山日記046番(04.03.13伊予富士 登山口から登山口5時間20分 歩行4時間31分)
2004年3月13日(土)伊予富士 風あり 桑瀬峠 朝3度午後7度 頂上3度 北斜面0度 高知18.7度 松山15.5度
コースタイム
登山口(8:10) →桑瀬峠(9:00)→尾根(9:47) →坂登り(10:23) →(10:50)頂上(11:32) →坂の下(11:47) →尾根(12:15) →(12:48)桑瀬(12:55) →(13:30)登山口
1. 出発、登山口まで
5時に起きたら月が出て快晴だった。すぐに準備して出発。ポカリ200ml、水300ml、湯500mlを持った。中央ICからまず豊浜SAへ。時間が早いのでレストランは閉店中で、いつもの通りキツネウドンを注文。トイレへ。
西条ICから国道194号へ、朝早いから車も少ない。国道も凍っていない。左折して林道へ入ったが、最後の200−300mが凍っているくらいでチェーンなしで行けた。7時50分と早く着いたのに駐車場にはすでに6台駐車中で意外に多い。
雪と氷でよく滑る。大きいトラックが何台も瓶ヶ森林道への扉を開けて入って行った。
2.桑瀬峠へ
初めの急坂には雪がしっかりあったが、そこを越えると雪はザラメ状で、笹原の雪もまばらになっている。白骨樹の手前も1カ月前は想像もできないくらい雪が少ない。靴がめり込むことはない。トラバース道も雪は少なめ。
50分で桑瀬峠に来ると笹原に雪は積んでいるが申し訳程度、地面は雪で見えないが明らかに登山道は引っ込んでいる。寒風山方面も白くはない。気温3度。
3.鷹の巣尾根まで
伊予富士へ向かった。雪が深くなり靴がめり込むようになった。しばらくして6本爪アイゼンを着けた。雪は薄汚れて、笹原の雪ほとんどない。北面の斜面はアイスバーンになっていて、ピッケルで足場を作りながら登った。気温は今日最低の0度。霧氷のあったところも今日はなにもなし。
南斜面に出ると急に暖かくなり、寒、笹、ちち、冠山、平家平がよく見えるが、笹原は白くない。愛媛側の樹林帯は雪が縦に白く見える。そのまま登っていくとまた雪が多くなり凍結したところを過ぎると尾根を越えた。伊予富士が視界に飛び込んできたが、笹原に雪はなし。道だけが白く見える。
4.頂上へ
鷹の巣からむこうは温い。少し登ると北の山々がよく見えるようになり写真撮影。ついで下るところは雪が融けじるくなっている。頂上したの平原は少し雪が残っていた。ここから見上げると頂上へは急坂だ。ジグザグと登っていくとえらい。右下腿の膝よりの筋肉が痛くなった。初めての経験で少し休んだら直った。林の中はアイズバーンでピッケルで足場を作りながら登った。やっと頂上へ着いた。桑瀬峠から1時間50分。
二人いてすぐ下から二人上がってきた。ついで一人上がってきて、初めにいた二人が下りた。この二人とはあとで桑瀬峠で会うことになる。
気温3度、強風でゴアジャケットを着た。コメツツジの芽が膨らんでいたので写真に撮ったがピンボケであった。どんべえとバナナを食べた。霞んで剣山系は見えず、法皇山系は見え、石鎚山、筒上山も見える。東黒森方面へ少し降りると大きい足跡があり、途中で笹原に消えていた。何の足跡か。40分いて下山した。先に下りた人は速い。
5. 下山
犬を連れた夫婦がやってきた。平原で何かしている若者がいた。雪はますます融けてじるくなり歩きにくい。笹原からゆらゆらと熱気が立ち上がり、もう春だ。尾根を越えるとまた寒笹ちちが見えたが、朝と違い笹原に全く雪がない。道の雪もほとんど融けている。数時間でひどい変わりようだ。
アイゼンを外し、午前中に深かったところも順調に歩けた。桑瀬峠へ行くと、寒風山行くんですかと問われた。斜めにおりたのでそう思ったらしい。頂上で会った二人連れであった。ここまで1時間16分。ここは雪はもうなし。完全に溶けていた。気温7度。
6.登山口まで
ここから登山口までは泥道であった。赤土が靴につき、トイレ横の洗い場で洗ったが臭くて、ひょっとしたらトイレの水が流れ込んでいたのかな。
午前中にあった氷雪は完全にきえてなし。車の中は暑くて入れない。
7.帰路
寒風山トンネル内で白バイが車を捕まえ、松山道では僕を追い抜いていったRange Roverが捕まり、高松道でも一台捕まっていた。
豊浜SAでアイスクリームを食べそのまま走り4時9分帰宅。292km。