山日記060番(04.08.08 次郎笈1929m 丸石1684m 登山口から登山口まで6時間36分 歩行6時間1分)
2004年08月08日(日)晴れのち雨 次郎笈頂上気温20度 徳島32度
サンクス発(4:50)→(7:25)奥祖谷かずら橋

コースタイム
奥祖谷かずら橋(7:35) →国体橋(8:10)→尾根(9:29) →(10:00)丸石(10:05)→分岐(10:21)→トラバース分岐(10:55)→(11:15)次郎笈頂上(11:37)→西島分岐(  )→西島駅(12:30)→(12:55 )見ノ越(13:03)→(14:11)奥祖谷二重橋
同行者:なし
登り3時間40分
下り2時間34分

1. 出発、奥祖谷かずら橋
 サンクスでソバを買い、果物ゼリー二つ、ようかん五個、水分2200ml、非常食を持って4時50分出発。見ノ越でトイレ休憩。徳島県貞光町から見ノ越まで約40km、すでに大型バス4台、自家用車が多く止まっていた。そこからR439を7.2km下り奥祖谷かずら橋に来た。奥祖谷かずら橋には車が5−6台止まっていた、が観光客は見えなかった。

2. 尾根まで
 7:35出発。標高1020mくらい。奥祖谷かずら橋への入り口を入場料を払わずに入り、木の階段道を下りかずら橋を渡った。入場料は帰りに払えばよいのかなと、勝手に理解した。祖谷川は最近の豪雨でごうごうと水が流れている。丸石谷川からも同様に水が祖谷川に流れ込んでいる。右岸に沿って登山道がついているが、露を一杯含んだ笹が山側から道によりかかり、腰から下がすぐにずぼずぼになった。
 谷の水は少し濁っている。ごうごうという水音、日光の射さない薄暗い中、露にまみれながら穏やかな登り道を上がっていった。最近の豪雨で道が洗われ、岩石がもろに出ているところがあるが、ここ以外に登山道らしいところはなく、間違う心配はない。
 8:10、国体橋に着いた。20度で涼しい。今まで1.2km歩き、丸石まで2.4km。平坦な広場でベンチらしいものもあった。橋を渡り、道が少し下流に向かい、その後ジグザグ道になった。広葉樹林帯で林床は笹。日が当たれば明るいはずだが、北斜面で早朝。時々日の光が見えるので、晴れているようだ。大きなかえるを何匹か見また。
 上から10数人の団体が下りてきたので、笹原に避難して道を譲ってあげた。昨夜剣山で宿泊して、奥祖谷へ下っているとのこと。
 9:29、尾根に着いた。標高1540mくらい、気温22度、奥祖谷かずら橋から2.4km。看板があり、国道へ出る人も一人500円徴収すると書いている。林の中で展望はなく、樹間から空を見ると曇り。ここから尾根道を東に向かった。

3.尾根道
 丸石避難小屋横で向こうから、先ほどの団体の後半部がやってきた。ウラジロモミの林の中、笹の中の道を進んで行った。ウラジロモミが途切れてやっと展望がよくなったと思ったら、またガスの中。南からガスが湧き上がっている。このところいつもガスの中で、これを打破するには秋まで待つしかないようだ。坂を上がり丸石着。
 10:00丸石着、1684m。北に塔ノ丸が見える。次郎笈は完全にガスの中。北側は明るくて、南側はガスの中。林道への分岐が見え、犬と男性が上がってきた。そのほか高知弁の女性、中年男性にも会った。丸石を東に下りすぐに林道への分岐に着いた。
 10:21分岐着、標高1590mくらい。ガスの切れめから次郎笈がみえるが、はるか頭上。あそこまで行くのかと思うとげんなりする。今日は体調は最悪のようで、睡眠不足(昨夜日本対中国の決勝戦をやっていた。前半しか見てない)、朝飯の不足(パン一枚しか食べてない)、歩き出してからの経口摂取不足(羊羹二個とポカリ500mlのみ)がその原因みたい。脚が疲れたのではなく、体全体がだるくて力がでない。しかしとにかく頂上を目指した。

4.次郎笈へ
 10:55トラバース分岐。ここで右の頂上へ向かった。風が樹木で遮られると、とたんに暑くなり汗があごから滴り落ちる。ガスの中かすかに、標識が右と左に見える。右が頂上標識。
 11:15次郎笈、よちよちと歩きやっと頂上に来た。だれもいなかったので、とにかく標識の写真を撮ったがバックは完全にガスで真っ白。気温は20度。横になっていたら寝込んでいた。気がつくと、完全にガスに包まれ、雨も降ってきた。
 とにかくエネルギーの補給。ソバとフルーツゼリーを食べ元気回復。食事中に剣山方面から数人の団体が上がってきた。この時点ではもう、引き返しはせず、見ノ越へ降りようと決めていた。

5.下山
 11:37下山開始。坂を下りているうちに雨が強くなり、傘をさして歩き、西島分岐まで26分。この間に10数人の人に会った。いままで剣山頂上は見えず、この後も見えることはなかった。振り返ると次郎笈頂上もガスの中。剣山頂上へは行かず、そのまま西島へ向かった。人は多くなり、高校野球中継を聞きながら前を歩いている男性はアルコールの臭いをぷんぷんさせていた。
 12:30西島。13:00見ノ越着、気温25度。水分、エネルギーを補給して国道439号を下る。

6.奥祖谷二重かずら橋へ
 13:03奥祖谷かずら橋へ出発。ここから距離7.2km、標高差400mの下り道。下りだから早く歩ける。車で走っていると見逃すところだが、多くの小さい沢から水が祖谷川に流れ込んでいる。かなり歩いた頃に、愛媛ナンバーの車のご夫婦が乗りませんかと止まってくれたが、歩いて行きたかったので辞退した。しかし、1時間ちょっと歩いた時、バスが横に止まり扉まで開けてくれ、乗りませんかと言われて、断りきれなくなり、乗ってしまった。
 14:11奥祖谷かずら橋着。周回の完結。雷が鳴りだし、先ほどまで出ていた太陽も雲に隠れてしまった。今日もガスと雨にやられてしまいました。好天は秋まで待つしかないようです。今日は登りで本当に体がだるかった。慢性的睡眠不足か。