山日記039番(寒風山 登山口から登山口5時間30分 歩行4時間40分)
2003年12月21日(日)寒風山1756m 曇り 頂上マイナス5度くらい強風 高松度10.0度、高知11.1度)

家発(6:42)→中央IC(6:51)→(7:36)豊浜SA(7:54)→西条IC(8:28)→(8:59))林道(9:13)→(9:35)登山口登山口(15:31)→R194(16:10) →(16:40)ゼウス(17:20)→西条IC(17:24)→高松中央IC(18:31)→我家(18:45)
コースタイム
登山口(9:50)→(10:55)桑瀬峠(11:05))→ロープ下り(11:55)→(12:40)頂上(13:20)→ロープの所(13:50) →桑瀬峠(14:32))→(15:20)登山口
同行者一人

1. 出発、登山口まで
 夕べ10時に寝たら、今朝6時前に目が醒めた。新しい手袋、アイゼン、ゴアジャケットも持った。500mlの熱湯、ポカリは僕は400ml。ミニカップラーメン三個。バナナ二本、羊羹四個、チョコとカロリーメイト。準備をして朝食を食べずに出発。昨日ゴルフのエンジンイオルを換えたので調子は良いはず。
 
 豊浜SAで和定食を一つ注文し残りを我輩が食べ、トイレへ。いつもここで時間をロスする。国道194号から寒風山は雲がかかり見えず。緑の橋は凍っていた。寒風山トンネルを越えると、とたんに国道に雪が積み、林道に入る前に道横に車を止めた。チェーンの付けかたを忘れていたので、説明書を見ながら、両側13分もかかった。向こうで軽四がジャッキアップしてチェーンを付けていたが、こちらが後から始めて早く終わった。林道は最初から雪が積んでいたが、腹はこすらなかった。手前の駐車場は7台くらいで、奥の駐車場は満車であった。30台くらい。雪は10cm位。

2.桑瀬峠まで
 初めから雪ばかり。下の方は霧氷はなく、雪が木に積んでいるだけ。風はないが曇りで日光はない。上の方は強風で、尾根を越えて雲が西条側からいくらでも飛んでくる。鷹の巣山は雲に隠れて見えず。頂上に行くと雲はないだろうと希望的観測をして登っていった。
 後から単独男性が追いついて来て、ヨサコイ峠へ行ったが車の腹を擦り走れなくなりこちらに来たと言った。
 峠したで夫婦と会い、話を聞くと伊予富士方面は雪が深くて、鷹の巣山を越えて、その向こうで下ったところは腰まで積雪があったそうで退却してきたそうだ。
 登山口から1時間5分。桑瀬峠は雪が凍っていた。雪は少なく、道標の寒風山の部分が折れてなかった。笹はまだ緑の部分があり、雪から出ているハッパもたくさん会った。
 寒風山方面は雲に隠れてなにも見えず。北東にある大きいウラジロモミは霧氷になっているのが見えるが、雪が浅く登山道はまだ笹原から下になっていて、一面雪原とはいかない。ここで10本爪アイゼン装着。

3.頂上まで
 西条側から強風が吹き、霧氷も大きく発育している。北斜面は真っ白、南はやや緑が強く、日の光が当たっている所もある。時々雲の切れ目から西条の町が見える。太い木には高知側から雪が付着して凍りついているが、西条側から強風が吹き上げてくる所では明らかに、枝の下面に霧氷が発達している。霧氷を近接で写真に撮ろうとするが風が強くて揺れて撮れない。
 
 一つ目のステンはしごは下のほうが雪に埋もれている。二つ目のはしごを登り切ると、ピッケルを持った3人組に会った。左へ下りるところでは、赤い板に矢印を二つくりぬいた標識が会った。すぐ左に黄色いテープも付いていた。はしごを下ると凍り付いていた。
 樹林帯を抜けると、ジグザグ上がりトラバースになるが雪は浅くまだ笹の葉がチョロチョロ先を出している。登山道はしっかり踏まれて歩きやすい。
 頂上の見えるところで写真撮影。頂上は雲で隠れている。絶えず雲が西条側から流れてくる。

4.頂上
 桑瀬峠から1時間35分。強風で、リュックのポケット内でマイナス2度、多分マイナス5度くらい。伊予富士、笹が峰は全く見えず、時々西条の町が雲の切れ目から見える。高知側は薄日が差している。7−8人いた。天気が回復するかと40分待ったが回復せず。カップラーメンとバナナを食べた。
 ダウンとゴアジャケットで十分温い、ズボンから少し風がしみ込んできて脚が寒い。

5.下山
 歩くのは楽。トラバースで山側斜面が凍ってピカピカ光っている。その内天気が回復し、瓶が森や伊予富士が見え出したので霧氷の間から写真撮影。
 木の幹に高知側から雪が吹き付けて凍りついているのや、枝の周り全体に霧氷がついたり、下側に霧氷が付いたり、いろいろな型がある。冠山と平家平は早くから視界が良くなった。写真を撮りまくり110枚。
 桑瀬峠まで1時間2分。天気はよくなり日が差したが、まだウラジロモミの向こうは見えない。雲が高知側に流れると急に消えていく。ここで気温はマイナス1度。標識の霧氷はもう溶けていた。
 
 僕らのすぐ前に出発した夫婦がやってきて、そのまま伊予富士方面に上がっていった。ちょっと見に行っただけ。しかし、ヨサコイ峠から来た単独男性はその後見ていない。
 桑瀬峠から下りていると、大きいリュックを背負い、前歯のあるアイゼンを履いた男性が上がってきた。今ごろ登るとはテント泊するのかも。ストックを二本持って、アイゼンなしのグループが猛烈な勢いでスキーで滑るように降りてきた。
 
 登山道は一部土色になっているところがあったが、土が出ているところはほんの二ヶ所くらいであった。桑瀬峠から登山口まで48分。

6.帰途
 駐車場に車は8台のみ。すぐ発車した。一の谷館でチェーンを除けた。後はどんどん走り、ゼウスで間食、それが出てくるまでに20分も待たされた。