山日記091番三嶺1873m
2005年7月31日(日)曇りたまに雨19度南風 登山口から登山口4時間33分 歩行3時間41分+1時間44分=5時間25分)
いやしの温泉郷から道を間違え引き返し名頃から登った
家(5:38)0km→清水峠(6:12)30.7km→貞光(6:39)55.5km→剣橋(7:06)77.3km→見ノ越(7:34)95.1km→丸石(7:46)102.3km→名頃橋(7:50)104.9km→いやし温泉入り口(7:58)110.4km→いやしの温泉(8:02)112.0km→名頃橋(10:20)118.9km→(10:27)121.1km下の登山口(15:11)121.1km→名頃橋(15:21)123.3km→見ノ越(15:44)
→剣橋(16:14)151.3km→貞光(16:47)173.2km→家237.9km
コースタイム
いやしの温泉郷駐車場(8:14)→赤テープ(8:27) →徒渉(8:49) →鹿(8:52) →道なし(9:00) →登山道ヘ(9:38) →赤テープ(9:58)
平尾谷登山口出発(10:30) →(11:28)合流(11:35) →海抜1600m(12:02) →まゆみの木(12:13) →水場分岐(12:24)
→(12:40)ヒュッテ(13:20) →(13:35)頂上(13:40) →分岐(14:28) →登山口(15:03)
登り3時間5分
下り1時間23分
同行者:なし
1. 出発
4時半に目覚ましがなったがまた寝て次に起きたら5時半。サンクスでソバ305円を買いポカリ3本、水一本、凍ったドリンク300ml、ゼリー二つ、ブドウパン3個、羊羹4個、非常食をもった。見ノ越まで1時間56分、これは速い。いやしの温泉郷でトイレ使用、きれいな建物でトイレもきれいだった。高知のパジェロがあり、これはきっと登山だろう。
2.登山道
バンガロー天狗塚の10m先でアスファルト道路を左折、コンクリート道を20−30m歩いていくと左前に人家がある。ここで右折した。畑を囲っている黄色いネットをくぐり、畑の右端のあぜを進みまた向こうに小さく見えるネットをくぐり左折。杉林の境界のところに犬小屋がありここで激しく吠えられた。小さく見えるネットのすぐ向こうを左に進むと最終人家がある。大きい木(もみ)がありここで右折して10m行くとまた大きい木があり、ここに最初の赤テープがあった。ここまで13分。ここから山に入っていく。畑の中を通るのが少し申し訳ない気がする。
初めの内は赤テープがあり、道もはっきりしていた。間もなく軌道と交差してその下をくぐり、上へ向いて軌道の右側にでた。しばらくそれと平行して上がって行ったが、道は右へそれていった。道はあちこちで倒木でさえぎられ、迂回して歩いている跡がある。土砂崩れの跡もあった。8時49分沢を徒渉。鹿らしい動物を目撃。斜面が急になり歩きにくくなった。
9時ごろ急斜面でついに道が分からなくなった。土砂崩れの場所や、倒木で道が塞がれたところがあり、あちこち道を捜したが結局分からず、ついには帰りの道まで分からなくなり、かなり下ったところで道に再会したのは9時38分。この付近に赤テープはなく、鉈目と石積みを発見したのみ。
しかし道を下っていると、軌道の下をくぐって反対側へ行く道があった。これは登る時には通っていない。あとで考えるとこれが登山道だったかも知れない。軌道の鉄柱に赤いテープも付いていたような気がする。しかし登る時には赤テープには気付かなかった。10時に最終人家まで帰った。いやしの温泉郷から上がって行き、道が軌道から右へだんだん外れていった時に、おかしいと思うべきであった。これは作業道だったのだ。迂回しているように見えたのは獣道かも。次回ははっきりさせたい。
さて軌道の下の駅舎を見に行った。アスファルト道を少し上がると、あった。客車は4両あり、一度に10人くらいは乗れそうで、先頭車両には定員2名とはっきり書いている。
駅舎これは登山者相手のものだ。それにこれだけ大きな装置を個人で作ったとは思えない。こういうものにはためらいの気持ちがあって欲しい。林道は閉鎖されるのに複雑な気持ちだ。車で名頃林道下の登山口まで移動。
3.三嶺へ10:30下の登山口出発
10時30分下の登山口出発。わが車を入れて4台。パラパラ降ってきたが濡れるほどではない。急坂を登っていると疲れはないはずだが、どうも脚が進まない。朝5時半にコーヒー、パン少量を食べただけ。空腹感もなく行動食も食べてない。去年の寒風山、笹ヶ峰の時と同じ感覚だ。
11時28分合流点。ここでついに座り込んで羊羹を食べたが効果はもう一つ。7分休憩。天気が悪いので登山者は少ない。まゆみの木が12時13分。樹林帯を抜けてもガスで剣山次郎笈は見えない。汗はたくさんかいているが暑くない。明らかに異常、低血糖か。
12時40分ヒュッテ着。2時間10分かかった。とにかくいつものソバとゼリーを流し込んだ。しばらくすると体に力が湧いてくるのが分かった。ガス欠、シャリバテだった。
だれもいないので、ゆっくり備え付けのノートを広げて見ると、最初の記載は1992年、最新は昨日の徳島県の方。英語の書き込みも3編発見。スイスのベルン、USAのアイダホ、もう一人もUSAの計三人、ワールドワイドで嬉しくなった。40分間も長居をしてしまった。頂上へ向かっていると大きいリュックの女性5人組がやってきた。だれかいますか、と聞くのでいいえ、と返事。泊まるとのこと。
4.頂上、気温19度、強風、小雨まじり
13時35分頂上誰もいない。高知フスベヨリ谷から小雨交じりのガスがワーッと吹き上がり、その後視界が良くなり緑の木々が見え出す。帽子の紐がビューと鳴る。北の祖谷山系はわりに晴れている。コメツツジの花もかなり落ちて最終局面。蜂が風に飛ばされまいと必死にしがみついている。
5.下山
13:40頂上発。菅生へ下る道標を見に行った。ここからは笹原の上に三嶺頂上が見える。池へ向かっていると、水場はどこですかと聞かれたので同行した。剣山からここまで、今日が3泊目だとのこと。
下る頃になって元気が出てきた。下山中に一人に会い15時3分下の登山口着。車は計3台、あとの一人はどこに行ったのか。いやしの温泉郷からの登山道が大いに気になる。