山日記069番(04.11.23東黒森 登山口から登山口まで6時間29分 歩行5時間34分)
2004年11月23日(火)快晴 東黒森頂上10度

家(5:00)→(5:41)豊浜SA(5:54) →西条IC(6:17)110.9km→R194(6:25)117.5km→一の谷(6:47)138.5km→登山口(7:00)146.5km

コースタイム
登山口(7:13) →桑瀬峠(7:50) →(8:41)寒風山(8:58) →桑瀬峠(9:28) →鷹の巣山尾根(9:58) →頂上した平原(10:15) →(10:30)伊予富士頂上(10:41) →(11:16)東黒森山(11:45) →伊予富士(12:19) →鷹の巣尾根(12:50) →桑瀬峠(13:12) →登山口(13:42)
登り4時間3分
下り1時間57分

同行者:なし

1. 出発、登山口まで
 16年11月23日勤労感謝の日は快晴降水確率0%の天気予報。昨年、一昨年も快晴だった。朝4時35分に起きると、満天の星で、北斗七星は天頂のやや北、オリオン座は夏より低くなっていた。ポカリ1L,水500ml、ラーメン、羊羹5個、非常食(チョコ、カロリーメイト)。ズボン下をはき、下着、シャツ、モンベルのシャツを着た。豊浜SAでムスビ二個の朝飯、持って行った椎茸昆布がおかず。ガスは250gと古い110gのものを持った。
 いつものように西条ICで高速を降り、R194で寒風山トンネルを抜け林道を走り登山口(高知県本川村旧寒風山トンネル口)に着いた。4トン以下の車は通行可だった。35kmを43分で走った。寒風山は朝日を受け赤く輝いている。
 駐車場にはすでに10数台の車があり、好天の登山日和を示している。寒風山で霧氷を見て、引き返し伊予富士、時間があれば東黒森まで行く予定。

2.寒風山まで
 7時13分登山口発。ここは1120m。準備運動している男性が「今日はちち山まで行きたいな」と言った。彼は少し前、東黒森へ行ったそうだ。軽アイゼンを持ってきたが、車に置いた。桑瀬峠まで、下のほうは道は落葉の絨毯、上のほうは落葉は原型をとどめていない。白骨樹の手前で後から来た赤いシャツの男性に記念写真をとってもらった。
 7時50分桑瀬峠着。1451m。先の男性は健脚で、すでに姿はなく桑瀬峠から左の伊予富士へ向かったようだ。右は寒風山。微風で雲ひとつない。霧氷を期待して寒風山に向かった。折れたウラジロモミの横を通り乾いた道を快調に歩いた。手前の峰を男二人組が登っており、その声がよく聞こえてくる。その他には全く物音がしない。歩くのは遅い人達だ。
 
 振り返ると、写真を撮ってもらった赤いシャツの男性が尾根道を伊予富士に向かっていた。霜が降って土は部分的に凍っているが、霧氷は全然ない。3−4cmもある霜柱がたくさんある。痩せ尾根で二人を追い抜いた。女性がストックを取りに降りてきた。落としたそうだ。霧氷が付くには今日は温すぎるようだ。8時41分寒風山頂上着、1時間28分、1763m。
 先人が二人、すぐ後二人が来た。気温6度。双眼鏡で見ても笹ヶ峰、ちち山頂上には人影は見えない。支柱の寒暖計は無事。数日前には霧氷があったとの話を、ストックを落とした女性から聞いた。その夫婦はベテランらしい様子をしていた。高知方面は雲海がきれいだ。
 
 追い抜いた二人の男性の一人は大きいデジカメを持っていた。一枚が1.5Mの容量だそうだ。DVDに保存するとのこと。僕をみて速いですねと言った。
 女性が一人笹ヶ峰へ向かったらしいとの話が出たので、双眼鏡で見ると、登山道にいた。白っぽいズボンですぐに樹林の陰に入った。その話を出した二人組も笹ヶ峰へ向かった。ポカリを飲んで、羊羹を食べて8時58分下山。下山中にもたくさんの人が上がってきた。

