山日記019番(寒風山 登山口から登山口4時間22分 歩行3時間9分)
2003年3月30日(日)寒風山1763m 晴れ・うす曇 頂上弱風13℃、積雪所々あり高松15.9/4.2℃ 高知18.2/6.0℃
我家発(6:29)→高松西IC(6:44)→西条IC(7:55)→(8:40)登山口
登山口(13:24)→県道194号(13:38)→R11(14:11)→西条IC(14:25)→(14:52)豊浜SA(15:07)→高松中央IC(15:45)→我家(16:05)
コースタイム
登山口(8:50)→(9:32)桑瀬峠(9:40)→(10:52)頂上(11:57)→桑瀬峠(12:40)→(13:10)登山口
同行者:なし
1. 出発
久しぶりの単独行。六時起床。サンクスでイナリ寿司、冷たいお茶購入。車の冷却水を見ると少し減っていたので家へ帰り、ポリ容器に水18Lを入れて車に積んだ。県道10号を南に行き、高速の下を走り左折しR32に入った。すぐ高松西IC.。府中PA、高瀬PA、入野PAで冷却水を確認したが、減っていなかったので山へ行くことにした。高松西ICから西条ICまで1時間11分かかったがだいたい時速100kmで走ったのでこうなった。
R11号から四国山脈を見るとまだ冠雪を持つ山がある。加茂川河川敷の桜が5分咲きくらい。一の谷を通り登山口まで雪は全くない。いつもの様にトイレで排便。ここはいつもロール紙がある。
駐車場には18台すでにあり男性単独者と夫婦連れが登山準備していた。瓶ガ森林道には雪はないがまだ閉鎖していた。
2. 登山口、桑瀬峠
着衣は化繊のズボン下、シャツ、フリース、ジャッケト、手袋、帽子。ゴアの雨具ズボン、簡易アイゼンとスパッツはザックに入れた。ゴアの雨具上着は車に置いてきた。
登山口から桑瀬峠まではわりに乾燥しており、上の方で一部雪がザラメになって残っていたが、靴が汚れるほどではなかった。陽が当たり暑いくらいだ。
登山道に何ヶ所も溝を掘り雪解け水が谷に流れるようにしていた。僕の前で不精髭をはやした男性が道をストックで整備していた。この人を追い越していった。緑のズボンをはいた男性がこの不精髭の人と親しげに話しをしていた。この緑ズボンの人はしょっちゅう唾を道に吐き出していた。桑瀬峠の少し下、いつもの場所で寒風山と手前の峰を入れて写真撮影。
桑瀬峠まで42分。ここにはだれもいない。標高1451mの標識は支柱が折れて倒れていたので、立てかけてきた。笹原の中にわずかに雪が残っているのみ。携帯電話のアンテナは立たず。コンパスを当てるとここから道は北に延びている。例の大きい木が小さく見える。写真を撮っているあいだに、唾の男性は休みなしで行った。8分休んで出発。ここは11℃。
3. 桑瀬峠から頂上
笹原の中を上がっていき例の大きい木に近寄ると、ウラジロモミの名札が掛かっていた。これはマツ科であると書いていた。松のように見えたわけだ。まもなく広葉樹林帯に入った。三回目なので地形が少し分かる。一番したのステンレスのハシゴ付近も雪は全くなく、左側のロープの高さもよく分かり一月の雪の深さは太腿あたりか。
桑瀬峠からすぐ見える峰に登った。ここから西を見ると桑瀬峠、伊予富士がよく見える。左へ下り岩に固定したロープを伝って降りるところは雪が氷になってその上にザラメ雪が乗っていた。ここのハシゴが下から三つ目だ。アイゼンなしでもまあまあ歩けた。尾根道からよく瓶ガ森、伊予富士が見える。広葉樹林の中に道がありザラメ雪が深いが一回だけ踏み抜いただけ。一月にはここの霧氷がきれいだった。一番上のハシゴは段が二段であった。
