山日記095番 05.09.14剣山、次郎笈晴れ、曇り 頂上15度 )
2005年9月14日(水)
家(4:43)→貞光(5:58)55.7km→見ノ越(7:02)95.5km 見ノ越(13:04) →貞光(14:47)135.4km→家(16:09)191.0km

コースタイム
見ノ越(7:17)22度 →(7:58)西島(8:03) 18度→刀掛ノ松(8:15) →ヒュッテ(8:34)15度 →(8:45)頂上(9:30) →(10:20)次郎笈(10:50)18度→西島分岐(11:31) →(12:00)西島(12:15) →登山口(12:46)23度
登り3時間03分
下り1時間54分
同行者:なし

1.見ノ越まで
 朝4時に目覚ましで起きた。オリオン座が南の空にきれいに見えた。快晴。ノースリーブ下着、カッターシャツを着て、モンベルフリースと雨具を持った。コーヒ200mlをポカリのボトルに入れ、水分は2100mlとパン4個、羊羹。脇町のサンクスでそばとジャムパンを買った。
 土釜トンネルを越えると、貞光川の台風時の水量の多さが横の林の木の痛み具合で分かる。相当高いところまで水が上がっている。一宇の道路の温度計には気温はなく、4トン以上の車は桑平で通行止めになっていると表示している。たしかにスキー場と夫婦池の間で国道が半分崩れていた。見ノ越駐車場には一階に3−4台止まっていた。食事はジャムパンのつもりだが、一口食べただけで、コーヒーも半分くらい飲んだだけ。西島の少し上までガスで覆われている。土産物店もしまっている。

2.剣山まで
 和歌山の車がちょうど来た。登山道は台風で洗われ、石が浮いて、葉がたくさん落ちて散っている。しかし、排水溝をちゃんと切っている。西島駅には誰もいない。尾根道をとおり、刀掛けまで来た。ガスがでてきた。男性単独者が下りてきた。三嶺方面から猛烈に雲が流れてくる。ここから上はガスが濃く風も強い。ヒュッテが8時34分、15度。木道に出ると風が強烈になり、体が揺れる。ガスが吹き付けてフリースの表面に水滴がつき始めた。とにかく頂上までいったが、向こうは真っ白でなにも見えなかった。寒いので下山しようとしたが、ヒュッテで仕事をしていたのでいろいろはなしを聞いた。糞尿は灯油で焼却してカルシウムが少量のこるだけ。電気は観測施設があったので地下ケーブルが通っている。水は300m下からポンプであげているそうだ。ガスは小型のトラクターで運んでいる。ガス一本は38kg。キレンゲショウマ、イシヅチミズキは鹿の食害にあっていると。これらは新居さんの息子さんの話。午前中は山から上がる蒸気でガスがかかり、夕方になると晴れるそうだ。

3.次郎笈まで
 だんだんガスがうすくなり、次郎笈峠が見え出した。白骨樹の横で写真を撮り下っていった。だれもいない。次郎笈峠から振り返ると、剣山の四角い岩が見える。尾根道は溝が切られている。階段道も岩で修復されている。急坂を登っているうちにガスが晴れて頂上が見えるようになった。頂上はだれもいない。剣山はきれいに見える。三嶺頂上はガスに隠れている。
 標識のふもとの石の下にムカデが10数匹もいた。気色が悪い。ツバメが出てきだした。日が当たり18度。横になり寝入ってしまった。

4.下山
 またガスがでてきたので、白石方面に下りトラバースを通った。水場では一本の管からのみ水が出ていた。ここは静で、見晴らしが一番よい。谷の森林がきれいだ。西島へのトラバーズを取った。ここでも排水溝を切って、崩れた路肩は修復している。石灰岩のところを越えて休憩小屋を超えるとすぐに西島だ。
 9時からリフトが動いているが、客がある時だけ動いている。ここで昼食のソバを食べた。夫婦が尾根道から降りてきた。15分休み下りた。上空は曇っているが、頂上のガスはもうない。気温が高くなり、モンベルフリーズを脱いだ。女性の3−4人の組が上がってきて、熊はいましたかとヘンなことを聞かれた。
 
 登山口着は12時46分、でみやげ物店は二軒営業中で霧の峰は休業中。駐車馬で鳥獣保護管理センターを建築中であった。あった登山者は5−6人プラス最後の3−4人。夏の喧騒がうそのようで、新居さんによると紅葉の時期になるとまた客が増えるそうだ。

5.帰途
 13時4分出発、16時9分着。今晩7時から研究会がありそのために朝早く登った。。