山日記018番(阿波竜王山1060m 登山口から登山口2時間37分 歩行2時間19分)
2003年3月23日(日)晴れ後うす曇 気温6度(頂上)積雪10cm高松13.4/1.5℃

サンクス発(7:56)→R193→県道7号美馬塩江線から竜王山分岐(8:42)→(9:14)キャンプ管理棟・登山口登山口(12:05)→県道7号美馬塩江線(12:15)→R193号高松海南線(12:32)→(12:35)山一食堂(12:50)→我家(14:00)

コースタイム
キャンプ管理棟・登山口(9:23)→讃岐竜王分岐(10:23)→(10:50)阿波竜王山頂上(11:08)→讃岐竜王分岐(11:22)→(12:00)登山口
同行者:一人

1. 出発、道順
 3月2日の寒峰以来、インフルエンザ18日目で熱はないが咳あり体調は完全でない。昨夜、体温36.6度、脈拍60/分。サンクスで食料を仕入れ、高速下を通りR193に出て塩江へ。右折して県道7号美馬塩江線に入り内場ダム横を通り、廃墟のようなレイクサイドホテル越え、奥の湯を越えていくと竜王山登山口への道路標示がありそれにしたがって右折した。細い、アスファルト舗装された道をグネグネ上がっていった。民家がかなりある。高い山の斜面に所々雪が残っている。道に小さい落石がある。
 
 間違って左折してキャンプ場へ行きそうになったので、バックで引き返し右折してすぐにキャンプ管理棟横に到着した。管理棟は新しい木造建築ログハウスであった。知らない細い道を行くのは気を遣う。梅の花があちこちで咲いていた。

2. 登山口
 ここが登山口であった。二万五千分の一地形図では標高705mであった。簡易舗装されており枯葉、杉の小枝が薄く積んでおり、周りは杉林で日は出ているがなんとなく薄暗い。駐車場は6-7台は置けそうな広さであった。すでに香川ナンバーのスバルの一台が駐車していた。案内板、きれいなトイレがあった。水が凍っているから3月末まで使用しないようにとの注意書きがあった。

3. 頂上まで
 登山道は初めはコンクリート舗装されており、杉の小枝や落ち葉が散らばっている。少し上がると一合目の標識があり、この付近から広葉樹林帯になっている。日が良く当たり気持ちがよい。雪はない。落ち葉で覆われておりなんとなくフワフワして昨日雨が降ったがぬかるんでいない。少し行くとすぐ杉林になり薄暗い。間伐した木がたくさん横倒しになっている。直径30cmの木で年輪が30位あった。寒峰に比べるとかなり杉林の中は明るく間伐もよくしている。
 
 登っているうちに鼻汁がずるずるでてきた。これは明らかに杉花粉症だ。かんでもかんでもでてくる。ポケットがずくずくのちり紙で一杯になった。5合目位から登山道に雪が積み出した。ザラメである。号目の標識がある。木で階段を作っており歩きやすい。どこの山でもそうだが、だれがこんな作業をするのだろうか?この道は県道?町道?。9合目付近から粉雪になり踏みつけるとキュッキュッという。こんなに雪があるとは思わなかった。ここからは尾根道で杉林はなく道の両脇の木は芽が出かかっている。
 
 相棒は10本爪アイゼンを持ってきているが使わなかった。積雪10cm。何人か歩いた跡があり、その内の一人は僕のより大きいシリオの靴を履いている。ブロックパターンが同じだ。讃岐竜王との分岐で地図を広げていると後ろから男性が一人追い越して阿波竜王へ向かった。標識では阿波竜王山まで600m、讃岐竜王山まで100m。われらも阿波竜王山に向かった。一度下りまた登り、途中で道の東に広場とベンチが三つあり誰も歩いていないきれいな雪原であった。ベンチには雪が積んでいた。われら二人でキュッキュッと歩いていった。南が開けていたので剣山方向の写真をとった。かすんでいるのでよく分からない。残念。木の階段を下ると左側に「危険まむし注意」の看板が雪の中にあった。
 
 頂上下に徳島側から道が来ており丁度車が一台着いたところだった。樹木には名札が付けられており、その内の一つがアケビであった。他の木の名前は聞いたこともないない。ゆっくり歩き1時間27分かかった。讃岐竜王分岐から阿波竜王まで写真を撮りながら30分かかった。縦走路が向こうに続いている。

4.頂上
 気温6℃。無風。頂上には展望台があり向こうに無線アンテナの大きい塔が二つもあった。4人がすでに登頂しており、ベンチに弁当やバーナーを出して食事をすませたところだった。話を伺うと讃岐市から来たとのことであった。彼らはすぐに下山した。その後年配の人が3人やってきた。この人たちは徳島側から車で来た人たちに違いない。我ら二人の写真を撮ってくれた。展望台には山座固定版があり剣山、飯野山、屋島などを示していたが、霞が強く双眼鏡でもいずれの山も確認できなかった。巻層雲でこれから徐々に天気が悪くなり見晴らしが良くなることはなさそうなのでそうそうに下山した。

5.下山
 讃岐竜王分岐までに中年女性二人連れに出会った。讃岐竜王分岐まで14分、随分速い。讃岐竜王山は見晴らしが悪いと分県ガイドに書いていたので寄らず。もっと下で小さい子供二人を連れた一家四人に会った。子供はつるつる滑っていた。上まで行けるか心配。
 5合目まで下り雪がなくなると暖かく感じた。間伐しているのでかなり明るい。香川県に保安林・高知営林局の看板が木にかかっていた。この付近で左右の膝が少し痛くなった。いつもより早い。登山口まで52分。さぬき市の四人は車で帰るところであった。大阪ナンバーのホンダが駐車していた。一家四人、女性二人連れのどちらの車だろうか。

6.帰途
 帰りは速い。12:05発。県道7号まで10分。頂上の無線アンテナ塔を目印にして竜王山を探したが、どこにも見えなかった。ここからR193まで17分。すぐ左に山一食堂がありここにより昼食。手打ちウドンで出汁は薄口でいわゆる讃岐ウドンであった。
 
 あとはR193から県道12号に入り、三谷町で左折しサンメッセ横を通り、春日川左岸を下り、右折して高速下を通り県道10号に当たり左折して屋島に帰った。塩江から我家まで1時間10分。本日82km走行。

7.考察
 インフルエンザ後のリハビリ登山であったが、少しきつかった。まだ体調が悪い。咳があり、すぐ疲れる。これでは来週石鎚山へは行けそうにない。黄色いテントの山の掲示板で石鎚山の紀行文を見ると二の鎖から上は雪がパキパキになっており三の鎖から上は帰りが危険なので海山さんは登頂をあきらめたと3月23日に書いている。
 相棒は急坂では立ち止まって休むが持続力はある。
 今日は膝が痛くなるのが早かったが、帰宅した時には左膝は痛くなかったがしかし右膝外の靭帯は痛い。