山日記066番(04.11.03笹ヶ峰 寒風山経由)
登山口から登山口5時間59分 歩行4時間58分
2004年11月3日(水)文化の日快晴のち曇り 笹ヶ峰4度、強風
家(5:00)→(5:48)豊浜SA(6:02)64.8km→西条IC(6:29)108.4km→一の谷(7:03)135.5km→(7:20)登山)
登山口(13:40) →一の谷(14:00)149.6km→R11(14:30)170.7km→西条IC(14:43)177.1km→(15:09)豊浜SA(15:21)220.7km→中央IC(15:57)278.7km→家(16:26)283.7km
コースタイム
登山口(7:35)142.7km→桑瀬峠(8:15) →(9:03)寒風山(9:09) →(10:25)笹ヶ峰(11:05) →(12:15)寒風山(12:30)
→桑瀬峠(13:03) →(13:34)登山口
登り2時間50分
下り2時間29分
同行者:なし
1. 出発、登山口
ベルが鳴る前、4時半に雨音で目覚めた。長袖下着、シャツ、フリース、長いズボン下、水500ml、ポカリ1000ml、羊羹4個、ゼリー二個、普通のカップラーメン一個、非常食としてチョコレート、カロリーメイト、ガスバーナー。5時にゴルフで出発。我が車は車検中。
豊浜SAで朝飯、ムスビ二個、240円、塩昆布を家から持っていった。R194号は土砂崩れで、完全に崩れ去っており、その山側に迂回路がつけられており、信号での交代交通になっていた。林道で猿が道を横切った。駐車場には計4台あり、2−3台が瓶ヶ森林道に入っていった。
2.寒風山まで
ここは標高1120mくらい。高知側は晴れているが、霞がかかり視界は悪い。この付近は紅葉真っ盛りだが、台風でブナの葉はほとんど落ち、低木のカエデだけが目立っている。男性が一人で登山道に排水の溝を作りながら登っていた。朝早くて、日が当たらず、紅葉の美しさが実感できない。ズボン下をはいているので歩いていると暑い。
10歩長に渡り登山道脇が崩れたところはそのままだった。道は乾いて、落ち葉で覆われているので、快調に歩ける。桑瀬峠が近くなり、完全に雲が消えた笹ヶ峰が現れた。その右のちち山、冠山まで見渡せる。快晴になった。8:15桑瀬峠、40分かかった。1451m。
ここで強風にさらされた。一人だけ休憩中。道標を撮影して、北へ向かった。台風で折れた太いウラジロモミのところに来た。ここで携帯のアンテナが立ったので、職場へ電話。Nさんがでて、歩きながらMさんへ聞き合わせしているうちに10m歩いたら、圏外になった。また
電話して昨日要件の状態を聞いた。どこへ行っているのかと聞くので、以前のウラジロモミだと答えた。
ここの笹は台風で痛めつけられ、葉の先は割れ付け根近くまで黄色くなっている。登山道も荒れたようで、一番下のステンハシゴのふもとは岩が新しく設置されて、きれいな階段道に作り直されている。ロープを伝って下るステンハシゴのところには、新しいロープが岩に付けられている。この冬には活躍しそう。
一人が下山してくるのに会った。峠から上は紅葉は終わっていた。尾根道には落ち葉が積んで柔らかく、快調に歩き、9時3分寒風山頂上、1763m。登山口から寒風山まで1時間28分。
霞んでいるが快晴。頂上標識につけられた寒暖計はまだ健在で4度を示しているが、僕のは6度(前回もこの差があった)。笹ヶ峰をバックにして撮影。シャリばてにならないように、ポカリを飲み、羊羹2個(約340kcal)を食べた。ここからは瓶ヶ森が邪魔になり石鎚山は見えない。
3.笹ヶ峰へ
9:09笹ヶ峰へ出発。急な坂を下り、全て落葉した樹林帯を抜けた。道にはカエデ、ブナの落ち葉がいっぱい。笹原の尾根道に出るとさらに風が強くなり、ここでダウンジャケットに着替えた。笹は多分9月に刈り払いされたものと思う。刈られた笹は踏まれて粉砕されている。北風で左耳が痛くなり、左眼から涙が出るが、顔の右半分はもろに日光が当たり温い。軽アイゼンを持って来ようかと考えたが、それより耳当て帽子のほうが必要だ。疲れは無いが脚が変。4日前の土曜日に高橋尚子の半分の速さで3000m走ったのだ。目的の山が見えるので楽しい。丸山荘への分岐を過ぎて笹ヶ峰頂上着。
10:25 笹ヶ峰着、1960m。登山口から笹ヶ峰まで2時間50分。誰もいない。強風で気温4度。左の奥から東予市、西条市、新浜市、沓掛山の右(東)に伊予三島市が見える。
西の石鎚山は雲に隠れている。頂上は暴風雪かも。はるか東の剣山系は霞んで見えず。寒くてかなわんので、南斜面に避難して、ラーメンの準備をした。370Kcal。手袋を取ると指がかじかんでつらい。
あっという間にガスに囲まれてしまった。雨も降ってきた。前回と同じ、風向きが違うだけ。そのうち急に人が増えて7−8人になった。ヘルメットをリュックに付けた人がいた。道具一式の写真を撮った。
4.下山
11:05笹ヶ峰頂上発。雨具のズボンをはいて下山した。少し下ると夫婦らしいペアが上がってきたが、女性は空身、男性だけがリュックを背負っている。サービスしすぎだと思った。さらに下ると男性が来た。「女房がばてたので寒風山に置いてきた」と彼は言った。大丈夫かいなと思った。
尾根道を下りやっとガスの下に出た。暑くなったので雨具のズボンは脱いだ。寒風山への登り返しはきついが、ばててはない。710Kcalが効いている。
12:15寒風山着。頂上は人がいっぱい。風は強くて、気温は6度。どこかで見たことのある男性がいた。すぐ分かった。ガスの中の二ノ森で会った人だった(帰って調べると7月18日)。挨拶すると向こうもすぐに僕が分かった。「あの時と帽子が違いますね、もっと大きかったですね」とさえ言ったのでびっくりした。
間もなく夫に置いてきぼりされた女性が上がってきたが、別にばててはなかった。ただ歩くのが遅いだけみたい。一人で登山を楽しんでいる様子。15分間休んだり写真を撮ったりして下山。頂上から登山口までに20人くらいの人に会った。登山道はにぎやかだった。
13:03桑瀬峠着。5−6人が休んでいたが、すぐに彼らは出発した。僕は水分補給してフルーツゼリーを食べすぐ歩き出した。伊予富士から降りてくる人はいなかった。ここから下は紅葉がきれいで、午後の日に照らされて登山道まで黄色く染まっている。しかしブナの葉はほとんど全て落葉している。
13:34:登山口着。車は20数台に増え、人も多くにぎやか。気温は10度。登山靴の泥を落として帰途に着いた。笹ヶ峰から登山口まで2時間29分、途中休憩15分。
寒風山まで1時間28分、笹ヶ峰まで2時間50分。
5.帰途
林道を下るとき後ろから何台か着いてきたが一台は愛媛ナンバーで他は高知ナンバーであった。R11まで来ると快晴であった。