山日記207番(三嶺1983m西熊山1816m天狗塚1812m牛の背1757m)
三嶺北西尾根取り付きから牛の背下砂防堰堤まで8時間44分
2008年7月6日(日)晴れ風あり三嶺20度西熊山21度天狗塚22度 高松34.1/25.4徳島30.7/24.2
家(4:28)→清水峠(5:13)30.9km→R438へ(5:40)55.5km→県道261へ(6:03)73.3km→小島峠(6:22)84.7km→(6:42)いやしの温泉郷(6:47)95.1km→土捨て場(6:56)99.4km そこから砂防堰堤まで往復111.3km
土捨て場(16:47)→R192へ(18:07)43.6km→清水峠(18:35)63.8km→家(19:32)99.4km
コースタイム
土捨て場(7:33)→廃屋(8:00)→瓶(8:15)→(8:23)休憩(8:27)→杉林終わり(8:35)→尾根(9:06)→ケルン(9:10)→岩左のケルン(9:18)→小平原(9:25)→(9:35)白骨樹(9:45)→樹林帯を抜けた(10:08)→縦走路(10:25)→(10:37)三嶺.(10:56)20度→(12:06)西熊山(12:13)21度→(12:35)お亀岩(12:50)20.5度→綱付け分岐(13:15)→天狗峠(13:21)→(13:44)天狗塚(14:10)22度→(14:45)三角点(14:45)→右折(15:40)→堰堤(16:17)→車(16:23)→土捨て場(16:40)
取り付きから三嶺 3時間04分
三嶺から天狗塚2時間48分
天狗塚から堰堤2時間07分
同行者 二人An御夫妻
1. 出発
4時過ぎに目覚ましで起き朝飯用のパンを焼きジャムを付け買い置きのコーヒーを持ち、ポカリ茶水合計2780mlゼリーパック3個羊羹二個菓子バー4個餡菓子6個(118円)ピーナッツ少量、沿道で買ったまた値上がりした助六寿司398円を持った。
土捨て場にはすでにAnさん夫妻は来ており準備も終わっていたので、すぐ一緒に砂防堰堤まで行きそこから僕の車で引き返した。他に車はなかった。
2.三嶺まで
ストック二本Lowaの靴を履き、An夫人僕Anさんの順で出発した。すぐに作業道に出て車を見たら真北にあった。間も無くえらくなり汗も落ちだしたので急いでゼリーパックを7割がた食べると食パン一枚ではエネルギーが足らないはずで急に元気になった。廃屋、瓶の割れた所を過ぎ1時間2分で杉林を抜け広葉樹林帯に入りすぐに急坂にさしかかった。
若葉は色が濃くなりよく茂って周りの風景が見えなくなっていた。ここからは踏み跡はなく坂を上るのに精一杯であった。坂を上りきると前方に三嶺西熊山の縦走路尾根が見え出し、そこから4分で道端の例のケルンにきた。
赤テープの話になり、netでテープ禁止の書き込みがよくあるのでこれが精神的に抑止力になり前回はどうしてもテープが付けられなかったとの感触を僕も安藤さんも持っていた。
前回下りで西の尾根に乗ってしまった原因はここにあった。下山時いつまでも北西に向かっていると尾根を西側に行き過ぎるのだった。適当なところで北に方向を向けるべき、その場所はわれらではケルンから4分下ったところだが、ケルンからすぐ北に方向転換してもきっとよいのだろう。
白骨樹で小休止し、1806m峰は左に巻くように上がり樹林帯を出ると前回われらが歩いて来た踏み跡にちょうど当たり笹原の中縦走路に出た。ここから見る三嶺は低い丘のようで迫力がないとAnさんが言った。
三嶺着は10時37分で3時間04分かかった。頂上は20度風があり10人くらいおり、すぐ座り込んで寿司の昼飯にした。Anさんがスモモ二つと青りんご一つくれたのでまずスモモを食べた。人が多くて歩きにくかったので避難小屋の写真は撮りに行かなかった。寿司を食べるといつも急速に元気が出てくるのが分かる。天狗から三嶺往復の単独男性がいたが彼には後に天狗でまた会うことになった。
3.西熊山まで
コース予定時刻より少し遅れているとのことであった。10時56分三嶺発、近くの男性がどこまでと聞くので夫人が牛の背までですと答えていた。高知の谷から蝉の鳴き声が上がってきて笹原はかなり緑になり日光は強いが北風が涼しく、視界はよく剣山天狗遠くは雲の中かすかに石鎚まで見えた。歩く順番は一貫して夫人僕Anさん。北斜面の道を上がり、古い支柱と錆びた鉄釘だけの道標を過ぎるとすぐに西熊山の頂上だ。この支柱は倒れそうでなかなか倒れない。
12時06分西熊山着、気温21度で誰もおらず、7分休んで出発。
4.天狗塚三角点まで
西熊山北西尾根の入り口を過ぎ、間も無く先頭者が笠を背中に串刺しにしている外人4人組みとすれ違った。お亀岩でトイレ休憩していると男性が追いついてきてレンズカバーをかざしてこれ違いますかというので僕らの前に落ちてましたよと答えた。地蔵の頭は見上げると高そうだが実際歩いてみるとそれほどでもないのでご安心を。
綱付け森分岐が13時15分、かなり予定コースタイムに近づいてきた。途中夫婦、リュックをデポしている三嶺で会った男性とすれ違い、13時44分三嶺から2時間48分で頂上へ着いた。この天気のいい日にだれもいなかった。持ってくるのは重いのにここでもAnさんからみかんを頂いた。
夫人が助六寿司を食べ14時10分出発した。池の水は少なく逆さ天狗は無し、牛の背からは天狗から左方向へ天狗峠次郎笈西熊山三嶺塔の丸まできれいに見えた。南の高知の山からは白い雲が何本も舞い上がっており、それはきっと大雨で山が含んだ水が上がっているのだろう。牛の背にも我ら以外だれも居らず、今日はどうしたのかと思ってしまう。三角点で5分間給水した。
5.堰堤まで
笹原の十字路で笹の軸に地面すれすれにつけている赤テープを二つ発見、尾根の樹林帯でも二つ、全て新しくこのままではすぐに30個や40個に増えるに違いない。樹林帯では名前を知らない蝉のケンケンとアブラゼミのジージーという鳴き声が周りから聞こえた。下の杉林の中ではテープはなかったのは良かった。堰堤着は16時17分。
6.帰途
車で久保蔭橋東まで行き帰り仕度をしていると香川ナンバーの軽四で長靴をはいた男性が尾根から降りてきたので話をすると登山道を見に来たとのことであったが、どうも登山者には見えなかった。たとえばどこにワサビがある、山芍薬があるなどは公表しないほうがよいようです。
16時47分土捨て場出発、貞光に近づくにつれ空気が熱く湿っぽくなり穴吹の吉野川で30度、清水峠で28度であった。
今日摂った量、水分は1800mlくらい、ゼリーパック二個スモモ二個餡菓子4個ミカン梅干一個助六寿司一パック。帰宅後54.3kg夕食後55.6kg、うなじ前腕が日に焼けてひりひりする。3週間ぶりの山歩きで疲れたがAnさんたちは余裕をもっていた。剣山天狗塚間13時間の脚力がものを言っている。