山日記096番(05.09.17三嶺 曇り 強風17度 登山口から登山口5時間43分歩行5時間13分)
2005年9月17日
コースタイム
猪豚牧場下(8:25)→平尾谷口(9:05) →崩れ(10:00) →ダケモミ丘(10:18) →まゆみの木(10:50) →頂上(11:27) →(11:40)小屋(12:10) →分岐(12:43) →平尾谷登山口(13:28) →車(14:08)
登り3時間2分
下り1時間58分
同行者:なし
1. 出発
先々週の台風14号以来初めて、三嶺へ行った。半袖下着とカッターシャツを着てフリースと雨具、傘を持った。今日からラーメンでガスも持った。清水峠から貞光経由でR438へ。入り口に4トン以上は通行止め、の看板あり。夫婦池のしたで道の谷川が崩れて、青シートで覆っていた。見ノ越では合羽を着てリュックにカバーを付けて準備をしている人達がいた。一面ガスで小雨が降っていた。リフト横のトイレを使用。
R439を名頃まで下りて、林道を上がると愛媛の車がバックで下りてきたので、Uターンして猪豚牧場したまで下った。女性がダメダメと言っていた。その車は向きを変えてバンパーを擦りながら下りてきた。
2.名頃から
合羽のズボンを履き林道を歩き出してすぐ左側に三台止まっていた。黄色いテープが横に張られており、そのすぐ向こうに大きい陥没があった。道は岩だらけで、沢からは大量の土砂や木が流れ出している。ヘアピンをカットして斜面を彼らに続いて上がった。温度調節しようという彼らを追い越した。下の岩盤まで洗掘されている。
平尾谷登山口も岩だらけでここから上がった。台風14号で葉がたくさん落ちている。道は洗われて石が浮いている。登山道は5箇所崩れていて、その内二箇所は小規模で向こうの道がすぐそこに見えたが、他の三ヶ所は迂回路ができて、赤テープもすでに付いていた。ガスが濃いので上から下を見て、下山時に迷わないように風景を覚えた。
合流部をダケモミの丘というのだろうか。ここからはガスが濃くなり、大粒の水滴がパラパラ落ちてきたので傘をさして歩いた。樹林帯を抜けると強風で寒くなった。男性二人が下ってきた。池横の標識が傾いていた。カッターシャツでは寒かったが頂上往復の間は我慢した。
3.頂上
頂上からはなにも見えない。風は弱く気温は17度で周りは白のみ。鞍部が一番風が強いみたいだ。すぐ下りて避難小屋へ行った。ガスで湯を沸かしラーメンを作り食べていると、先ほどの10人が入ってきた。聞くとピストンするとのこと。今回も雑記帳を読んだ。この小屋は私の兄が建てたのです。今日見に来ました。というのがあった。トイレへいき排尿。木が崩れつつある。
4.下山
下るのはとにかく速い。上がってくる単独男性に、どこからあがったかと聞くと平尾谷だった。名頃登山口とみんな混同している。名頃登山口へおりようかと思ったが、登山道の様子がよくわからないので止めた。趣深山さんがのぼっていたのは知っていたが、もう一つ自信がなかった。
上から見ると崩れた向こうの道はよく分かった。それに今日だけでも10数人歩いているので、踏み跡がしっかりしてきている。単独男性とすれ違い、座り込んで休んでいる男性の横を通り、登山口に着いた。
ここでズボンを脱ぐとモンベルのズボンは濡れている。これは汗だろうと思うが、まさかゴアを通して外から入ったのではないだろう。
5.そば畑
そば畑と人形を見に行った。どうも三嶺タクシーのオーナーらしい人がいた。気さくで花について説明してくれた。ひっくり返すと裏に白い実が付いていた。NHK徳島の三人が取材に来ていて、マイクとカメラを向けられた。どの人形が面白いか、よく見に来るのか、どこから来たか、何時間かかったか、どの山に登っていたか、人形の数が増えているの知っていたかなど何度も聞かれた。
6.帰途
ちょっと見ノ越へよると、20-30台とハイヤーが三台あった。ガスがますます濃くなり、徐行しながら下りた。R438の崩落地点では、両側に係員が付いて安全確保していた。ご苦労な仕事です。