山日記092播(05.08.06―05.08.07三嶺剣山)
2005年8月6,7日(土、日)
家発(7:35)→見の越→名頃橋→三嶺林道

コースタイム
登山開始(11:03)→下の登山口(11:34) →合流部(12:23) →まゆみの木(13:02) →水場(13:14) →(13:35)三嶺頂上(14:00) →東熊山(  )→白髪分岐(15:15))→白髪避難小屋着(15:25)
白髪避難小屋発(6:03) →笹原へ(06:46) →中東石立分岐(07:20) →高ノ瀬(07:45) →二重かずら橋分岐(08:27) →(09:02)丸石(09:10) →スーパー林道分岐(09:27) →次郎笈水場(10:10) →剣山頂上(10:55) →(11:54)見の越(11:04) →名頃橋(12:36)
同行者:なし

 昼飯をいつもの弁当箱に作ってもらって出発。ポカリ2L,水1L、ブドウパン、羊羹、カップ麺二つ、レトルトカレー一つ、パック米飯一つ、アルファ米一つ、ドライスープ一つ、コーヒー二つ、モンベルのフリース、靴下の換え、傘を持ち、スパッツはなし、シュラフカバーもなし。リュックは12kgちょっと。見の越では第二駐車場に誘導されて駐車した。ここから自転車に乗ってデポしに行った。吉備の仲山さんと同じところ。そこから名頃橋までR438を下り、林道を土砂崩れのすぐ下まで上がった。道路の左の広場に駐車し、早い昼食を食べた。

1. 出発
 林道を歩いて出発した。土砂崩れのすぐ下の右側に駐車場があった。下の登山口には車が3台。坂を上がっていくと汗が流れてくる。日が樹間から差し込んで天気はいい。合流部までに3人くらいとすれ違った。水場から頂上まで21分かかっている。

2. 三嶺頂上
 二組、二人。一人は西を向いて座り込んでいた。もう一人は立って南を見ていた。この人に白髪の水場について尋ねると詳しく説明してくれた。メガネ姿が以前見た写真の人に似ていたので、多分趣深山さんだろうと思ってホームページお持ちですか、と尋ねると持ってますとの返事。一宮町の「△△△△です」と自己紹介してくれた。菅生に自転車を置いてますとのことであった。

3.白髪避難小屋へ
 南からガスが吹き上げてきて、だんだん視界が悪くなり雨も降ってきた。14時ちょうどに頂上を下りた。リュックは重いので鎖場は気をつけて下りた。ぬた場は動物の足跡がたくさんついていた。雨風が強くなり、カッパのズボンを履いて傘をさし西からの雨を防いだ。いっそ上着も着てリュックのカバーもつけたら良かった。東熊山では横殴りの強風大雨だった。もう一つ峰を越えて、最後の登りがきつい。これを登って白髪分岐に来た。周囲は真っ白で何も見えない。3時25分に小屋に着いた。戸が開いていたので、こんにちはと言って入っていった。
 剣山から縦走してきて、いつもはテントに泊まるのだが今日は雨なのでここに泊まるとのこと。雨には濡れてなかったので、雨の前にここについたのだろう。猫の手さんを知っていた。趣深山さんとも先導してもらって一緒に昨年天狗塚に登ったそうだ。自転車が好きで、徳島から自転車で来て長崎の鼻から屋島にも登ったことがあるそうだ。大塚製薬に勤務しているらしい。ズボン、シャツが濡れてしまった。靴の中は濡れてない。
 