3.寒風山から伊予富士
 多くの人が登山していた。10数人に会った。単独女性に撮らせて下さいと言うとポーズをとってくれた。9時28分桑瀬峠着。数人が休憩中であった。素通りして、伊予富士への尾根道に入った。左を見ると登山口から桑瀬峠に至るジグザグ道に登山者が列をなしている。鷹の巣山の尾根手前では、霜が残り気温は7度。前を行っている女性四人組は高知の人だ。「歩きゆーろ」、「靴と靴がひっついちゅうわね」など言っていた。
 9時58分鷹の巣山尾根を越えた。伊予富士の全貌が現れた。両側に翼を広げたような格好をしている。南斜面を歩いているので暑い。
 振り返ると左から沓掛山、寒風山、笹ヶ峰、ちち山、右手前の鷹の巣の山が見える。笹は刈られて歩きやすい。頂上下の広場に来た。見上げると、「ウムム、急やなー」と声が出そう。前の女性がめまいがすると言って、笹原に倒れこんだ。「大丈夫ですか」と尋ねると「大丈夫です」と仲間の女性が答えるので、そのまま追い越した。血糖がどうのと言っていた。
 
 10時15分頂上下の平原。ここからがえらい。10時30分伊予富士頂上着、1756m。10数人はいた。人が多く後ろに引けず、標識が大きい変な記念写真になった。双眼鏡で西方を見ると、冠山の右側に祖谷山系、剣山系とその間の塔の丸の凸の部分が見える。水分補給して、10時41分東黒森へ出発。

4.伊予富士から東黒森へ
 東黒森への道は刈り払いされておらず、道が見えず歩きにくいところがある。今日はスパッツは不要だったが。南斜面のすぐ下に瓶ヶ森林道が走っていて、軽装の女性二人縦走路を歩いている。
 北斜面では落ちた霧氷がたくさん融けずにある。枝に付着していたところがまだへこんでいる。この道では他に男性二人の縦走者に会ったのみ。日は暑く、風が当たると涼しい。
 11時16分東黒森着、1735m。東方面は、寒風山、笹ヶ峰、ちち山、右は伊予富士。男性一人が食事中であったが、すぐ伊予富士に向かった。標識に寒暖計が付いている。伊予富士にもあった。日があたり17度だが、僕のは10度。ガスをだして食事の準備。バーナーを近影にして石鎚山の写真撮影。男性一人と五人組が上がってきた。彼らは林道へ降りて、男性は旧寒風山トンネル口まで歩いて、五人組は林道から車で帰ると言っていた。僕は愚直に来た道を引き返すことにした。
 
 西方面は、右端に瓶ヶ森、真ん中手前は自念子ノ頭、奥に台形の石鎚山、その左方に二ノ森が、そして瓶ヶ森林道も白く見える。この好天で石鎚山、瓶ヶ森は混雑していることだろう。

5.東黒森から下山
 11時45分東黒森発。きままな一人旅。12時19分伊予富士頂上。20数人はいた。座る余地がない。素通りして、急坂を降りた。三回滑り一度手をついた。13時12分桑瀬峠。犬を連れた家族らしい一団がいた。寒風山から続々下山してきている。駐車場がこんなところから見えるなは初めて知った。下山時には50台くらいあり、13時42分登山口着。これほど多くの車があるのはいままで見たことがない。林道を下っている時にも対向車が頻繁にあり、すれ違いに苦労した。
 
 快晴の登山日和。これで雪が積んでいればとか、霧氷があれば良かったとか、欲が尽きない。
 仕事のし残しがあり、ちょうどMNさんが4日振り。何時間くらい歩いたと思いますかと聞くと4−5時間と答えるので、7時間弱と訂正したら脚痛くないですかとまた聞く。