山日記106番(05.11.26サガリハゲ山1740m 登山口から登山口まで6時間05分)
2005年11月26日(土)快晴から晴れ 頂上9度無風

家 (5:27)0km →脇町IC(6:27)43.2km →江口駅(6:49)65.7km→(8:04)落合峠(14:35)101.9km→三加茂R192(15:30)129.0km→三頭トンネル出た(16:01)148.8km→R32(16:36)177.5km→家(17:20)199.7km

コースタイム
登山口(8:30) →サガリハゲ分岐(10:00) →前衛峰(10:20) →(11:15)笹漕ぎ(11:24) →(11:44)頂上(12:20) →分岐(13:37) →登山口着(14:35)

登り3時間14分
下り2時間15分
同行者:Hさん

1. 出発
 昨夜Hさんと矢筈山へいく約束。4時50分目覚ましでおき、長袖シャツ、トックリシャツを着た。モンベルフリース、ダウン、スパッツ、雨合羽は持ち、ガスバーナー130g新品、カップラーメン、チョコ、アンパン、ポカリ1L,水500ml、羊羹、干しぶどうを持った。サンクスで牛乳を買い、ジャムパンがなかったので向こうの県道10号沿いのローソンで買った。北斗七星が高くみえるが、オリオンは不明。牛乳を飲みながらパンを食べながら走った。(オリオンは真夜中に南に見えた、12月2日(金)忘年会から帰って)
 
 脇町で高速に乗り美馬ICで下り、国道を走り江口駅でトイレ休憩、ここまで1時間22分、66km。三加茂町役場ではすでにHさんが待っていた。こちらの車に乗り県道44号を走った。途中桟敷峠のところで直進して風呂塔キャンプ場まで行った。まだ工事中だが一応通れた。桟敷峠を越えて深淵でいったん止まり、風呂塔への登山標識を確認したが、字面が大きい杉の木に向かっていて読めない。かつては杉が小さくて読めたのだろうが、今は登山道まで字面の反体側にある。

 落合峠にはまだだれも居らずわれらが一台目。快晴で寒いと予想したが無風で二枚着ただけで十分、モンベルのフリースはザックにはさんだ。

2.分岐まで
 Hさんはオスプレイの35Lに結構詰め込んでいて、持たせてもらうと重い。斜面を上がって、振り返るともう一台来て二人が準備中であった。岩に登りニコンの20mmで撮影。なかなかシャッターが下りず時間がかかった。ASA100を使っている。笹は深くて地面が見えず霜が付いて太腿が濡れて冷たかったが、天気が良いのですぐ乾くだろうとの見込みどうりすぐ乾いた。
 尾根の樹林帯には先日の雪が残ってもう冬山の雰囲気だ。大きいぬた場に猪の足跡がいっぱいありその一つを見てこれは20貫はあるなと。左を見ると石堂山がありその右に御塔石らしいのが見えるので双眼鏡で観察するとその左に白い説明版まで見えた。
 
 サガリハゲ分岐の下の北面の斜面は雪がかなりありよく滑るのでロープが役に立った。分岐のすぐ下の日光の当るところでリュックを下ろし小休止。ポカリと羊羹を食べた。10時00分。数分休憩。

3.サガリハゲ山まで
 ここで予定変更。Hさんがちょっとサガリハゲへの道行ってみますかと言うので、すぐ同意した。右の笹の道に入り、雪の中を歩いて急斜面をよじ登って尾根に出て、すぐ左の高い岩に登った。これは前衛峰の頂上だ。展望は抜群で僕のニコンで何枚も撮ってもらった。寒峰から烏帽子、矢筈、黒笠山まで。ここで予定は完全に否定され、サガリハゲへ行きますかとの提案に大いに乗り気になり賛成した。
 
 すぐ南の峰はかなり高くて登り返しがえらそうだ。南に向かって道はだいたい尾根に沿ってあり、テープも古いのが付いているが倒木はあり、蔓がからまり、道は左に傾きさらに笹が倒れ掛かっているので歩きにくい。帰って見ると分県本には悪路となっている。ツツジは多くすでに芽が出掛かっているが、これはこのまま冬を越すのだろう。樹間から右に落禿、落合峠が見える。テープを付けながら進んだ。サガリハゲ手前の鞍部からは肩までの深さの笹原で、左の尾根にでても良いし、右に見える北の支尾根に出ても良い。10分間笹漕ぎして支尾根に出た。後は高度を稼ぎ、青いタオルの掛かった木のい横を通り頂上にでたと思ったらもう一つ向こうがそうだった。

4.頂上
 11時44分、3時間14分かかった。1740mの標識が三つあり、二つは字面が南を向き矢筈山を背景にして写真を撮った時に順光で写るように策略されている。二万五千分の一地形図では標高の記載はないが等高線を見ると確かに1740mで、丸が二つあり、次のが頂上だと理解できる。30mくらい南に下りると展望がよく、東の剣山から西の土佐矢筈山までが高い衝立のようで、北西の寒峰から烏帽子山、東の黒笠山まで今日は快晴ですべて見える。落合峠に四台、駐車場に一台見える。湯を沸かしカップラーメン大を食べた。

5.下山
 帰りの車道が暗くなるので矢筈山は止めよう、となった。残念だったが仕方ない。少し雲が出てきたがまだ日は出ている。矢筈分岐を過ぎ尾根を西に向かっていると、向こうでパンという音しばらくしてパンパンと二発。散弾銃の音で獲物は鹿か猪か、ここまで鳥を撃ちに来る人はいないそうだ。ライフルはドーンと響くそうだ。休憩なく速く歩き14時35分登山口着。車は二台のみで、老人が一人で峠でくつろいでいた。

6.帰途
 毎時50分から10分間深淵の工事区間が通れるので急いで車を発車させた。烏帽子登山口下の工事場所は14時50分過ぎでちょうどよかった。紅葉が終わると急に登山者が減ってしまう。三加茂でHさんを降ろし、R192から左折したら間違って三野町へ出たのでそのまま県道12号を通り美馬でR438へ入り、三頭トンネル、R32、円座を通りR11へ入り帰宅した。

 好天、誰にも会わず展望は抜群、視界良好で満足の一日であったが、久しぶりの山行でかなり疲れた。この山は悪路で一人では多分行けなかっただろう。取った水分は1Lで体重は52.0kgであった。シャツ二枚で十分であった。スパッツは必要だった。
 気圧高度計による累積上昇高度は822mであった。数日まえから左の耳鳴りがしている、耳管が詰まった様な感じだが山登りには支障はなかった。