山日記100番(05.10.30 土佐矢筈山1607m 登山口から登山口5時間10分)
2005年10月30日(日)晴れ15度 樹林帯は11度

家(6:18)→脇町(7:07)42.8km→吉野川オアシス(7:31)71.0km→井川池田IC(7:40)77.7km→モンベル(8:01)99.4km→大歩危橋(8:09)103.3km→京上(8:40)124.1km→(9:10)京柱峠(14:45)138.1km→京上(15:12)152.2km→見ノ越(16:21)180.7km→貞光(17:26)220.3km→家(18:48)276.1km

コースタイム
登山口(9:22) →展望台(9:50) →モミ千本(10:20) →頂上(10:25) →小檜曽山分岐(10:41) →(10:50)小檜曽山(11:00) →分岐(11:08) →尾根(11:50) →(11:55)頂上(12:48) →分岐(13:38) →モミ千本(13:54) →カヤ(14:27) →登山口(14:32)

登り2時間33分
下り1時間44分

同行者:なし

1. 出発。登山口まで
 長袖下着と長袖シャツを着てダウンジャケットを持った。水分は1.5L、干しぶどう、チョコ、ジャムパン、羊羹、カップラーメン大と小、ガスも。サンクスで60円のジャムパンと牛乳を買い食べながら走ったが、安いのは不味い。吉野川オアシスでトイレ休憩。脇町、脇町IC、井川池田ICでパトカーが待機していたが、その理由は不明。
 京上から右折しR439に入り、朝日の射す山道を走った。途中鳩やヤマドリを見かけた。京柱峠は地形図では標高1070mくらいで、広くてすでに三台くらい来ていた。ここでまたトイレ休憩。食堂があったのには驚いた。壁に猪肉ウドン800円のメニューが掛かっていた。大豊ICまで30kmあるそうだ。京柱峠の看板の向こうには高知の山々が見える。左への山道を1分くらい歩くと、右向きに道標があり9時22分山中に入っていった。

2.小檜曽山山頂まで
 その内背丈のかやの中を通り、腰の高さの笹原を抜けて樹林帯に入った。露がありズボンが濡れたが冷たいほどではない。左前に雲がかかった牛の背、天狗塚が見える。道はかなり急で落ち葉に覆われ、滑りやすい。前の夫婦に追いつき、話を聞くと岡山から大豊ICを経てやってきたそうだ。嫁さんがよくしゃべる。ヒメシャラらしい木に夏椿の名前がかかっていたので、これヒメシャラ違いますかと夫婦に尋ねると、よく知りませんとの返事だった。(夏椿はヒメシャラより花、、葉とも大きい。ともにstewartiaである) 
 
 青空をバックにした紅葉がきれい。痩せ尾根を通り間もなく10時20分モミ千本の看板があり、モミ林に入った。台風で倒木があちこちにある。10分で林を抜けるとコメツツジが赤くなった笹原で、先行者が三人ゆっくり歩いている。刈り払いは全くなし。
 10時41分小檜曽山への分岐に来たが、どの山か分からないので先行者に聞くと、右のすぐそこの山らしい。腰までの笹原をどんどん歩くと、9分で10時50分頂上1525mに着いた。女性がいたが、言葉からすると高知人だ。もう笹の露は乾いている。綱附森や矢筈山の笹原は少し黄色味がでている。女性が去った後男性二人組がやって来てガスをつけ、保冷バッグからビールを出して飲みだした。11時00分出発。

3.矢筈山まで
 矢筈山へ向かっていると、あの夫婦がまたいて、あなた健脚やなーと言われた。ここにもまた小檜曽山があり、標高は1541mで、こちらのが間違いの山だと、本に書いている。快晴の天気の中きれいな笹原を穏やかに登ったり下ったりして矢筈山に近づいた。あの山の向こうにはどんな風景画あるのだろうかと考えると、早くそこに行きたくなる。樹林帯は紅葉がきれいでやや気温が低く、笹は腰の高さ。ここを抜けて尾根に出ると、頂上はすぐそこで、期待どおり向こうに剣山、次郎笈が見え、斜面の南面には矢筈峠に至る道が下っている。

4.頂上
 11時55分、1607mで気温15度で風が強い。祖谷山系は霞んで見えなかったが、しばらくすると視界がよくなり、双眼鏡で落合峠の多くの車が見えた。綱附森登山口にも車が多い。東側は切れ落ちて断崖絶壁、下は紅葉がきれいだ。天狗塚の右に尖った三嶺、白髪山はこちらから見ても三角形、一番奥で三嶺と白髪山の間に剣山と次郎笈がある。つぎつぎ人が上がってくるが長居する人は少ない。ガスで湯を沸かし小さいカップラーメンを食べた。女性に剣山をバックにして我が写真を撮ってもらい、下山を始めた。

5.下山
 12時48分下山。祖谷山系のガスが完全に晴れ、黒笠山、阿波矢筈山から寒峰まで手にとるように見えるのは感激だ。樹林帯では11度で少し寒い、13時38分子檜曽分岐、13時54分モミ林へ、男性が二人鋸と鉈を持って倒木を切りながら上がって来、14時27分かやの中へ、登山口着は14時32分。

 香川4台、高知2台、愛媛1台、徳島1台、岡山1台の車。例の夫婦がまた、あなたは脚が違うな、と言った。
6.帰途
 さてここから、京上まで行ったが、多分かずら橋は混雑していることだから見ノ越へ向かったところ、こちらも逆行してくる車がいつもの比でなかった。あのソバはもう刈り取られて、整地され耕運機で耕していた。人形の写真を撮っていると、つぎつぎ車が止まり人形を見ている。
 剣山の紅葉は見事。R438を下る車も多くて、遅いのでブーと鳴らして追い越して行った。行きも帰りも3時間で138kmであった。