山日記016番(国見山 1409m 登山口から登山口3時間16分 歩行2時間36分)
2003年2月15日(土)頂上5℃ 帰り駐車場7℃ 晴れ後曇り 風弱い やや霞がかかっている。
高松10.7/-0.2℃ 徳島9.9/0.8℃ 午前中晴れ午後から曇りの天気予報の通り

家発(7:38)→清水峠(8:22)→脇町IC(8:36)→吉野川PA(8:45)→井川池田IC、R32へ(9:07)→県道45号へ(9:42)→右折トンネル手前(9:49)→(10:34)登山口
登山口(14:05)→三分岐(14:20)→県道45号(14:30)→R32(14:38)→井川池田IC付近(15:18)→琴平(16:00)→我家(17:13)

コースタイム
登山口(10:39)→尾根道へ(11:30)→(12:05)頂上(12:45)→右折斜面へ(13:09)→(13:55)登山口
登り1時間26分
下り1時間05分
同行者:一人

1.出発、道順
 サンクスでイナリ寿司、お茶を買い出発。県道10号を南へ行き、さぬき市で右折し県道3号に入り多和から清水峠へ。国道193号で南下し脇町ICで徳島道へ入った。脇町ICまで58分要した。井川池田ICで高速をおり国道32号で大歩危へ行った。20年くらい前にこの道を通ったが、その時の記憶がよみがえった。高速道が吉野川を越えてすぐトンネルになり川之江に伸びている。脇町ICから井川池田ICまで吉野川PAでトイレ休憩して31分。井川池田ICから国道32号を離れて県道45号に入るまで35分かかった。県道のトンネル手前の門(元の料金所)まで7分。
 
 トンネル手前で右折して山道に入った。アスファルト舗装しているが所々に石が崖から路上に落ちており、これを避けて運転した。T字路にあたり、左は私有地の道、右はかずら橋の道標があり迷って右に行ってしまったらドンドン坂を下り間違いであることに気づいた。逆戻りし道端の人に尋ねるとT字路で左折するべきだった。
 私有地の道に入ってしばらく行くと雪が積んでおりチェーンを装着した。日の当たらない道路では深いところでは10cmくらいの積雪があった。県道45号を離れて結局45分かかって登山口に着いた。

2.登山口
 家からここまで2時間56分。道はここで行き止まり。晴れで車は我家のだけ。日当たりは良く、ここには雪も水もなくよく乾燥している。駐車場は広く、コンクリートで整備されており登山口もコンクリートの階段できれいにされている。国見山の案内板も新品だ。最近整備された。

3.頂上まで
 雪は少なく、登山道は落ち葉で覆われているが所々ぬかるんでいる。杉の植林地の中を上がっていく。大きめの新しい靴跡が一人分ずーっとついている。見晴らしは悪い。きつい坂道を上がっていると、上から男性が一人降りてきた。本格的な登山靴を履き、ピッケルを持っていた。その内徳島県県有林の標識が現われた。だんだん雪が深くなり、ザラメから粉雪になってきた。この道は防火線に沿っていると分県ガイドに書いている。ここの登りで真由が腰にぶら下げていた小さい時計を落とした。雪の下で古い雪が凍っている所があり、そこでは滑りやすい。
 
 約50分で左へ向いている国見山の標識に出会い、登山道が左へ向かっており、平坦になった。日が良く当たり最近数日間の好天により雪は相当融けていた。しかし日の当たらないところでは膝くらいの深さがありそうだ。木に雪氷はついていない。また男性が一人で下山してきた。少しして今度は単独女性が下りてきた。彼女は大きいザックを背負っていて、顔は黒く多分雪焼けだと思うが、テントでも持っていそうな感じであった。三人とも昔の登山口に向かったのだろう。
 道の右側に小さい祠があり神さんを祭っていた。
 
 トタン張りの非難小屋があり、そのすぐ裏に頂上への矢印があった。ドンドンいくと下りになった。道を間違えたかなと振り返ると、鋭角の右後ろに頂上まで10分の板切れが木にかかっていた。我らは斜面を行きすぎて頂上を越えてしまっていた。
 頂上めざして鋭角に右に折れた。急な斜面は雪が深く今は踏み抜かないが多分雪は膝までは積んでいると思う。ここは北面である。古い壷足跡はあるが最近誰も歩いていない様子だった。すぐ頂上に着いた。登山口から1時間26分。

4.頂上
 晴れ。気温5℃で暖かい。風はよわい。積雪は10cmくらいでザラメになっている。足跡は多い。今日3人に出会った。
 すぐ東に中津山が同定できる。冠雪はない。手前のが寒峰で向こうに見えるのが烏帽子山、矢筈山のはずだ。この三山は雪を冠っている。奥に剣山が見え、次郎笈、三峰、黒熊山、天狗塚も同定できる。剣山の手前のずんぐりして、冠雪があり剣山に引っ付いているようなのが塔の丸かもしれない。
 西には冠雪のある山が奥にいくつかあり、赤石山系だと思う。その少し南にも冠雪のある山が見えるが笹が嶺、寒風山、伊予富士などであろう。石鎚山はよくわからない。ここは春のようだが高い山はしっかり冠雪があり登りがいがありそう。
 ジェット機が上空を5-6機は飛んだ。飛行機雲がきれいで、双眼鏡で見ると四発のエンジンがよく見えた、が高度が高くエンジンが見えないジェット機もあった。巻雲というのだと思うがジェットはその上を飛んでいる。
 カップラーメン、イナリ寿司を食べ下山。

5.下山
 下山には川崎方面とおうどう峠方面の二方向の表示があった。我らが上がってきて、頂上に至ったのは道を間違ったので川崎方面からだった。道に迷わないように来た道を下った。しばらく下ると左へ上がる雪のない急坂を見つけた。これが本来の道だった。24分で右折し防火線の道にでた。さらに46分で登山口に着いた。
 駐車場にニッサンのスタッドレスをはいた3ナンバーの新車が駐車していた。おうどう峠の表示があり、それは駐車場横から南に下っている道であった。気温7℃であった。

6.帰途
 道の雪は朝と比べると相当融けていた。三分岐まで15分、そこから県道まで19分、そこからR32まで8分、そこから井川池田ICまで40分、そこから琴平まで42分かかった。琴平から我家まで1時間13分。登山口から家まで3時間8分。
 大歩危の道端の店にソフトクリームがあったので二つ買った。
 高速を使わず、R32号で猪鼻峠を通り、財田町で道の駅でトイレ休憩。走行距離219km。

7.考察
二万五千分の一地形図には今日の民有地のアプローチ道は載ってなかったので、道に迷った。分県ガイドにも今日の道は乗ってない。
 今日は暖かで、セーターは着なかった。ズボン下もあつくろしかった。
 internet黄色いテントの山の掲示板にミセスオリーブさんが2月15日に国見山に新しい登山口から登ったとかいている。他に一人だけ出会ったとのこと。我らとは会ってない。いったいいつ登ったのか。ニッサンの新車がミセスオリーブさんの車か?
 
 黄色いテントの20030219号にミセスオリーブさんが国見山紀行を投稿している。登山口に香川ナンバーが一台と書いている。これはわが車に違いない。下りてくる女性に会ったとあるが、これはどうも我らも会った女性に違いない。とすると我らが北斜面を下りているうちにオリーブさんは本来の登山道で頂上へ来たらしい。
 おうどう峠が古い登山口に通じているのか?