山日記116番(笹ヶ峰1860m登山口から登山口7時間29分)
2006年02月05日(日)笹ヶ峰曇りのち晴れ気温マイナス6度 強風
家(5:54)→登山口着(8:15)139.8km 登山口(16:15)→R194(150.8km→R11(17:03)159.6km→西条IC(16:39)271.3km→家(16:55)278.3km
コースタイム
下津池登山口(8:38) →宿(9:46) →丸山荘(10:27) →(12:26)頂上(13:35) →(14:38)丸山荘(15:03)
→宿(15:22) →登山口(16:07)
登り3時間48分
下り2時間32分
同行者:Hさん
1.出発
起きると快晴、準備はいつもと同じで飲み物はおいしいコーヒー牛乳を買っているのを持ち、パンは美味しいのを二つ、カップラーメン、チョコ、羊羹、干しぶどう。大野原ICを出てすぐHさんを乗せて、西条IC、R194を通り、林道は最後までチェーンをつけずに行った。先客は二台。雪が降り出した。橋を渡り少し行って排便。
2.丸山荘まで
スノーシューは置いて、アイゼンをリュックにいれて登って行った。直後に5人組が車で到着した。トラロープのある急坂は記憶にあった。宿までは順調で、ここでアイゼンを装着中に後からきた五人組みが追い越して行った。上に行くほどガスが濃くなり展望はよくならず、今日はダメかなとの思いが強くなり、せっかく持ってきたマミヤ645も出番がなさそう。霧氷がますます大きくなり荘の手前で薄日が射すようになった。五人組が休んでおり、引率していそうな男性がいろいろ他の山のことを聞いてくる。パンを食べている内に彼らが出発した。気温はマイナス5.5度。
3.頂上まで
頂上まで40分の標識があるが、これは夏でも速過ぎ、雪山ではとんでもない時間で、さすがに紅葉谷には踏み後はなかった。笹ヶ峰は一向に見えず、樹林帯の中をゆっくり上がって行った。
向こうの坂で先行した五人組みが渋滞していると思ったら、急に女性が一人腹ばいで滑り落ちてきた。てっきりあそんでいるのだと思ったが真剣さが違うので落ちたのだと分かった。もう一人の女性は凍結した急坂で動けなくなっていたので、僕が横に行きピッケルで足場を作り坂の上まで誘導してあげた。その途中青いマントを着た男性が仰向けになりものすごい速さで下に滑っていった。怪我はなかったようで、元気だった。しばらくステップを作り先導したが、樹林帯の上では無理だろうということになり、彼らは下山した。
先行者は夏道からはずれて、最後の曲がり角から直登していたので我らも従った。帰りに正しい夏道を通ったが、完全に凍結した急斜面であった。クラストした笹原を南に向かい登山道に合流した。
少し行くと、夫婦が下山してきたが、向こうから剣山で会ったねと言い出し、そういえばそうだと思い出した。雪は深いところで1mくらいだが、クラストしており、たまに踏み抜くことがあるくらいだ。最後で右へ曲がるところで先行者は左へ向かっているのでその様に上がったところ、スノーシューを背中につけた単独者が下りてき、その内ちち山への縦走路にでたので西へ向かうと頂上に出た。
4.頂上
気温を測ろう思い寒暖計を探すといつもの袋になかった、どこかで落としたらしい。雲が時々切れだし、ちち山に日光が当ったチャンスにマミヤ645で写真をとったが、手袋を脱ぐと痛いくらいに冷たく、これはぜひ薄手の手袋が必要だ。岩の東で風邪を除けてラーメンの昼食。
なかなか晴れないので下りることにして、夏道を降りているとだんだん快晴になってき、急いで雪原でマミヤで青空、白雪のなかで互いに写真を撮りあった。しかしこれらは家で取り出すとフィルムが巻き取られておらず全く映っていなかった。スタートラインが合っていなかったようだ。
5.下山
北斜面は完全に凍結し、南に半月が見えるのは完全に空気が澄んでいるからだ。テント場や荘周囲の雪原でスノーシューで歩いているのが見える。丸山荘の屋根は雪で覆われて赤いところは見えない。樹林帯に入り夏道道はすぐ右に曲がっているのだが、先行者は真っ直ぐ降りていた。夏道は完全に埋まりクラストしているのでアイゼンとピッケルを活用して下りた。
五人組みが退却したところに寒暖計が雪に突き刺さっていた、だれかが落ちていたのを拾いこうしたのだろうthank you。テント場で完全に晴れた空と笹ヶ峰をバックにして撮影。丸山荘では三人おりいずれもベテランそうだった。北に行き岡に登るとちち山が真っ白に見え、絶景、思ったより樹木が多い。小休止してまた下山開始し、宿の下でアイゼンをとった。あの丸く高い山の少し手前が登山口らしい。
6.登山口
だれも居らず、車もないのであの三人はどこからどういう風に来たのか。帰りのためにタイヤチェーンをつけていたがすぐのけて帰途に着いた。途中の橋からは笹ヶ峰がよく見え方角は、逆に見て300度。