山日記056番(04.07.03瓶ヶ森1896m西之川から 登山口から登山口7時間56分 歩行6時間49分)
2004年7月3日(土) 曇りのち晴れ 頂上気温23度 松山33.9度
家(4:12)→高松中央IC(4:24)6.9km→(5:05)豊浜SA(5:15)66.5km→西条IC(5:43)111.1km→下谷(6:19)140.0km→登山口(6:27))143.4km最後の1.9kmは悪路
コースタイム
登山口(6:33) →(7:25)常住(7:28)24度→(8:18)鳥越(8:24) →瓶壷(9:40)21度→男山(10:24) →(10:36)女山(11:20)
→瓶壷(12:00) →岩場終わり(12:20) →(12:53)鳥越(13:00) →沢の水(13:20) →土砂崩れ(13:38) →(13:45)常住(13:52)
27度快晴→登山口(14:29)
登り4時間3分
下り3時間9分
同行者:なし
1. 出発、登山口
4時に起きて、同12分発。水2L,湯500ml、小のカップラーメン二個、バナナ二本、羊羹5個、非常食、スパッツ、雨傘、モンベルのフリースを入れた。ゴルフなのでスピードが出ない。西条まで1時間半もかかった。下谷駅周辺には車がいっぱい。西条ICから登山口まで約40分。西之川林道の最後の1.9kmは悪路だが、笹が峰や三嶺ほどではない。
2. 登山口、頂上
6時33分登山口出発。登山口のすぐ下の崖横に駐車。草が茂っている。
杉林の中を上がって行きまもなく林道に出た。発破作業中の注意書きがあったが、最近作業しているかどうか不明。杉林の中を上がって行きまもなく林道に出て、ここをすぎてまた林に入った。曇ってごくたまに薄日が射す程度。道標が頻繁に出てくる。時々右手に山が見えるがほとんど展望はない。朝早く、日が当たらず薄暗い。特に変わったところもなく、52分かかって、7時25分に常住に着いた。ここも薄暗くて24度。右手に朽ちかけた小屋があり、左手には建物はなく、多くの廃材が整理されて積まれている。リュックを下ろし3分休み。朝早く起きたのと、何か熱っぽいのできっちり休むことにした。
7時28分常住発
向こう側のトラバースに出ると谷川の水音が一段と大きくなった。地図で見るとシロジ谷との名前。下ったり、登ったりを繰り返しいくつかの尾根を越えていった。水量の多い沢を木の立派な橋を渡って越えた。写真を撮ると自動発光するくらい暗い。蝉の声と水の落ちる音だけ、たまにウグイスの鳴き声が聞こえる。上の方は沢を登り次に尾根にでて、また沢に出て次尾根を2回くらい繰り返した。暗くて岩の赤い矢印を見逃して、勝手に尾根にでようとしてしまった。50分かかって8時18分に鳥越着。薄暗い、上空はガスでなにも見えず。径1mくらいの山桜があった。6分休憩。
3.8時24分鳥越発。
広葉樹が多くなり、いくらか明るくなった。柔らかい道を上がって行った。急坂らしいけど、別にどうということはないなと、この時は思っていた。立ち止まるとすぐ蚊がやってくる。大きいかえるがジャンプしたが保護色と薄暗いので気がつかなかった。接写で撮ったが気色が悪いので消去した。ガスの中に入った。登山道に草が倒れ掛かり、露にぬれているので、ズボンが濡れてしまった。アザミの葉かなにか知らないが棘がズボンを通してチクチクささり、これを避けるのに余計なエネルギーを使ってしまった。スパッツは持ってきたが着けるのが面倒になり止めた。その内岩場に来た。両脇は岩がそびえて、道があるのかないのかよく分からないが、たまにある赤テープに従い上へ登っていった。これがあの釜床谷かという感じ。急な岩場を越えて、ひょこっと向こうへ出ると穏やかな風景になり、すぐに瓶壷に来た。
1時間16分かかり9時40分着。地形図をみると釜床谷の上のほうと常住の手前は確かに等高線が密になっている。
9時40分瓶壷着、21度。
上から水がどんどん瓶壷に流れこんでいる。予想外に澄んでいた。ポリの柄杓が五個くらいとじょうごが掛かっている。朝早いのでだれもいなかった。すぐ左折して笹原の中を白石小屋に向かった。ガスがかかり、周りの笹しか見えない。ここで道に迷うと、ガスが晴れるまで動きようがないが、歩いているとどこかの道標に当たるかと、思い直した。鎖道経由男山の道標に従い、笹原の中を進んだが笹の露で太ももまで濡れてしまった。
10時24分男山頂上。
信者がかなり頂上を占めていたので、素通りした。
10時36分女山着、23度。
ガスで周りの笹と男山、たまに西黒森山しか見えない。石鎚山、寒風山はだめ。男女5−6人のパーティがやってきたので、写真を撮ってあげたり、撮ってもらったりした。僕と同じNikonのデジカメを持っている女性がいた。ここで食事、カップラーメンとバナナ。虫がたくさん寄り付いて、顔、右手、左小指をかまれた。
3.下山
11時20分下山開始。この頃から少しづつ、雲が晴れ、石鎚山の中腹が見え始めた。笹原の中の遊歩道を歩き、12時00分瓶壷着。たくさんの信者が水を汲んでいた。少し水を飲みすぐ出発。釜床谷の上のほうは相当な急坂でゆっくり降り、20分で岩場は通過した。上から見ると道はよく見える。道に被さっていた草も露は消えて歩きやすかった。筒上山は樹間からよく見えたが、石鎚山は頂上は雲で隠れている。
休憩している男性を一人追い越した。だんだん雲が晴れ、真上は快晴になった。12時53分鳥越着。座り込んで7分休憩。
13時00分鳥越発。
樹間から日の光が射しこみ、朝に比べると随分明るい。13時20分水量の多い沢にさしかかった。木の橋がつけられていて、渡るのに危険はない。顔と頭をザブザブと洗うと、胸背中に水が流れ込んで気持ちが良かった。少し行くと林床の土砂崩れがあり、登山道が埋まっていた。歩くのに支障はない。登る時には気がつかなかった。13時45分常住着。日が上から射しこんで明るい。27度。上は快晴。詫間電波高専の学生と先生12人のパーティがやってきた。止まらず行ってしまったが、先生は少し遅れてやってきた。瓶ヶ森ヒュッテ横でテント泊するとのこと。一人20kg弱背負っている。以前には建物があって、それは壊されたのですね。と言っていた。
13時52分常住発。
この途中、右膝の外側が痛くなった。3週間まえの瓶ヶ森では痛くはなかったが、少し変だった。歩いているうちに痛みは和らいできた。下がるほど気温が上がるのが実感できた。
14時29分登山口着。30度。
4.帰途
14時32分出発、143.4km。9分で1.9km走り、舗装路に出た。下谷駅付近には多くの人がたむろしていた。西之川で石鎚山、成就への登山口を確認した。豊浜SAは16時10分で10分間でアイスクリームを食べ、17時10分帰った、279.0km。石鎚山饅頭を下谷で買い土産。
5.検討
今日は朝から少し体がだるかった。夕べエアコンをかけて寝たのが原因か、睡眠不足かわからないが、体調は不十分だった。しかしこの道は東ノ川よりタフのようだ。