山日記044番(04.02.08伊予富士 登山口から登山口まで5時間32分 歩行4時間19分)
2004年2月8日(日)伊予富士途中まで 快晴気温マイナス4度 弱)
コースタイム
登山口(9:58)→(11:15)桑瀬峠(11:40)→(13:15)鷹の巣山尾根(14:50) →(14:37)桑瀬峠(14:50)→(15:30)登山口
同行者:二人
1. 出発
朝起きると快晴で月がこうこうと輝いていた。魔法瓶に湯を入れ、バナナ、小のカップラーメン二つ、羊羹、チョコレートを入れた。ゴアのジャケットもリュックに入れた。高松中央ICから高速に入り、80kmのはやさで走行。みんなの車に抜かれた。
豊浜SAで朝食、wifeは洋朝食、我輩はきつねうどんを食べた。トイレから帰ると知人から電話が入っていたが、wifeが新居浜の手前にいると返事していたが間違いなので、折り返し電話し、豊浜SAであることを知らせた。国道を走っているとのこと。
194号を走っていると後ろから無理に追い越してきた車があったので、バックミラーで見ると、オレンジ色のシャツを着た人であった。道に融けた雪が多く、ゆっくり走った。トンネル手前で除雪車が走っていたので、追い越した。
寒風山トンネルを越えてすぐ、チェーンを装着した。林道の雪は浅く、腹を擦る心配はなし。
2.登山口
10台くらい駐車して、奥の駐車場はロープが張られて進入できなかった。何かの資材置き場になるみたいだ。瓶ヶ森林道をスキーを履いた男性が向こうに歩いていた。高知の人がシラサ峠へ行こうとしたが雪が深くで行けなかった、といってここに来ていた。
3.桑瀬峠まで
最初の急坂を越え、日の当たる無風の道を進んでいった。後から高知人が、追い越して行った。白骨樹の手前で記念写真。ここに白骨樹があるのは初めて知った。
南の斜面に出ると、寒風山から平家平まで快晴の中くっきり見えた。絶景。
4.桑瀬峠
1時間10分かかって着いた。踏み跡は少なく、誰も休んでいなかった。ここでスノーシューを付けてくれ、歩く練習をした。慣れると雪の中を楽に歩ける。25分位着けたり、歩いたりした。
5.尾根まで
僕がシュノーシューをはいて伊予富士へ向かった。重いが後の二人よりはかなり速い。稜線は雪が深く、膝のところ。ふみ跡はあるが柔らかくて靴がめり込む。
一人降りてきた。まだ二人いると。北面の急坂を上っていると、ピッケルを持った人が下りてきた。写真を撮りに来たそうだ。この人は退職しており、退職の記念に寒風山にステンハシゴを自分で付けているそうだ。
ここを過ぎると少し下っている。小休止。雪をならし間食をして、風景を楽しんだ。少し上がるとまた一人降りてきた。先の写真の人も柄の長いピッケルを持っていた。
ここから双眼鏡では、寒風山と笹ヶ峰の上に登山者が見える。塔の丸、剣山、次郎笈、三嶺、西熊山、天狗塚もはっきり見えた。雪が深い。
少し山側を歩いたほうが、笹の中に足がめり込まない。踏み跡がないとどこを歩いたらよいか分からない。少し登り、下って今度の登りを越えると、完全に尾根を越えた。
6.尾根を少し越えたところ
ここまで1時間35分。伊予富士の全貌が現れた。逆光で、快晴、踏み跡が続いているが、山の斜面には見えない。食事をすることにした。我輩はカップラーメン、バナナといつもと同じ。熱い湯をくれたので一応飲んだ。ここは無風で日当たりはよく、気温3度。高知の山々が見える。太平洋も見えているはずだが、霞んでよく分からない。
トラバース道まで下り、そこから笹原を横切って、端まで行き、寒風山、笹ヶ峰、尾根の写真を撮った。相変わらず快晴。頂上まで標高差150mだが、雪が深くて向こうの峰の奥には行けないだろう。
7.下山
体力は十分だが帰ることにした。僕が最後で写真を撮りながら歩いた。帰りも快晴で山々がきれいに見え早く下りるのがもったいない。
桑瀬峠への最後のくだりは誰も歩いていない坂を下ると、深さは膝のところであった。ここまで47分。
先日他県の人が寒風山から笹ヶ峰へ行っているうちに日が暮れて、救助を呼び県警のヘリコプターが二機来たそうだ。全員全く元気だったそうだ。
登山口への道は一部ザラメになっていたが雪道であった。登山口では車がまだ7−8台あり、下から遊びに来ている子供が何人もいた。
気温マイナス2度で、トンネルから強風が吹き出してきた。
8. 帰路
高速でお茶でも飲もうということになったが、道途中で止まり食事をしようということになり、国道11号横のゼウスに寄った。