山日記089番(05.06.26 石鎚山1982m 標高差1550m )
2005年6月26日(日)晴れのち曇り雨 登山口から登山口10時間43分 歩行9時間05分

家(3:55)0km→小松IC(5:07)127km→西条IC(5:17)143.5km→県道12号(5:27)152.8km→(5:55)西之川(17:01))173.8km→高松西IC(18:53)297.7km→家(20:27)314.4km

コースタイム
西ノ川登山口(6:01) →岩原(7:15) →(7:53)刀掛(7:55) →分岐(9:05) →丸太橋(9:15) →(9:23)天柱石(9:37) →(10:47)夜明峠(10:52) →(11:42)弥山(12:15) →天狗岳((12:25) →(12:40)弥山(13:01) →(13:32)夜明峠(13:45) →天柱石((14:23) →丸太橋(14:30) →分岐(14:45) →刀掛(15:23) →岩原(15:49) →登山口着(16:44)
同行者:二人
登り5時間41分
下り3時間43分

1. 出発
 前夜9時に睡眠薬を飲んで寝た。朝3時半起床。ポカリ、水計2Lと凍ったドリンク200ml、ジャムパン一個、ゼリー二個、羊羹5個、非常食としてチョコレート、カロリーメイトを持った。雨具を持ちザックカバーは持たず。サンクスでソバと朝食用の牛乳を買った。デジカメを忘れた。車にはポカリ二本を残した。
 3時55分パジェロイオで出発、しかしいよ西条ICで下りそこない、小松まで行きUターンした。登山口着は5時55分で両氏は来ていた。

2.頂上まで
 6時1分出発。432m。廃屋の横を通り間もなく、道が崩れたところに来た。右上に道がありこれが迂回路になっている。右に成就社への道が分かれていて、杉林の中を歩いて7時15分岩原に着いた。標高約890m。枝打されて明るいところだ。大岩と「ここは岩原」の道標は記憶にある。休まず向こうの水平道を歩き数分で御塔谷川の鉄橋を渡り左折し、川原に下りた。左岸に上がり谷川に沿って上がって行った。
 刀掛着は7時53分、標高約1020m、日が強くなり明るい。水分を補給し写真もとった。八丁坂、天柱石・夜明峠への分岐だ。ここから谷を下り、八丁坂からくる谷川を徒渉して御塔川の左岸を上がって行った。新緑と差し込む朝日、清流、青い岩のとりなす風景は絶景だ。水溜りを見るとアメゴがいてサーッ向こうへ泳いで逃げていく。去年の台風で杉林の中の道が流されているようで一部分かりにくいところがあったがHさんは迷うことなく進んでいった。
 9時5分杉林の中の分岐に着いた。標高約1220m。谷川からは離れてしまっている。土小屋、八丁坂、天柱石、西之川への分岐だ。天柱石への道標だけが急に上を向いている。杉の手入れは良くて日が林床に射し込んでいる。10分歩いて、丸太二本の橋に来た。かなり高くて危なそうで、迷うことなく崖を降りまた上がり沢を越えた。昨年のANちゃんの報告に写真が出ているあの橋だ。ここからがかなりの急登であった。
 9時23分天柱石着。若葉に隠れて全体は見えないが、高い岩だ。リュックを下ろして休憩。虫が多いので防虫スプレーをふった。寝転がって下から天柱石めがけて写真を撮った。Hさんは蚊取り線香をつけ、Kさんは樟脳のビンをぶら下げた。
 9時37分ここを出発。いよいよ今日のハイライト。若葉の間から石鎚山が見え出した。Hさんは道から少し離れた倒木に移り写真を撮った。僕は苔生した岩で滑り転んで、腕まくりしていた右前腕をすりむいてしまった。アザミの棘が脚に当たり痛い。とりかぶと、わさび、うどなどHさんはよく知っている。
 10時47分夜明峠着、1323m。ロープウエイで上がった仲間が少し上で待って入る。あのOKさんもいるようだ。僕が休みを省き先頭で彼らに追いつくと、拍手で迎えられた。高知の人たちだと言った。ここからは僕一人で頂上を目指した。日曜日にしては人が少ないようだ。やはり三の鎖巻き道に来るとかなり脚が疲れてくる。立ち止まって休んだ。面河への分岐付近も木の階段道がきれいに完成している。

3.頂上、1974m
 11時42分頂上着、風は涼しく晴れで日光は強い。30人くらいいた。かなり疲れたのでまず床机にすわり休んでから、ソバとゼリーの昼食を食べた。水分摂取は700mlくらいで少ない、歩くのに一生懸命であった。帽子を顔にかけて上向きに床机にひっくり返っていた。かなりしてから連中が到着した。天狗岳へ行った。四つん這いで10分。頂上では単独男性と夫婦らしい三人のみ。弥山から写真を撮ってもらった。土小屋、二ノ森、成就社が見える。少し雨が降ってきたので岩が濡れる前にここを離れた。

4.下山
 水分2200mlでは足らないようなので、山頂小屋でポカリ500mlを買った。450円。13時01分弥山から下りた。団体でぞろぞろという感じ。途中ヘリポートがあったので見に行くと、6歩、7歩の平坦な露地があった。夜明峠からは僕とHさんで天柱石を目指した。Kさんは膝をいためたら困るのでロープウエイで下りた。雨が降ってきてズボンが濡れたが、この程度は大丈夫。13時45分夜明峠発、14時23分天柱石、14時45分分岐、15時23分刀掛、15時49分岩原、16時44分登山口、休みなく歩き続けた。
 分岐を過ぎたあたりでリスが木を頭を下にして降りていた。暫くするとまたリスに遭った。これは僕は気づかなかったが彼が見た。分岐を過ぎると谷川の音が聞こえてくる。御塔谷川にはまたアメゴが見えた。川で頭顔をざぶざぶと洗った。いつのまにか八丁坂から来る川に当たっていた。流れが逆になっていたので、オヤッと思った。この川を徒渉して坂を登ると刀掛だ。岩原手前の水溜りにもアメゴがいた。高度が低くなると確かに気温が上がってくる。膝の痛みはないが、汗も出てきてかなり疲れてきた。
 登山口に着くとKさんはパジェロに乗ってくつろいでいた。京屋の売店はだれも客は居らずひっそりしていた。きなこ餅は680円。すぐメディアをキタムラカメラに持っていきCDコピーしてもらった。