山日記048番(04.03.27剣山 次郎笈 登山口から登山口まで6時間16分 歩行4時間46分)
2004年3月27日(土)晴れのち曇り 微風 頂上ヒュッテ6度 次郎笈頂上8度 剣山頂上7度 徳島14.8度

家(6:36)→R438へ(7:47)→一宇村1.1度→(8:55)95.4km
見ノ越見ノ越(15:23) →一宇村10.5度→国道192号(16:35) →家(15:40頃)。

コースタイム
見ノ越(9:03) →西島(9:52)→刀掛の松(10:07) →剣山頂上(10:35) →巻き道との合流点(10:51) →(11:35)次郎笈頂上(12:15) →(13:10)剣山頂上(14:00) →(14:28)西島駅(14:36) →(15:19)見ノ越

登り2時間32分
下り3時間04分
同行者:なし

1.出発、見の越
 天気予報では1日中快晴のはず。一人で出発。一宇村の温度計は1.1度でチェーン必要の表示があったが、第5ヘアピンカーブを過ぎると道端に少し雪の塊が見え出した。塔の丸登山口の手前で道が凍りタイヤがスリップしたが、チェーンなしで駐車場へ行けた。雪はなし。7台の車があった。
 アイゼン、ゴアジャケット、スパッツ、水分1000ml、湯500ml、バナナ、パン、ミニカップラーメン、羊羹3個、それ以外にカロリーメイト4本、チョコレート1箱をもって出発した。

2.西島駅、剣山
 前の男性の鈴がやかましいのでわざとゆっくり歩いていった。まだ雪が残っていて、よく滑るがどうにかアイゼンなしで歩けた。西島駅まで200mの標識からは岩は完全に雪に隠れていた。西島駅で例の鈴の男性が休んでいた。
 三嶺の右方に雪を被った石鎚山、笹ガ嶺、ちち山、平家平付近がよく見え、春にしては珍しく視界が良かった。
 駅舎の中で営業再開の準備のために数人が仕事をしていたので、いつリフトは動くのか聞いたところ、雪が少ないので4月1日です、とのこと。トラバース道を見に行くと誰も歩いていない。大剣道を少しあがり、左折して尾根道に入った。雪は硬くて踏み抜くことはなかった。すぐに刀掛の松に来た。ここから上も雪は深そうだが、硬く締まっていた。49分と44分で頂上へ。
 頂上ヒュッテ横からアイゼン、ピッケルを持った夫婦が下りてきた。次郎笈へいったんですかと聞くと、いいえぐるっと回ってきたんです、との返事だった。頂上の笹原には雪が積んで一面白く、木道にも少し積んでいた。

3.次郎笈
 休みなしで次郎笈へ。いつもの四角い岩の前、白骨樹で写真撮影。大きいアイゼンの後がズーッと付いている。雪は日がよく当たりかなり融けて浅い。石が出ている。
 尾根道は温い。遊歩道との合流点まで来た。向こうから足跡がついてきており、僕が西島を出た後に誰かが、遊歩道を通り先にここに来たらしい。三嶺への分岐を過ぎると坂が急になり、雪が多くなった。2−3箇所ズボと入ったがほかは雪は締まっていた。二人が下りてきた。剣山から丁度1時間で到着。若い男性が一人でいた。大きいリュックにマットを付け、ピッケルも持っていた。九州からきて、友達は法皇山系から石鎚まで縦走するとのこと。写真を撮ってもらったが後で見るとなにも写っていなかった。気温8度。ラーメンを食べ、40分いて下山した。

4.また剣山
 尾根道は暖かく55分で登り返すと、二人が登って来ていた。雪が朝より融けてじるくなっていた。次郎笈の北斜面は雪が多く、剣山の南斜面の笹原は雪が少ない。
 頂上には数人がいるだけで静かであった。気温は7度、霞が強くなり、石鎚山が見えにくくなり、山座同定版で小豆島、屋島がやっと分かった。木道に上向きに寝て時間をつぶし、50分後、14時に下山した。

5.下山
 下りの雪道はよく滑る。西島駅まで尾根道を通ったが、下の方は雪が融けてコンクリートが露出していた。駅舎の雪は除雪され、その厚さは30cmくらい。ここでトイレ休憩。曇ってきた。
 西島から下は樹林帯で雪は多く、滑りながら下りたが、最後になってやっとアイゼンをつけた。1時間19分で登山口についた。靴の中に水がしみ込んだようで、冷たくなった。

6.帰途
 見の越に例の若い男性がおり手を振って分かれた。彼は車でトンネルを越えていった。
 霧の峰の人に聞くとリフトは4月の中旬に稼動すると言ったが、西島の人の言うことと違う。駐車場から国道192号まで1時間12分。