山日記041番(剣山 登山口から登山口3時間42分 歩行2時間32分)
2003年12月29日(月)剣山1955m 快晴のち曇り 気温マイナス1度 西島1℃ 見ノ越6度
徳島13.5℃

我家(7:26)→清水峠(8:11)30.8km→貞光(8:41)55.4km→剣橋(9:26)→一宇村気温マイナス1.4度
78.5km→(10:40)見の越
見の越(14:27)→土釜(16:59)125.2km→国道192(16:16)136km→我家(17:35)191.4km

コースタイム
見の越(10:45)96.3km→(11:35)西島(11:40)→(12:30)頂上(13:25) →(13:45)西島(13:55)→(14:20)見の越
登り1時間45分
下り55分
同行者:なし

1.出発
 カップラーメン、水分500ml、熱湯500ml、バナナ、羊羹4個、チョコを入れて、出発。県道10号、3号、国道377号、国道193号、国道192号、国道438号を通った。土釜の手前でオイレ休憩。一宇村の温度計はー1.4度であった。
 ダイニクロマツタニハシの下でチェーンをすばやく着け上がっていったが、すぐ渋滞していた。二台の車が道の真ん中でチェーンを付けていた。遅い。やっと出発すると先の車はすぐ見えなくなった。
 除雪は見の越まで完全であったが、スキー場より上は雪がやや多くて、ホイールスピンや横滑りがあった。南面はほとんど雪が融けていた。

2.見の越
 3時間14分かかって着いた。道端に4台、駐車場に我が車を入れて6台。除雪しているが雪を周りに押しやっているので、駐車できる台数は少ない。スコップで雪をのけて場所を確保して駐車した。深さは排気管の高さ。夫婦が準備中であった。京都、富山、岡山の車が来ていた。仮設トイレが二つ。

3.西島駅まで
 神社の石階段の左半分はきれいに除雪されていたので、アイゼンはリフトのトンネルを過ぎてから着用した。一応剣神社に参拝。剣山まで4000mの表示がある。雪は凍ってなくて靴で歩ける。あとからその夫婦が追いついて、抜いていった。二人とも健脚だ。アイゼンと靴の間に雪が詰まって重い。
 後ろ高方に丸笹山が青空を背景にして木々の間から見える。太い幹に雪が付いて、枝にも雪が少し積んでいるのみ。ジグザグ歩いて、最後に左へ曲がる岩の階段道は雪ですべて覆われて歩きやすい。ここを過ぎると樹林帯を抜けて急に明るくなった。
 西島駅では先ほどの夫婦が休んでいた。次郎笈行くんですかと聞くので剣山はじめてですと答えた。祖谷山系がすぐそこに見える。笹が峰、平家平の冠雪、沓掛山が見えるが少し霞んで石鎚山は肉眼では見えない。羊羹を食べてすぐ出発した。

4.頂上まで
 遊歩道を覗きに行くと古い足跡が残っていて、今日は歩いていない。ちょっと行ってみたが、靴がズズッと入るくらい深い。
 大剣道を200mくらい登り鳥居の手前で左折し尾根道になる。ふみ跡はしっかりして歩きやすい。鳥居の向こうの大剣道はだれも歩いていない。西から強風が吹いてきてゴアジャッケトを着た。深い所は太腿の深さであったが、道はしっかり踏まれて硬い。
 刀掛の松付近は、木が落葉して夏に比べると随分明るくて、広々している。左へ行くと行場だが、積雪で道の痕跡もない。吹き溜まりで腰の深さくらいありそう。
 松林を越えると雪がかなり深くなったが登山道はしっかり踏まれている。頂上ヒュッテしたでスノーシューを履いた人が降りてきた。

5.頂上
 ヒュッテ横のコンクリ階段には雪は全くなし。快晴で風が強い。頂上の笹は雪の上に出ている。木道も雪に埋もれていない。宝蔵神社前にも雪は少しだけ。三角点付近もまだらに雪がある。次郎笈は逆光になってピカピカ光っている。ここより雪は相当多そうだ。先の夫婦の写真を撮ってあげて、また撮ってもらった。
 四角い岩で次郎笈を背景に写真。白骨樹まで下りた。足跡が残って、柔らかい雪で、足がズーと入り深くて下りるのは楽だが、登るのはえらそう。合流地点まで行きたかったが、寒風、体力で断念した。
 
 今度はアイゼンをとって木道を歩き、雲海壮まで来た。北を見ると阿讃山脈の切れ目から海の向こうに小豆島が薄く見える。朝よりも霞が強くなった。右には徳島の平野が見えるが眉山がどれかは分からない。風が強く、写真を撮っていると体が揺れる。
 雲海荘横でラーメン、つゆがすぐ冷める。気温マイナス1℃。
 反対側の展望所にいき一の森を見ると足跡がズーッと付いている。頂上では宝蔵神社前で食事をしていた二人、写真を撮った夫婦、一人の写真を撮りに来て南へ下りすぐ上がってきたオレンジのい男性の5人にあった。

6.下山
 ヒュッテ横から下りていると、アイゼンを付けた夫婦がえらそうに登ってきた。大剣道へは雪がたっぷり積み当然だれも歩いていない。
 尾根道は急で雪がふかくてアイゼンで雪をつぶすように歩くとショックが少なくて楽。後からオレンジ色の上下を着て背にアイゼンを付けた男性が急追してきた。西島まで20分。

7.西島駅、見の越
 遊歩道に新しい靴跡がついて一人歩いて降りてきていたのが分かった。
 リフト乗り場へは雪が山積みで、ベンチは埋もれていた、深さは腰の高さ。コンクリの登山道は上からの足跡が一人ぶん付いていた。駅の中にも雪が積んでいた。
 だんだん雲が出てきて、夜には天気が崩れるという予報があたりそうだ。西島からの下りもアイゼンを効かせて楽に下りられた。25分で着いた。駐車場の車は我が車を入れて3台、道端に2台あった。

8.帰途
 14:27見の越発。南斜面の国道の雪は融けていた。完全に曇り剣山全体の姿は撮ったが、青空が欲しかった。第5ヘアピンの少し上で軽4が山側に突っ込み雪に埋もれていたので、スコップを持って搬出に協力した。今日二度目の役にたった。
 一宇村の温度は5.8度。土釜が14:59、125.2km。土釜を過ぎると新しい二車線の道が完成しトンネルを抜けて古い道に合流していた。国道192号16:16、136.0km。清水峠は11℃だったと思う。