山日記093番 東赤石山1707m 
2005年8月17日(日)晴れのち曇り、雨 

家(5:20)→川之江IC(6:29)78.0km→筏津山荘(7:25)113.2km→登山口着(14:25)  
山荘(14:37)113.2km→川之江IC(15:41)140km→家(17:01)226.0km

コースタイム
登山口(7:41) →瀬場道(7:59) →瀬場谷分岐(8:38) →広葉樹林帯へ(9:20) →右岸へ(9:30) →河床(9:49) →左岸へ(10:01) →赤石道(10:10) →展望が出た(10:25) →東西分岐(10:30) →頂上への分岐(10:44) →(11:01)頂上(11:45) →分岐(12:11) →大きい分岐(12:23) →林の中へ(12:30) →徒渉(12:45) →河床(12:53) →左岸へ(13:08) →瀬場谷分岐(13:45) →登山口着(14:25)  
登り3時間20分 
下り2時間40分
同行者:なし

1.出発
 午前は晴れ午後から一部雨の予報。高松西ICの少し手前で朝日がきれいに見えたので車を止めて写真に撮った。国道11号横のサンクスでソバを買い、コーヒーをポカリの200mlの瓶にいれブドウパンを持った。これが朝飯。水分は2.5L持ったはず。川之江ICから瀬場までゆっくり走り54分。駐車場に着くと、一人が出発していた。水洗トイレが坂の上にあり使用。準備していると、八王子の車が来て、ここは誰かに断って駐車するんですか、と聞かれた。
 家を出るときは元気だったが、豊浜あたりから体がだるく、眠くなった。筏津ではもう眠くて、しんどかったが、吐き気があれば撤退しようと決心して出発した。

2. 頂上まで
 登山口の書付に、ゆっくり歩いて頂上まで4時間と書いている。檜林の中の石道をあがっていった。青い栗のイガが落ちている。18分歩くと、右から瀬場からの登山道が合流した。笹や草がなくて露に濡れないので快適だ。
 少しいくと竹が生えていて、道端に竹棒が立ってその先にビニールの袋に入った紙があった。マムシが4匹いたから気をつけよ、という内容。反対側に先がY型をした棒が二本あった。マムシはこれで退治せよ、という意味に解した。展望はないがたまに林が切れて、下の谷川や遠方の山が見えて気持ちがよい。聞こえるものはキツツキのドラミング、夏の終わりを思わせる、うらぶれたアブラゼミの鳴き声、水音だけ。谷川の右岸に沿って上がっていき、丸太橋を渡り左岸に移りすぐ瀬場谷分岐に来た。きれいな丸太橋がいくつもあり、これは感心する。朽ちたのがない。道の石はキラリと光っている。
 
 瀬場谷分岐標高960m。右は尾根道経由、左は沢経由。杉林のなかをジギザグと歩いて、高度を稼いだ。かなりの絶壁ではるか下に谷川があるが、樹木が多くて危険な感じがしない。9時20分広葉樹林になり少し明るくなった。ここでコーヒーの残りを飲んだ。キャップが合っていなくて、保冷バッグの中にこぼれていた。午前中は晴れで午後雨の天気予報。ふみ跡ははっきりあり、要所にはテープがある。高度が増しかなり涼しくなった。
 リュックを背負ったままサイドからポカリを取り出し飲んでまた収めるテクニックを体得して、水分補給が楽になった。9時30分徒渉して右岸に移り、河床を30m歩いた。10時01分左岸に移った。ここは標高1380mくらい。10時10分沢の水音が聞こえなくなり赤石ごろごろの登山道になり、間もなく展望が開けた。
10時30分東西分岐の道標。目の前に八巻山がある。左(西)は赤石山荘へ、右(東)は東赤石山権現越へ。右へ行きトラバース道の石の上を歩き時には樹林帯を歩き東赤石山に近づいていった。
 10時44分頂上への分岐。ここで左へ向かい石ばかりの急坂を登り、頂上まで10分の標識を見て林の中を通り、最後の岩をよじ登ると頂上であった。そこには僕が駐車場に着いた時に出発していた男性がすでに到着していた。

3.頂上
 11時01分頂上、1707m。水分補給以外休みなく歩き続けて着いた。頂上も岩石の寄り合い。木々に邪魔されて北の展望はない。八巻山は西方すぐそこにあり、向こうに西赤石山が見える。瀬戸内海側からガスが吹き上げてくる。笹ヶ峰ちち山頂上はガスに覆われている。南の冠山、平家平も同様。沓掛山との吊り尾根の向こうに石鎚山がやっと見える。西には八巻山がすぐ見える。奥が西赤石山。 頂上には標識が5つもあり、ちょっとむつごい。
 ソバを食べて下山しようとしていると、一人上がって来た。東京の人で、もう10日間も山行行脚を続けている。3時間であがってきたそうで、そうとう健脚だ。200名山を目指しているそうだ。昨日は三嶺剣山へ行き、明日以後は石鎚山、笹ヶ峰へ行くそうだ。

4.下山
 11時45分、彼は昼食を食べるので僕が先に下りた。ところが間違って八巻山へ行ってしまった。来た道を逆に行ったはずなのに、どう考えても変だ。分岐まで帰って小便をしていると、彼が下りてきて一緒に下山した。途中でかれがサングラスを拾った。トラバーズまで来て、彼は西へ僕は東へ。
 登る時に道を振り返りながら、覚えてきたので帰りは覚えのあるところがほとんどであった。天気はよくて雨は降りそうになかった。瀬場谷分岐が13時45分、後で聞くと東京人はすでにここを通り過ぎていた。右岸にわたり途中で単独の男性が上がってくるのに出会った。小屋に泊まるのかも。暑くなく快調。
 左の谷川が深くなり、滝も見える。アスファルト道が見え出して小雨が降ってきた。杉林の中の石の階段道を降りて14時25分登山口についた。とたんに大粒になり、濡れながら駐車場についた。東京人は車の後ろドアを開け、裸になって着替えをしていた。ここらに風呂に入れるところはないか、聞かれたが答えられなかった。帰りに「気をつけて」と言うと「いろいろお世話になりました」と礼を言われた。
 元気はあるが、目をつぶると瞼が熱っぽい、やはり風邪のようだ。

5.帰路
 ゆっくり走って、間もなく冨郷ダムに来た。「とみさと」と読む。300mlのグレープフルーツを一気に飲んだ。豊浜SAで250円のソフトクリームを食べて帰った。