山日記059番(04.07.25 石鎚山(弥山)1974m 西の川から 登山口から登山口8時間42分 歩行6時間27分)
2004年7月25日(日)晴れのち雷雨 気温23度 松山33.7度 高松33.4度
サンクス発(4:20)→高松中央IC(4:29) →西条IC(5:31)110.9km→西之川(6:07)140.4km
西之川発(15:56)→国道11号(16:36) →(17:20)豊浜(17:35) →高松西IC(18:06)264.3km
コースタイム
登山口(6:15) →成就分岐(6:30) →水場(6:45) →水場(6:55)23度→水場(7:17)→岩原(7:29) →水場(7:35)
→刀掛(7:55) →水場(8:00)24度 →涸れ沢(8:10) →滝(8:15) →風穴(8:20) →水平道(8:30) →ロープの沢(8:46)
→八丁坂底(9:05)23度→試し鎖(9:36) →売店(9:45) →(10:00)夜明峠(10:05) →(10:25)鳥居(10:33)
→面河分岐(10:55) →(11:03)頂上(12:00) →鳥居(12:15) →夜明峠(12:30) →(13:10)八丁坂(13:50)
→成就(14:10) →(14:25)成就駅(14:30) →下谷駅(14:46) →アスファルト道(14:50) →登山口(14:57)23度
登り4時間48分
下り2時間57分
同行者:なし
1. 出発、登山口
サンクスでソバを買い、フルーツゼリー二つ、パウダー1L分、水分1.5L、冷凍水200ml、非常食を持った。高速は走り放題、豊浜でホットドッグとコーヒーを購入して、走りながら食べた。登山口にはすでに4台駐車中であった。
2. 登山口から八丁坂まで
県道12号のすぐ横の階段から登った。ここは標高432m。持った水分は1.7L、スポーツドリンクのパウダー一袋。沢の水を利用するつもり。苔のむした石垣に沿って杉林の中を緩やかに上がっていった。廃屋が何軒かある。気温は23度、霧に包まれたような感じで日の光は見えない。夜明峠成就、土小屋、西之川の道標が頻繁に出てくる。踏み跡ははっきりあり、成就への分岐を通り越し、沢の水場を3ヵ所過ぎ、大きい岩が左から覆い被さっている所を過ぎると、杉林の中、すぐに岩原に着いた。
7:29岩原着。真っ直ぐ行けば夜明峠石鎚山頂、左へ行けば土小屋。ほぼ水平になった道を5−6分歩き、橋で谷川(御塔谷)を渡り、次に岩だらけの谷川におりて進み、右手の斜面に登った。ここの所はルートを間違わないように気をつける必要がある。あとは広葉樹林の中を上がっていった。部分的に登山道が雨水で洗われ石が出て、あたかも涸れ沢のようになっていた。
7:55刀掛着。左奥は八丁坂、右手は岩原、左手前は夜明峠へ通じている。沢の水音を聞きながらここまで来た。木々の緑の間から日が射してきて、気温は24度。登山道が涸れ沢を上がっているようなところがあり、はてこれでよいのだろうかと、心配になったが、赤テープを発見し、間もなく滝に到着した。刀掛より上で水場は二箇所あった。
滝を過ぎると、何か急に寒気がしてた。冷蔵庫の扉を開けた時冷気が流れ出るような感じだった。左手の大きい岩の下の穴から、冷気が噴出し、それは温度計を当てると13度。ここを過ぎるとやっと展望が開け、バックの山並みが見えた。三十六王子参拝道の標識の矢印がこちら向きに付いています。刀掛まで下って行きなさい、ということのようだ。
今日は防虫スプレーを散布したが、左腕、顔も以前と同じく三ヶ所、かまれて、さらに帽子を被っているのに、その上からアブに刺された。かまれたのは散布の前か後か不明。暑くなりベストとシャツの前をオープンにし、換気をすると随分涼しくなった。だれにも会わず、水音、鳥の声、緑、清流がありすばらしい環境。
8:30ほぼ水平の広い道になり、楽に歩けるようになった。成就社からくる尾根道に近いなという、感じだ。
9:05八丁坂着。登山口から2時間50分。標高1300m、気温23度。急に人が多くなり、都会の雑踏に迷い込んだようだった。
3.頂上まで
体調はよく、疲労感もないため、石鎚頂上を目指すことにした。ここからは木の階段道が延々と続く。これだけ歩く所をはっきり見せられると、げんなりする。木道はしっくりこない。2年前より木道は随分増えている。ためし鎖を左に巻き、売店を素通りし夜明峠着。
10:00夜明峠前社ヶ森は見えるが、石鎚頂上はまたも雲の中。10:25鳥居下。ここで初めて、腰を下ろして水分補給。瓶ヶ森、成就のアンテナ塔がガスの中にやっと見えた。8分休憩して出発した。今まで4時間以上歩いて筋肉が疲労しており、巻き道の階段は休み休み登った。渋滞しているところはなく、これは新しい往路復路を分けた鉄橋の威力だ。11:03弥山頂上着
4.頂上
登山口から4時間48分、1974m、気温23度、晴れ。50−60人いた。二ノ森とその奥の鞍瀬の頭は見えるが、成就社、瓶ヶ森方面はガスの中。天狗岳はくっきり見える。そこへ行こうかとも考えたが、今日はまだ下山に4時間近くかかるので自重した。山頂小屋は大繁昌。またも厚かましく、人に頼んで天狗岳バック、二ノ森バック、雲の中にあるはずの成就社バックで僕の写真を撮ってもらった。ソバ、フルーツゼリーの昼食を食べて元気が出た。
「温度計持っておられるのですね、何度ですか」と若い女性に聞かれた。そのまま頂上へ向かった。丸亀から来たそうだ。
5.下山
12:00下山。雲が多くなり、試し鎖まで下りた時遠くから雷が聞こえ、その内ポツポツ降り出した。12:30夜明峠着。まだまだ上がってくる人は多く、午後になって子供連れの家族も何組か見かけた。
13:10八丁坂。八丁坂手前で、雷がビシビシ鳴りだし、大粒の雨が桶をひっくり返したように降ってきた。急いで八丁坂休憩小屋に駆け込んだがが、一向に止む様子がなく40分間待って、ゴアの雨具を着て成就社を目指した。雷雨がなければここから刀掛経由で西之川まで2時間ちょっとで着くはずだった。成就への道は雨水が川のように流れていた。刀掛経由は危険この上なし。この新しい革製のトレッキングシューズは豪雨の中、内部は完全に保護されていた。ここから成就社まで20分。14:10成就社着。ロープウエー乗り場の少し上に河口への道標がある。ここから3−4時間くらいか。
14:30発のロープウエーに乗り下谷駅に着いた。ゴンドラから下を見ると沢には水がドンドン流れており、雷雨の激しさが窺える。アスファルト道を7分歩き、無事登山口に帰った。
14:57登山口着。大宮橋から加茂川を見ると、濁った水がごうごうと流れ、午後の雷雨の激しさを示していた。
今年の夏中に石鎚山へ、西之川から登ろうと計画していた。今日は下見の意味で西之川から登ったが、予定を変更して頂上まで行ってしまった。朝早く出発すれば十分往復できると思った。
すばらしい山中を一人で、八丁坂まで3時間近く歩き、頂上では二ノ森、鞍瀬の頭も見え満足できる一日だった。ただ雷雨のために、八丁坂―西之川の下りが歩けなくなったのは心残り。またし残した小仕事をして、きなこだんごの土産。27日(火)おいしかったと礼を言われた。