 雨が止んで、彼と水を汲みに行った。ふるさと林道の下50mのところ、と△△△△さんが言った意味が分かった。TSさんは行ったことがありそうで、上の谷に水が涸れていたので、そのまま下って下の沢に行った。彼が先に帰り、僕はひとりで帰ったが道に迷い小屋より東にでてしまった。夕焼けの写真を撮りに出た。
 四足谷に雲が西方からどんどん押し寄せてその向こうに三嶺が見える。寒くて腹が痛くなった。彼は10時40分の名頃発のバスで身の越に帰り車で帰宅するとのこと。僕の自転車の反対側に車を置いている。明日天気が悪ければ、三嶺へ引き返して一緒に車で帰りましょうと提案した。
 レトルトカレーとポタージュスープとパンを食べ、7時に寝袋に入ったが眠れず。窓が明るい。腹が不調で起きだして小屋裏で排便。8時ころにやっと薄暗くなった。阪神が大勝した。鹿の鳴き声が良く聞こえ、飛行機の爆音が大きく聞こえる。寝袋から腕が出ていると寒くて目が覚める程度の気温だ。携帯は圏外。

4.白髪避難小屋出発
 4時半ころTSさんが快晴ですねというので目が覚めた。日の出を見に出たら、彼がみんな坂を上がって見てますよというので西の坂を登った。南風が強くて寒い。快晴で剣山と次郎笈の間からの日の出。朝ご飯はコーヒーとブドウパン。電池が残り少ないというと彼が二本貸してくれた。住所を聞いてあとで送り返すことにした。徳島県○○町・・・・・・、TSAさんという方。彼が出て数分後に僕が出た。
 6時3分出発。朝日を受けて、小屋がきれいで僕の影も入れて記念写真。東へ向かうと、日光が眩しい。

5.剣山へ
 剣山まで17km、高ノ瀬まで5km。白髪の水もいれて4L持った。露がびっしりでゴアのズボンを履いて歩いた。刈り払いは完全で、刈られた笹はまだいくらか緑色をしている。赤屋根の三嶺避難小屋が見える。
 6時46分樹林帯を抜けて笹原へ。風は冷たい。石立山が右前から近づいてきた。7時20分中東石立分岐。剣山へ8km,中東山へは2.2kmだがその道は笹に覆われて歩きたい気持ちは湧かない。ここで水分補給。
 
 7時45分高ノ瀬1741m。少し前までは刈り払いは完全だがここからは刈っていない。展望はなく頂上標識が地面に転がっている。三角点は捜さなかった。少し行くと廃屋があった。急な岩場を下り終えた頃、携帯にHさんから連絡あり。この岩場を登るのはえらそう。あとは樹林帯をあるいていると、ひょこっと奥祖谷二重かずら橋へ道標が現われた。
 8時27分二重かずら橋分岐。剣山まで古い道標で4.6km,これは短すぎる。すぐに丸石避難小屋があり、中を覗いても誰もいない。林のすぐ上を鷹らしい大きい鳥が旋回している。ここからは穏やかな登り下りの繰り返しで、樹林帯を抜けるとすぐに丸石だ。刈り払いはしていないが歩きやすい。
 
 9時2分丸石、1684m。8分間の小休止。アブが多くなった。どうも水分と塩分を求めているらしい。リュックに留まっている。気温が少し上がったようで風が冷たいから涼しいになった。昨日今日と羊羹とポカリばかりで、変わったものが欲しくなった。剣山と次郎笈がすぐそこに見える。丸石を下り、林道への分岐が近くなり、向こうから来る縦走者3人とすれ違った。
 9時27分スーパー林道分岐。低いから気温も高くなったようだ。ここからの登りがきつい。もろに太陽を受ける。ここらでゴアのズボンを脱いでも良かった。後ろには天狗塚、以外にも土佐矢筈山が見える。今日は空気が澄んでいる。坂がきついので次郎笈へは行かず、巻き道へ。
 10時10分水場。黒い管二本から水が出ている。湧き水で冷たい。トラバースを越えてズボンを脱ぎ、白髪から持ってきた水1.8Lを廃棄した。最後の剣山の上り返しを、ゆっくり順調に上がり頂上へ着いた。

6.10時55分剣山頂上
 ベンチに座り我が家に電話しかし出ない。刀掛ノ松、西島駅を素通りして11時54分見ノ越へ帰った。300円のソフトクリームを食べ、自転車で名頃まで32分。ブレーキを掛けっぱなしで、臭くなった。林道を400m歩き我が車に帰った。丸石パークランドでウドンの昼食、見の越、貞光を経由して帰った。