山日記028番(次郎笈、剣山 登山口から登山口5時間15分 歩行3時間50分)
2003年8月10日(日)次郎笈1926m 剣山1955m 曇り 気温次郎笈23度剣山22度 弱風 ガスが多い。高松、徳島ともに31.6度
サンクス(5:11)→清水峠(5:54)→貞光(6:22)→土釜(6:42)→一宇村18.6度→つづろ堂(7:06)→(7:45)見ノ越(7:55)
見ノ越(13:45)→ラフォーレ→つづろ堂(14:58)→一宇村22.3度→貞光(15:45)→清水峠29℃(16:18)→帰宅(17:10)191.5km

西島(8:15)→尾根道(8:55) →(9:45)次郎笈(10:15)→(11:25)剣山(11:55)→(12:20)西島(12:45)→(13:30)見の越
同行者:一人

1.出発、道順
 サンクスでイナリ寿司、素麺を買い、保冷袋に冷凍したアクエリアスと一緒に入れた。お茶500ml、スポーツドリンク1500mlを持った。県道10号を南へ行き、さぬき市で右折し県道3号に入り田和から清水峠へ。国道193号で南下し穴吹で192号に出会い右折した。
 貞光町で左折して国道438号を走った。土釜トンネル横でトイレ休憩。一宇村役場をすぎて200-300m行ったところで、そのまま真っ直ぐいけば矢筈山で片川沿いのはずだが通行止めになっていた。剣橋をわたりしばらく行くと温度表示板があり、18.6度。つづろ堂から見の越まで39分要した。
 貞光川の水量は多く、水は濁っている。草は全て下流になびいていた。コンクリートの川壁に水量の跡が残っているが相当高い。桑平川も水量は多くゴウゴウ流れている。見ノ越へ行く途中でも小さい沢から水がドウドウと流れて、道はいたるところで濡れている。一昨日の台風の雨水がまだしみ出ている。

2.見ノ越
 国道439号は下りの所で遮断されていた。奥かずら橋の下流2kmの所で土砂崩れがあり通行止になっている。昨日土木事務所に電話して尋ねると見の越からは三嶺へ行けるとのことだったのに、残念だ。しかたないので、次郎笈剣山に行くことにした。
 見の越に7時55分についた。バスが二台、車が30台くらいあった。女性中心の20数人のパーティが座り込んでいた。彼らはリフトで上がっていった。我らもリフトで上がった。

3.西島駅、遊歩道
 リフト脇にはキレンゲショウマが植えられており、名札も付いていた。西島駅には花壇があり、キレンゲショウマ、クガイソウ、シコクフウロが植えられていた。
 西島駅を遊歩道に向かい8時15分に出発した。三嶺は雲に隠れ、丸笹山の南には雲が湧いていた。尾根道まで40分かかった。次郎笈の急坂を長い行列が登っているのがきれいに見える。徐々に差が詰まってきたが、追いつけなかった。

4.次郎笈
 尾根道から頂上まで50分。彼らが占拠していたが、丸石方面へ下っていった後には誰も上がって来なかった。多分奥祖谷かずら橋へ降りるのだろう。朝早く起きたので眠くなり、二人で寝ていたら寒くなり目が醒めると周りはガスがいっぱいで剣山がうすく見えるだけであった。気温23度。
 今日は体調が悪い。朝早くおきたのが原因だろう。目を上げると頭がフラフラする。

5.剣山
 尾根道を歩いていると、こちらへくる人が徐々に増えてきた。20数人に会った。子供もいた。遊歩道との合流点にNorth Faceのリュックが3つくらいデポしていた。そういえばウエストポウチだけで次郎笈へ向かっている人たちがいた。ガスが北から流れてきていたが、今度は南斜面から吹き上がってきた。次郎笈の頂上は隠れたり、現れたりだ。日が当たると暑いが、風は涼しく気持ちが良く寒いくらいだ。
 
 若い夫婦が3歳くらいの子供を連れて剣山を南へ下っていた。母親は嫌がっていたが父と子供がドンドン進んでいた。これは帰りは大変だろうなと思った。
 四国の百名山に載っている白骨樹の所で次郎笈をバックにして記念撮影。例の四角い岩の所は人がたむろしていたので今回は写真を撮らなかった。気温23度。どこかで寝ようとしたが良い場所がなく仕方なく、下山した。頂上ヒュッテの寒暖計では22.5度。

6.下山
 頂上ヒュッテ横の神社で祝詞を上げていた。ほら貝のブオーブオーという音がよく響く。背中が90度曲がったおばあさんがリュックを背負って上がってきたのにはびっくりした。
 尾根道を下ったが、下るより上がってくる人が多い。パンプスを履いている女性がいた。刀掛けの松付近は木々の葉が豊富で昨年の冬、今春と趣が全く異なる。行場から下山してくる人はほとんどいない。
 
 シコクフウロ、クガイソウ、シシウド、アザミなどがいたるところに咲いている。クマガイソウやなと言っているとクガイソウですと、見知らぬおせっかい女性に訂正された。
 西島駅でベンチに座り僕だけソーメンを食べたがまずい。簡易保冷袋は一応効果はあった。リフトに乗らず歩いて、45分かかって下りた。相棒はほんとに遅い。大腿がよく動かないそうだ。

7.見ノ越
 京都、姫路、山口の大型バスがあり、駐車場は満杯になっていた。池田署剣山交番が設置され、四駆のパトカーも駐車していた。相棒はどこかで昼飯を食べようとしたが、きれいな食堂は一杯で汚い所は入りたくないとのことで、結局食べず。

8.ラ・フォール、森の資料館
 ソフトクリームの旗が何枚も道はしに掲げられていたので、ラ・フォールにより一個食べた。一個400円で十分高い。相棒は冷コー、ピザパンを食べた。
 
 すぐ奥に徳島県、森の資料館があり、ただだったので入館した。昭和46年、木沢村で捕獲された推定10歳、体重55kgのツキノワグマの剥製があった。夫婦池に鹿がよく水を飲みに来るそうだ。ネズミの剥製もあったが、何種類もいるそうだ。
 この頃には回りはガスで真っ白であった。ポツポツ雨が降り出した。桑平川はゴウゴウと流れ、中の木は根から引き抜かれている。一宇村は22.3度。車から出て寒暖計で測ってみたが、これは合っていた。

9.帰途
 国道192号に着いたのが15時45分、見ノ越から2時間かかっていた。ここで運転を交代、今日は僕は疲れた。朝3時に目覚めたのが効いている。助手席で居眠りしながら帰った、こんな事は初めてだ。清水峠は29度。帰宅は17時10分、191.5km。
 この夜相棒は二階で朗読して録音していた。疲れた様子はない。