山日記083番高越山1133m
2005年4月10日(日)高越山1133m 晴れ頂上21度 八幡さん前30度
コースタイム
八幡(9:40)→登山口(9:53) →残り4km→残り3500m→(10:56)平坦地(11:13) →山頂まで1km(11:53) →高越大権現(12:23) →(12:30)頂上(12:50) →林道、山川まで2.6km(13:45) →登山口(14:38)
登り2時間37分
下り1時間48分
同行者:なし
1. 出発、登山口
昨夜は待機だったので今日は8時半まで家にいた。ズボン下ははかず、シャツとフリースで出発。車はパジェロイオ。県道10号沿いでガソリンを満タンにした。ポカリ1L,フルーツゼリー二個、ぶどうぱん三個、いつもの非常食。ガスコンロ、カップラーメンは持たず。午後から曇りで夕方から雨の予報だった。
清水峠から脇町へ。道沿いの桜は満開でまだ散り始めでもない。昨年の今日は道路に散った花びらが積んでいた。192号で高越山の道標に導かれて、右へ入ったがそこから先は分からず。しかし何とか山川町の八幡さんまで来た。ここで近くの男性に聞くと、登山口は向こうの白い家で右へ曲がると良いと言われた。車が二台。一台は軽四のトラック、もう一台は乗用車。その男性は昨日も何人かが登って、午後3時頃帰ってきたといった。白い家で右折すると、畑仕事をしている腹の出た男性がいたので、登山口を尋ねると、丁寧に教えてくれた。きれいな阿波弁を聞いたのは久しぶり。鳥居の向こうにあった。車三台くらい置ける広場があり、一台だけ駐車していた。ここまで10数分。
2.登山口から頂上
コンクリート舗装された登山道がしばらく続き、次にコンクリートの階段道になり、その後すぐに本来の土の登山道になった。20分歩くと山頂まで4kmの指導標があった。登山口から4.5kmくらいか。よく見る黄色や紫の花がたくさん咲いている。山腹には桜があちこちに咲いている。そのうち幹の直径60cmもある山桜に出会った。上を見ると青空をバックして淡いピンクの花が日に当たり、浮き出てきれいだ。あちこちでウグイスが鳴いている。その他鳥の声だけで、たまに飛行機の音がする。静かだ。道標が500m毎に出てくる。10時56分広い道に出た。広場になっていて、北の端から阿讃山脈が良く見える。脇町の奥の清水峠、その西(左)の大滝山、さらに西(左)の竜王山、さらに西の大川山も。双眼鏡では竜王山のアンテナ塔は見えるが、大川山頂上の神社は見えない。もろに日光を受けて暑い。リュックのポカリも温くなっている。ここが中間点付近。10数分間風景を楽しみ出発。
高くなるとモミの木が出現した。風が強くなり、ゴーゴーという音がする。ここまで来るとまだブナに新緑の葉は出ていない。夫婦が降りてきた。これで車二台の持ち主が分かった。
山頂まで500mのところで小休止して、ぶどうパンとフルーツゼリーを食べた。久しぶりの山登りと暑さで少々バテ気味。大きい鳥居を過ぎると間もなく、高越寺に着いた。車できたらしい数人が門前でたむろしていた。ここから左へ行き、高越神社に着いた。ふきのとうが一面に発育している。さらに太い杉の木林の中を進み、頂上に着いた。12時30分頂上着、1133m。
弘法大師の像が立っていて、周囲は大きいブナに囲まれている。上から日が当たり、暑くて明るいが展望は悪い。樹木がじゃまになって剣山、次郎笈、阿讃山脈も見えない。1等三角点1122mがあるはずだが、付近をさがしても発見できず。11mの標高差だからかなり離れている模様。ベンチがあったので座って休憩と栄養補給。またぶどうパンとポカリ。気温21度、風が強い。かなり疲れてベンチで上向きになっていたら、寝込んでしまっていた。
3.下山
12時50分下山開始。調子にのりどんどん下れる。その内暑くなってきた。気温は25度。ここでシャツ一枚になった。帽子も手袋も脱いでしまった。顔にあたる風が熱い。もう夏だ。中間点の広場でもう一度阿讃山脈を観察。完全に霞んでいる。14時28分登山口着。
ここから歩いて八幡さんへ向かったが、黒い車がじっと待っている。何事かと思ったが、登山口はどこですか、頂上までどのくらいかかりますか、と聞かれた。今日は下調べに来たそうだ。
車のガラスが少し開いていたので、そこから桜の花びらが一杯車内に入りこんでいた。暑いと思ったら気温は30度もあった。さて帰りは川田川を渡り、阿波和紙会館を越え吉野川市山川支所横を通り、国道192号に出会い、左折してもう一度国道192号で川田川を越え、穴吹から脇町を目指した。国道193号、脇町から道端に停めた新車を要れて高越山を撮影。吉野川市、美馬市、つるぎ町などと地名もすっかり変わってしまった。
193号から見た山腹は、緑のなかの白い桜が派手できれい。桜は人を狂わすという。仏(私の死後)には桜の花をたてまつれ(西行)、桜は妖しき神の贈り物(宣長)など。塩江町は花見の人でひどい混雑だった。警官がでて交通整理をしていた。清水峠は27度もありエアコンをつけて運転した。
今日は久しぶりの山登り、その上暑くてバテた。この程度でバテるとは思わなかったが。しかし静かに人のいないところで桜を堪能できた。翌日はお尻の筋肉が痛くなった。一ヶ月以上本格的に歩いていなかったので、体がなまっていた。