1369m峰の南斜面は急斜面で笹はかなり深い。岩が出ているところで寒風山を入れて撮影。上の方は雪が融けて道がぬかるんでいた。下山している3-4人と会った。桑瀬峠から頂上まで1時間12分。
4. 頂上
すでに三人居たが彼らはすぐに笹ガ峰へ向かった。頂上は13℃、弱風。太陽に傘がかかり、これは巻層雲である。誰もいなくなり静寂の中一人ぼっちで高知県側からかすかに救急車の音が聞こえてきた。携帯電話アンテナが三本立っていたので家へ電話して頂上到着を報告。コンパスを見て南東へ少し下ると黄色いテント20030219のANちゃんの報告のほら穴があった。しかしすでに缶や瓶は全て取り除かれていた。多くの人が少しづつ持ち降ろしたのだろう。僕も持って帰るつもりだったのに。
男性登山者が犬を連れて上がってきた。「車がようけあったんで人がいっぱいかと思った」と言った。伺うと松山から来たそうだ。冬山には行ったことがないそうで登山口まではチェーンで楽に来られること、冬でも踏み跡があれば楽に登れること、天気が良い日に登ればよいことなど話してあげた。
僕がほら穴の近くに座り込んでカップラーメン、イナリ寿司を食べ始めると犬が寄ってきた。我が家のゴンより少し大きい柴犬だ。
しばらくすると男性二人がやってきた。笹ガ峰へ向かったが、雪が凍ってアイゼンなしでは歩けなかったので引き返してきたそうだ。言葉が土佐便。「ちゅー」と言っていた。笹まで往復二時間半だと言った。
霞がかかり遠くは見えない。寒風山、笹ガ峰、チチ山、冠山、平家平は雪が少ない。伊予富士、瓶ガ森、筒上山は雪が多い。沓掛山、黒森山、チチ山の南の赤石山が同定できた。祖谷山系、剣山系はかすんで双眼鏡で見るとぼんやり何かが見える程度。双眼鏡で見ると伊予富士に向かい稜線を歩いている登山者が三人いた。笹ガ峰と伊予富士の頂上にもいなかった。
5.下山
一時間少しして下山。桑瀬峠まではザラメ雪が深く、雪が融けたところはぬかるんで歩きにくかった。その内、高知と松山の人に追いつかれ高知の人としばらく歩きながら話しをした。
下山中に5-6人の登山者とすれちがった。大きい岩にステップをきざんでいる。硬い岩だのにこんな高所でご苦労なことだと思った。頂上から桑瀬峠まで43分。ここは朝より温度が上がっているようでかなり温かった。
峠から下は道は乾燥しており歩きやすかった。陽が当たりジャケットをきていると暑い。この辺りから右膝の外側の靭帯が痛くなった。以前は左膝だったが今日は右側になった。寒峰の時のように強い痛みではない。
桑瀬峠から登山口まで30分。車は22台あった。靴の土を落としていると松山の人がやってきていろいろ話をした。三嶺.は簡単に登れるが人が多くてあまり好きでない、石鎚山より筒状山や手箱山が好き、東赤石山は笹山でなく岩山で面白く好きなど。ここで携帯電話のアンテナは三本立っていた。
6.帰途
順調に走り、チロリの森でジュースを買った。林業者らしい人が話しかけてき、林にゴミを投げるからこまると。「香川県から来たんな、伊野へ行くんな?」と聞くので「西条へ行くんや」と返事した。檜の葉は広く、杉の葉は広がらないことを教えてもらった。
豊浜SAで休憩ソフトクリーム、これはおいしかった。濃厚。高松西ICから高松中央ICまで本日15時開通。そのままつっきって中央ICまで走った。快適。16:05帰宅。2時間25分。本日292km走行。
7.考察
右膝の外側が3時間の歩行で痛くなった。完璧に治す必要がある。左膝は痛くない。