山日記070番(04.11.27虎丸山 )
2004年11月27日(土)晴れ
16年11月27日(土)香川県東かがわ市の虎丸山に登った。11月20日にも頂上を目指したが、全くオリエンテーションがつかず1時間半うろうろしただけで、帰ってきた。
国道11号を東かがわ市西村で、虎丸公園、大川体育館、與田寺への標識の所で南へ曲がった。南に三角形の虎丸山がそびえてる。高速道の下を抜けすぐ左折し、とらまる橋を越え、すぐ右折し与田川に沿い、次にその支流である別所(べっそう)川の右岸を走り、最後に道横の広場に駐車した。国道11号からここまで、10分くらい。ここは香川県東かがわ市別所(べっそう)。台風23号の水量は甚大で、与田川の雑草は完全に流され、砂に覆われれ、コンクリートの堤防もゆがんでいた。
コースタイム
駐車場(11:28)→壊れたえん堤で左岸へ(11:55) →右岸へ→三丁の丁石(12:38) →鎖(12:45)→尾根(12:48)→福栄への道標(12:54) →(12:59)頂上(13:30) →尾根を降りる(13:37) →新宮池(14:15)
同行者:なし
1. 出発
シリオのハイキングシューズ、手袋をはき、グレゴリーのリュックを背負い11時28分出発。しばらく別所川に沿い歩いた。堤防が大きくえぐられ、道はもちろん畑まで流されて、仮の道が畑の中に付けられている。
お知らせ、台風23号による災害等で登山道は非常に危険な状態になっているため通行できません。東かがわ市教育委員会の標識が立っている。前回は一瞬考えたが、今回は完全無視。鶏舎の横を通る時は臭いに閉口する。
2.頂上まで
新宮池の手前ですでに道が流されている。新宮池は地形が変わっている。一週間まえに見ているからびっくりしないが(一週間前はびっくりした)、土砂で埋まり水の面積は以前の3分の1くらい。
次に竹林があるが、ここも林床は完全に砂だ。全て濁流に覆われたようだ。範囲が狭いから迷うことはない。ここを抜けてから、大きい沢の中を上がって行ったのが先週の間違いのもとだった。この沢はすごいことになっていて、流木、倒木、流岩石でぐちゃぐちゃだ。両脇は高いところまで木々が下流になびいている。
登山道は沢の右岸にどうにか残っていた。先週、あきらめて帰っている途中に発見した。赤いテープがついている
登山道には木が倒れかかり、這いつくばったり、枝をつかんで乗り越える。壊れたえん堤のところで右岸から左岸にうつった。沢は大きくえぐられ沢を横断するのに岩盤、岩石、流木を越えていく。
道が途切れると、続きを発見するのに時間がかかるが、その付近だなと近づいていくと、大体赤いテープがついている。木々は紅葉しているが、そんなことはどうでもよくなった。
大きい岩壁の下にやってきた。これを登るにはロッククライミングが必要だ。あきらめて右に方向転換して沢を進んでいると幸運にも赤いテープを見つけた。ティッシュの切れ端や空きボトルが落ちているのは先人の置いた目印だろうか。沢を上がり、発見した道によじ登った。デジカメの電池がなくなり、充電したスペアももってくるのを忘れて、肝心の写真が撮れていない。時間を置くとかろうじて撮れた。
12時38分、丁石を発見した。三丁と彫っている。頂上まで約330mのはず。その横にうつ伏せになった登山道標識もあった。沢を上り詰めると鎖があり、それに赤いテープが着いていた。いままでいたるところで登山道が崩れたり、流されたりしていたが、ここからはしっかり見えた。土止めの丸太はだいたい残っているが、斜面の木が倒れ掛かって邪魔をしてる。踊り場のようなところから大川体育館がよく見えた。ここは記憶にある。12時48分尾根道に到着した。頂上まで120m、福栄登山口まで1.08kmの標識をすぎ間もなく頂上についた。1時間30分かかった。30分は余計にかかっている。全て枯れてしまったと思っていたが、大きい松ノ木を一本発見した。
3. 頂上
ベンチに立つと誉水小学校、大川中学校、三本松高校、誉田寺、与田川、湊川、旧大内町と旧白鳥町の市街が、南東の石つくりのお宮さんからは引田方面、福栄(ふくえ)方面が見える。虎丸山頂上420mの標識はまだあった。正式には417m。双眼鏡を車に忘れて残念。
石のお宮の両脇に松ノ木が計二本あり、その高さは3mくらい、去年より大きくなって、一本増えていた。左右対称になっていたので植え替えたのかもしれない。
頂上小屋には登山ノートがあり、11月には5人が記入していた。途中で道が分からなくなり、尾根を目指して上がったら水主(みずし)からの登山道に出てしまった、との記載もあった。その前には、豪雨の中頂上まで来ましたとも。三本松高校の登山部の記載もあった。
三本松高校創立記念日の全校生の虎丸登山は、今の登山道では危険で無理。来年4月までになおるかどうか。倒木を処理しただけではまだ危険、道が崩れている。
ガスバーナーを出し昼食。今日のリュックは軽いので、古いガスボンベを使い切るために持ってきた。ラーメン。湯は500ml必用。
4.下山
昼食後下山開始。登山道を上から見ると、地形がよく分かり崩れたところの延長上あるいは、曲線上に続きの道がよく見える。
遠方から見ると虎丸山に変化はないが、これほど登山道や沢が変形しているとは思っていなかった。沢は大きく削られ岩盤が出て、岩石、倒木、流木でぐちゃぐちゃ、その両脇は高い所まで土が流され、木は下流に向かって傾いていた。旧大内町の秀峰が早く復活することを願っている。
M.N.さんは体育館の屋根は台風で二回も飛んでしまいそのたびに修理したと言った。三本松で聞いてきたそうだ。姉ちゃんの家が国道のすぐ北にあるそうだ。