山日記082番大滝山946m
2005年3月26日(土)大滝山946m 快晴 6度 強い北風
コースタイム
苫尾口(10:20)→苫尾峠(10:58)→大生峠(11:30)→(11:53)大滝山・城ヶ丸(11:55) →(12:10)西照神社→大滝寺(12:43)→苫尾峠(13:53) →苫尾口(14:25)
登山口から登山口4時間5分 歩行4時間2分
同行者:なし
1.出発・苫尾口
明日は天気が崩れるとの予報で、大滝山に行った。湯500ml、ポカリ1L,フルーツゼリー、カップラーメン、干し柿二つ、羊羹を持った。
家から国道193号に入り、塩江で内場ダム方向に曲がり、6km走り一ツ内バス停で左へ入り、小出川に沿い県道大滝上西線を3.6km走って、大屋敷橋の手前に来た。道横に駐車場が完備されている。わが車が最初の一台。道横に駐車場が完備されている。今は10時過ぎ。
2.苫尾口・大滝山城ヶ丸
大屋敷橋を越えるとすぐに苫尾口の標識があり、大滝山4290m、苫尾峠1370mの道標がある。地形図ではここは標高490mくらい。薄暗い北斜面の檜林の中を上がって行った。少し寒く、はく息が白くなる。10数分歩くと、中間遊歩道という新しい広い道にでた。山腹を走っている。こんな広い道がいるのかなという感じ。
この道を横切って九十九折りの坂道を上がっていった。道は松の落ち葉で覆われている。松の木を見るといつも松食い虫の被害が気になる。ここでもやはり枯れた木が倒れていた。だんだん風が強くなってきたので、フリースを着込んだ。10時58分に苫尾峠に着いた。道標があちこちに向いている。
ここは標高790mくらい。奥が大滝山(城ヶ丸)へ2240m、手前は相栗峠へ通じている。北風が強い。木が多く展望はない。大滝大川自然公園の案内看板があってよく地形が分かる。
明るい尾根道を東に向いて歩いていった。土止めをした階段道だ。11時5分四等三角点のある苫尾山819mに着いた。南は徳島脇町で展望はない。阿讃山脈縦走路という赤字の標識があったが、ここだけで見た。三本松というところに着いき、きっちり道標があり、松ノ木を数えたが二本しかなかった。
小さい峰を幾つか越えて、だんだん雪が多くなった。昨日の降雪が残っている。いままで足跡はなかったので僕が今日最初のハイカー。
11時30分大生峠に着いた。香川側からここに向かって足跡が3−4人分やってきて、東方向大滝山に向かっている。一つの靴はブロックを見ると普通の運動靴だった。雪が薄く積んでいる。北斜面には雪が残っている。広葉落葉樹帯で明るく、モミの木も散在している。11時53分大滝山・城ヶ丸943.3mに着いた。この標識の少し奥に二等三角点があるが、地蔵さんがすぐひっついてあるのがいやだった。大滝山・城ヶ丸となっているが地図では城ヶ丸だけだ。気温は6度で、北風が強い。東屋と付近にベンチが設置されている。薄く融けかかった雪が積んでいる。
3.西照神社
立ったまま干し柿を二つ食べてすぐ出発。ここから向こうはブナ林の中の尾根道。太いブナがいくつもあり二ヶ月もすると新緑のトンネルになりそうだ。男二人女二人の組が下りてきた。大生峠から来たあの足跡の人たちだ。以外に年寄りだった。ブナのトンネルは良いが、両脇にズーと地蔵さんが並んでいるのは悪趣味だ。ブナ林の東の端がブナ峠で、左に降りると、香川側の駐車場まで170m。
12時10分、城ヶ丸から10分ちょっとで西照神社に着いた。雪が積んでいるがほとんど融けかかっている。徳島側、香川側から道路が来ている。
この神社の裏が946mの最高位置で大滝山らしいが、20分捜してなにの標識も発見できなかった。樹木が多く、展望はない。地蔵さんがたくさん立っているのは興ざめだ。
4.大滝寺
少し下って、ブナ峠で徳島側に200mくらいおりると大滝寺があった。北風はなく、日光を受けて尾根とはえらい温度の違いだ。脇町が俯瞰できるが、空気はかすんですっかり春の様相だ。双眼鏡で見ると、次郎笈は真っ白。熱湯とポカリを持ってきたが羊羹とフルーツゼリーを食べただけで、12時43分本格的に帰途に着いた。
5.帰途
途中二組、四人を追い越して13時53分に苫尾峠に着いた。高松が見えるかな、と気をつけていたが結局見えなかった。かすんでいる上に塩江の山々が邪魔をしている。途中、ベンチにリュックを置いて、少し南に降りて双眼鏡で剣山系を見ていると、リュックが転がり落ちてしまった。親切なご夫婦が拾い上げてくれた。花粉症で鼻水が猛烈に出だした。
14時25分苫尾口に着いた。今日は一度も腰を下ろしていない。雪でベンチも地面も湿っていたし、疲れてもいなかった。案内看板を見ると、尾根道から何本も香川側へ降りる道があり、それらは中間遊歩道で結ばれている。さらに下ると県道に連結している。
駐車場にはわが車を入れて5台あった。桜はつぼみもない。このコース展望はなく、静かな尾根道歩きだった。大滝山頂上はどちらかいまだに不明。946mが頂上らしいが、なにもなかったのは寂しい。
帰途、また職場へ行って、雑談。土産要りますかと聞いた手前、やはりなにか持っていかなければならなかった。これだけ歩いたのは大麻山以来。
体重54.4kgになっていた。夕食を食べて55.6kgくらい。