山日記067番(04.11.13阿波竜王山 )
2004年11月13日(土)曇り 頂上8度
内場ダム→相栗峠まで9km 15分
コースタイム
駐車場(12:08) →登山口(12:15) →四等三角点(12:35) →(12:59)鷹山公園(13:25) →讃岐竜王(13:52) →(14:22)阿波竜王(14:42) →讃岐竜王(14:55) →鷹山公園(15:16) →登山口(15:48) →駐車場(15:54)
朝早く小仕事をすませてから、阿波と讃岐の竜王山に行った。結構登山口まで時間がかかった。
登山口は香川県香川郡塩江町相栗峠のふもと。標高は峠が570mくらい、頂上は1060mでその差490m。前回は簡単に登れると思って行ったが、結構きつかった。登り下りが結構あって、累積標高差は6百数十mあるかも。
国道193号を、塩江町で内場ダム方面に入り、そこから舗装路を約9km、15分走り駐車場に着いた。先人が1台。
登り2時間14分
下り1時間14分
同行者:なし

12:08歩き始め
 鷹山公園への道を7分歩くと、左に登山口の小さい標識がある。そこから山中に入った。黒い水道管に沿って歩き、すぐに木で土止めをした急な階段道になった。徳島香川県境で、広葉樹林帯。道は落葉で覆われている。この階段道、真っ直ぐ尾根を登っているので、「うわーっ、たまらん」という感じ。道にさるとりいばらがたくさん生えていたのが、今でもまだあった。栗のイガがたくさん落ちているが実はなし、イノシシが食ってしまったか?
 展望がないので楽しみが少ない。道に架かった小枝を切りながら登っている男性を追い越した。太い松の木が折れて登山道を塞いでいるが、枝が切られていて、またいで通過した。

12:35四等三角点
 本格的な格好をした夫婦らしい二人連れがガスをたいて食事中。前回の記憶があやふやで、ここが四等三角点でないような感じがして、ここを行けば竜王山ですかと聞いてしまった。また階段道を下り、右手に樹間から屋島を見ながらまた登り。急な土の坂道を滑りながら登った。また別の夫婦が食事中。そこを過ぎて、鷹山公園に着いた。

12:59鷹山公園
 車が二台。湯を沸かしてラーメンを食べていると、男性が寄ってきた。今日は日の出の写真を撮って、ここでは紅葉の写真を撮りたいとのこと。大きい三脚をだして撮影を始めた。見ノ越まで行けるか、東祖谷から西祖谷まではどうか、奥祖谷二重橋の辺りはどうかなど聞かれたが、間接情報しかないので、行けるはずです、と答えた。軽四で帰っていった。

13:25鷹山公園発
 右香川側は檜の植林帯で杉もあるよう、左徳島側は広葉樹の自然林で明るい。落葉をみるとカエデは少なく、ほとんどはブナの葉みたい。黄色い葉が一面にあると、付近全体がパーッと明るい。台風でヒメシャラが根こそぎ倒れている。
 向こうが明るくなり、前方に標識が見え出し、讃岐竜王に着いた。讃岐の最高峰と言っても香川徳島県境にある。1050m。

13:52讃岐竜王山
 案内板を見ると、現在位置が竜王山の西になっている。間違い。みんなが指摘してつついて、現在位置が引っ込んでいる。阿波竜王まで700m。また急な木の階段道を下り、キャンプ場への分岐に来た。登り下りを繰り返した。左に出べそのように飛び出した広場があり、男性がベンチにすわり食事中。

14:22阿波竜王山1060m、気温8度
 だれかいると予想していたが、だれもいなかった。雲ははるか上空で、北方は屋島、五剣山、紫雲山、勝賀山、女木島(鬼ヶ島)、男木島、西方は雲辺寺山、そのわずか右は七宝山らしい。象頭山も見える。徳島の眉山も見える。瀬戸の島々は讃岐の山の連続であることがよく分かる。青空がないのが残念。高松市街は日の光が当たっている。

14:42下山始め
 下りはどんどん歩ける。しかし讃岐竜王手前の木道は今度は登りで「うわーっ、たまらん」。ここで夫婦にあった。食事中に追い越した二人のようだ。枝払いをしている男性にまた会った。ゴアテックスの丸帽子を着ていた。12時55分讃岐竜王。15時16分鷹山公園。じいさん、娘、孫二人が写真を撮っている横をすり抜けて下りていると、「ここまで歩いてきたんですか、すごいですね」と女性が言う。びっくりされたことに、一瞬こちらがびっくりした。アスファルト道を通らずに、また山道に入るとびっくりしたように僕を見ている。
 四等三角点手前の木の坂道は休み休み登った。左から沢の水音だけが聞こえてくる。ヒヨドリの鳴き声くらいあってもよさそうなのに、全く動物の気配がない。

15:48登山口着
 6分歩いて駐車場に着いた。相栗峠を越えて少し徳島側まで歩くと、向こうの山々がよく見えた。晴れてきた。赤いスポーツカーにアベックが乗って鷹山公園に向かって行った。
 今日は新しいリュックを背負ったが、寸法は合って、腰ベルトも良かった。荷が軽かったが、申し分なし。下り1時間12分、登りは食事時間をいれて2時間14分、木の道はしっくりこないが、落ち葉の積んだ道は歩きやすかった。