面に出ると雪は浅くなっていたが、剣山へ行くのを諦めたようであった。我らも諦めて引き返した。しかし一人分の足跡はズーッと続いていた。いったいどんな人だろう。
剣山は見えず。西島駅までは行けたかもしれないがそれ以上は無理だろう、だれもいない登山道では危険なので撤退した。
2.登山口から頂上
とりあえず夫婦池までもどり止まっていると横を徳島の車が通り過ぎてラフォールの駐車場へ行った。我らも続いていくと、彼らは三人で塔の丸へ行くとのこと。ベテランらしかった。我らは簡単に行ける丸笹山を選んだ。
登山口−1℃。無風。アイゼン、スパッツを着け出発。相棒は上下レインウェアを着た。誰も歩いていない新雪であった。ウラジロモミ、ブナの中の登山道には足跡らしい窪みがあり、その上に新しい雪が積もっている。空は曇り、霧氷で一面が白。登山道は靴が潜るくらいの深さで、吹き溜まりは膝まで潜る。高度が上がると、足跡の窪みがなくなり登山道らしいところを歩いていったが、ときどき道を外れて笹原に踏み入れるとズボッと太腿まで入る。
−3℃でカメラ(Pentax SP)が不具合。前とおなじでミラーが下がらない。ジャケットの中に入れて温めるとまた動きだした。動物の足跡が頻繁に登山道を横切っていた。
頂上下の笹原は雪が氷結しており、見晴らしが良い。風紋が付き、道をはずしても踏み抜かないこともあった。膝まで積雪あり、疲れるし時間がかかる。風は強いし、頂上はまだ見えず大丈夫かいなという気持ちになった。この笹原が剣山から見ると頂上の白い平原に見えるのだろう。上の雲は三嶺方向から飛んで来るが風は北から来る。登山口―頂上1時間5分。普通は40分位らしい。
3.頂上
頂上は霧はなし、雪は浅く、雪の下は凍っている。曇り。強風、−4℃。我ら二人のみ。一面白。何等か不明だが三角点あり。丸笹山の標識に霧氷が東方に成長している。剣山の西島駅はよく見えるがその上は雲の中。塔の丸の頂上はたまに見えて次郎笈、三嶺は中腹が見えるのみ。塔の丸北面のスキー場も見える。東の赤帽子山は全体が見える。祖山谷がよく見える。
ガスが三嶺のほうからドンドン流れてくる。日は見えず晴れる様子はない。寒いのでそうそうに下山した。
4.下山
我らの足跡に沿って下りた。誰も登ってこない。32分で下りた。スッパツが効いて雪は入らないが、足先が冷たい。
ラフォールの軒下で昼食。魔法瓶の湯はカップラーメンを作るには十分熱かった。いなり寿司はダイエーのよりサンクスのが少しましでムスビよりかなり美味い。
昼食後塔の丸登山口を見に行ったら、徳島と和泉の車があった。剣山へ行ったのはどの車の人か?
今日、塔の丸へ行ったパ−ティは二組または三組、剣山へ行ったのが一人、丸笹山へ行ったのが我が一パーティ。後で分かったがつづろ堂から夫婦池、剣山をめざして、撤退したパーティが一組(二人)いた。
5.帰途
R438号を順調に下りつづろ堂でチェーンを外した。朝はここは雪でいっぱいだったが、随分融けていた。チェーンを外しているうちにバスの待合小屋に夫婦がいるのに気づいた。貞光まで行くとのことであった。午後3時のバスを待っているとのことであったが、まだ1時過ぎである、一緒に車に乗せてあげて貞光まで行った。
カローラで山へは行きにくいので、貞光まで車で着て、あとはバスで行ったとのことであった。午前中に見たチェーンを着けてから我らが追い越したあのバスに乗っていたらしい。そういえば歩いていた登山者を追い抜いた。つづろ堂から夫婦池まで行ってさらに剣山を目指していたが、夫婦池まで行けずに撤退したとのこと。これほど雪があるとは思わなかったと。昨日、一昨日に雪が積んだと言っていた。
昨年はこの時期剣山に行けたと言っていた。徳島市丈六町の「○○○○」さんと自己紹介された。192号近くの貞光川の橋のふもとで降ろしてあげた。
清水峠で国道377号に入り、多和、前川ダム、大規模農道を通り(県道10号)三木町のベルシティーへ寄り、帰宅。登山中摂取物はなし。190.6km走行。