山日記079番 阿波竜王山1060m
2005年2月27日(日) 晴れ 2.5度 無風登山口から登山口2時間58分 歩行2時間48分
コースタイム
家(5:40)→清水峠(6:29)30.1km→貞光(6:59)54.2km→剣橋(7:37)75.3km→第5ヘアピン上(8:10)撤退→チェーン脱(8:30) →内場ダムへ(9:53)145.9km→(10:10)相栗峠駐車場(10:20)
登山口(10:25) →三角点(10:47) →鷹山公園(11:17) →(12:20)阿波竜王山頂上(12:30) →鷹山公園(13:00) →登山口(13:23) →駐車場(13:28)
登り1時間50分
下り53分
同行者:なし
1. 出発
週末は雪で塔ノ丸を予定して出発したが貞光町で剣山スキー場は終了したとの看板があった。どうもいやな予感がした。剣橋を超えるともう道は凍っている。雪は深そうだ。一宇村の道路寒暖計のかなり手前でチェーンを付けた。4分。要領が良くなった。温度計はマイナス2.2度。まだあまり車は通っていない。順調に走ったが、だんだん雪が深くなった。除雪はしておらず、轍がだんだん深くなり、腹を擦りそうになった。第5ヘアピンを超えて、これ以上行くと腹を擦ると判断して撤退した。
後からは四駆がどんどん上がってきた。香川ナンバーのバスが来た、どうもベースキャンプのみたいだった。あとでHPを見るとやはりそうだった。雪が深くて、塔ノ丸頂上までいけなかったと書いていた。やはり床の高い四駆でないとだめだ。
このまま帰るわけにも行かないので、竜王山に行くことにした。清水峠から塩江を目指し、内場ダムへ入り、17分で相栗峠に着いた。
2.相栗峠、頂上
駐車場には雪が薄く積み、端には雪が積まれていた。先人が二台。雪融け水が透明にアスファルトに凍り付いている。これはよく滑る。すでに二台駐車中であった。標高570mくらい。今期最後の雪の竜王山だろう。アイゼンは車に残し、スパッツはリュックに入れ、アスファルト道を5分歩き登山口に着いた。アスファルト道の両脇には雪が残っている。
湯500ml,ポカリ1000ML、ぶどうぱん3個、カップラーメン一個、果物ゼリー、非常食を持っている。
10時25分登山口出発、地形図で見ると標高610mくらい。
雪が積んでいるがトレースがあり、歩きやすい。何人もの人が歩いている。ジグザグ歩き、階段道の直登にさしかかった。丸太は全て雪に埋もれているので見えない。見えるより、この方がよろしい。左右は林で展望はなし。今日は寒気がやって来て寒いはずだが、日光は樹間から射しこみ、風もなく暖かい。
足跡は右の巻き道へ向かっている。ただ一つだけ、雪に隠れそうな古くて僕より小さい足跡だけが直登している。四等三角点をパスできないので、直登した。
10時47分四等三角点、776.5m。気温は2.5度。無風。ここから急坂を下り巻き道と合流した。道の両側に大きい穴が掘られ、トラロープで囲われている。一個のもあるし三個のもあった。こんなのが何ヶ所もあったが、植林するのだろうか?V
土坂の急登も雪に覆われて、案外登りやすい。ズルズル滑るかと思ったがそうでもなかった。その内下りになり、右手に鷹山公園が見えてきた。
11時17分鷹山公園着。東屋で7−8人が食事中であった。あの踏み跡はこの人達のらしい。スパッツもつけ、ちゃんとした冬山の姿をしている。アスファルト道は凍りついている。休憩なしで通過した。
あとは大体登りで、雪は深い所で20cmくらい。左は徳島側で落葉した広葉樹林帯、右は香川側で植林の杉林。日は樹間を通して当るが、雪は全く融けていない。讃岐竜王山頂上付近は雪が広く踏み固められていた。その次は急な下りの階段道。ぞっとするような急な階段の下り道も当然雪に隠れている。よろしい。古い足跡が一人分ついている。下のほうで男性が一人向こうに向かっているのが見えた。
竜王キャンプ場からの合流点を過ぎ、もうすぐ阿波竜王山。明るい尾根道を雪をキュッキュッと踏みしめながら歩いた。スパッツも着けず、ジルイところもなく快調であった。左に広場とベンチがあり、ここには誰も踏み入っていない。先の男性も着ていた。山なれした様子であった。次に犬を連れた男性がやってきた。
12時20分阿波竜王山頂上着、1060m。二階建ての展望台、山座同定板もある。晴れ、無風、気温2.5度、視界が良い。360度見える。徳島市の市街と眉山、剣山、次郎笈。あとの二つは木の小枝が邪魔をして見にくい。西の雲辺寺山、七宝山、象頭山、北には高松の屋島、紫雲山も。瀬戸大橋を確認するのは忘れた。
高空は霞んでいるが、これほど視界が良いのは珍しい。木の芽が膨らんでいる。張っているから、春と言うらしい。 寒いはずだが温い、春はもうすぐだ。
男性と話をした。さいさい山に登るんですかときかれたので、月に二回くらいですと答えた。よく行きますねとの、返事だった。塔の丸へ行こうとしたが腹を擦りそうになりやめたとも行った。南を見て、一の森、剣山、次郎笈、丸笹山、塔ノ丸とすらすらと言った。
3.下山
10分して頂上を去った。下りは、雪道を滑るように歩いた。キャンプ場分岐を過ぎて、木の階段道にさしかかった。さすがにここはきつい。讃岐竜王を過ぎ、後は下り一直線。鷹山公園では親子が雪遊びをし、男性が写真撮影していた。ここから少し登り、四等三角点は左に巻き、楽をした。登山口まで53分。登りの半分の時間だった。これほど視界が良いのは以外であった。香川県中の山が見えた。空気はもう春。雪は予想外に多かった。
4. 帰途
ピーナッツ菓子の差し入れをした。ちゃんと有難うございますという。