山日記086番 三嶺1893m
2005年5月29日(日)頂上15度 高松29.7度 徳島28.3度 晴れのち曇り
家(5:40)0km→たからだの里(6:31)43.4km→井川池田IC(6:51)59.6km→登山口(8:30)128km (13:35)発→家(18:15)261km
コースタイム
名頃登山口(8:40) →1517m峰(9:10) →合流部(9:15) →マユミの木(9:50) →池(10:16) →(10:26)頂上(12:15)
→池(12:25) →分岐(13:03) →登山口着(13:25)
登り1時間46分
下り1時間10分
同行者:一人
1. 出発
昨日はまだ腰が少し痛かったが今朝起きるとかなり動けた。昨日は今日は山へ行かない予定だといったが、急に電話して三嶺へ行くことにした。サンクスで日本ソバを買い、簡易保冷バッグに冷凍したスポーツドリンクをいれそこにソバも入れた。ポカリ1.5L、ブドウパン4個、ゼリー二個と非常食。下着とカッターシャツ。セルフでガソリンを入れてから距離計をスタートしたので2kmくらいは足し算しないといけない。
国道32号から琴平を通りたからだの里経由、大歩危橋を通り、名頃へと行った。2時間50分かかった。猪豚牧場を初めて注意して見た。土砂崩れの所はきれいに整理されていた。夫婦が林道をあるいて登っていたので、乗りませんかと勧めたが、辞退したのでそのまま通り過ぎた。どうも神戸からきたようだ。車が下にあった。上の登山口にわが車を入れて4台、その200m下に二台あった。名頃橋から4.7km。
2.頂上まで
昨夜雨が降ったらしくて地面が濡れて、涼しい。頂上まで2.8kmの道標がある。初めはかなり急な坂だ。30分歩いて1517m峰に着いた。若葉が明るく広々している。少し下ると下の登山口からの道と合流している。樹間から日光が射し、新緑は明るく、木々は豊かで林床は笹。幹にはコケが生えている。
腰に衝撃が起こらないようにゆっくりと体を動かした。階段道をグッと踏ん張って登る時に左の腰にピクッときたが、それ以上にはならなかった。滑って転ぶことは恐怖だ。時々鳥のさえずりが聞こえるのみで、他にもの音はしない。
9時15分に合流点に着いた。ここを過ぎると小さい水たまりがあり、古い動物の足跡が残っていた。モミの木の皮が鹿に食われている。マユミの木は若葉が明るく道横にデンと構えている。大きいリュックを背負った一団が下りてきた。お亀岩で宿泊したそうだ。
登山道には木の根が出ていて、雨ならさぞよく滑るだろう。絶対に滑ってはならないと自分に言い聞かせながら登った。全ての注意は腰に集中している。
ガレ場を過ぎ、大岩横を通り最後の急坂を登り池に出た。この間水場を見に行くと、チョロチョロ水が流れていた。すぐ左折して頂上を目指した。ここから10分くらい。途中慰霊の碑を二つ訪れた。
3.頂上
10時26分頂上着1893m、気温15度。数人しかいなかったが、間もなくドンドン上がってきた。徳島側より高知側からの人が多い。東熊山方面からも多くの人が上がってきた。20人くらいが常駐するようになった。東の剣山、次郎笈は雲のなか、西の天狗塚は見えた。三嶺を守る会のひとが沢山きていたようだ。
猫の手さん、釋さんご夫婦に自己紹介した。早い昼食にソバを食べて、ぼんやり南を見ていると突然一人の登山者がヌッと現れた。勝ぼうずさんだとすぐ分かった。あの四国八十八箇所の杖を持っていたから。朝2時10分に出発して8時間55分かかったとのこと。少し疲れ気味のよう。みんなが質問攻めをし、ポカリ、羊羹、強壮剤、ゼリーなど、どうぞどうぞと差し出した。記念写真を撮った。彼は10数分休憩して激励の握手をみんなから受けて、復路へと向かった。見ノ越着は夜の10時ころだろう。健闘と無事を願わずにはおれない。
植生回復のために進入禁止の看板があちこちにある。露地の面積を測定していた。植生回復の資料を作成しているそうだ。
4.下山
だんだん雲行きが怪しくなってきた。われら二人、釋ご夫妻、猫の手さんの五人で下山を始めた。腰の受ける衝撃は登りの時より下りの時のほうが強いと猫の手さんが言った。多分そうだろうと思うが、何の症状もなく杞憂に終わった。少し痛くても十分歩けるものなのだ。無事登山口に着いた。このころ雨がパラパラ降ってきた。猫の手さん、釋さん夫婦は歩くのは早い。関東で住んでいたが、定年で故郷に帰ってきたとのこと。むこうではよく山登りに行っていたとのこと。勝ぼうずさんはどこを歩いているのか話題にしながら下りた。ちょうど一パーティが周遊して四ツ足谷から上がってきた。
まだ多くの人が登っており、上の登山口とその周辺に計10台くらい、下の登山口に8台まだあった」。われらが車で帰っていると、200m下の駐車場で釋さん夫婦と猫の手さんが帰る準備をしていた。手を振って別れを言った。
登り1時間46分、下り1時間10分、計約3時間の歩行では腰は大丈夫であったと結論。
5.帰途
13時35分帰途についた。祖谷の道の駅で蕎麦アイスクリンを買い食べた。たからだの里で彼と別れ今回も小仕事の残りを終えて、家着は18時15分。